みやがわみちこがお届けする「なんでも仙人」ブログ

ご相談例六の続き②欠点を魅力に変える方法

「お待たせしてわるかったのぅ。では魅力について話すとしよう。」

「はい!」

なんでも仙人は言葉を大切に扱うように、ゆっくりと話しだした。

「全体によいエネルギーの渦が巻くこと、これを『魅力』というのじゃ。」

「全体に!」

私は息をのんだ。

「自分の完璧さを求めることが、魅力につながるのではない。
全体によいエネルギーの渦が巻いたかどうか?が、魅力に関わってくるわけじゃ。
みなは魅力的な人とは、特別な人を思い描こうが、
全体によいエネルギーの渦を巻くことは、実は誰にでもできる。」

「誰にでも?」

「そう。」

なんでも仙人は力強く頷いた。

「どうやったら全体によいエネルギーの渦が巻けるんですか?」

「ふむ、それはじゃ・・・、
先ほども申したが、人は自己重要感を渇望しておろう?
誰しも人から感謝されたいと思うておる。
ゆえ、お互いの足りないところや、苦手なところを補い合い、
その際感謝の言葉を心から伝え合えた時、そこにはお互いが喜ぶ愛のエネルギーが満ちるのじゃ。
これが全体によいエネルギーの渦が巻くということのひとつの例でもある。」

「なるほど!」

「他にもあるぞ。
誰かが感動する話をしていたとする。
その話を聴いている者は、うんうんとうなずきながら熱心に話を聴こう?」

「はい。」

「それだけで、聴き手の者が、話し手に十分に与えているのじゃよ。」

「えっ?話し手が与えているんじゃなくて?」

「ふむ、一見話し手が与えているように見えよう?」

「見えます。」

「しかしな、自分の話を熱心にうんうんと聴いてもらうことは、
話し手の自己重要感をグンとアップさせているのじゃよ。
つまり話し手は、聴き手からエネルギーをもらっているということじゃな。」

「なんと!」

「しかしたいていの話し手は、それに気付かない。」

「はい、気付きません。」

「自分が与えている側だと思っている。」

「そうですね。」

「もし話し手がそのことに気付いて、
『今日はこんなに熱心に話をきいてもらって、本当にありがとうございました!嬉しかったです。
わたしもみなさんからエネルギーをいっぱいいただきました。』と伝えたら、聴き手はどう感じるかな?」

「そりゃぁ嬉しいですよ!
素敵な話をしてくださった方からそんな言葉をいただいたら、
きっとすごく嬉しくなると思います!それだけで、今日一日、いい笑顔でいられると思います。」

「そうじゃろ。つまり、これが魅力。
これが全体によきエネルギーの渦が巻くということじゃな。」

「なるほど!」

私は深くうなった。
魅力的な人って、誰でもなれるんだ。
特別なことじゃないんだ。
上手く話せなくても、うんうんと聴いてるだけでも、魅力的な人になれるんだ。

なんでも仙人はそんな私の心の動きを、ニコニコしながら見守ってくれている。
とても嬉しそうだ。

「人はみな自分の至らなさを許せないでいる。これではダメだと鞭打つ。
しかし至らない自分でも、魅力的な人になれるんだと知った者の心が、どれくらい救われるか・・・。
分るかね?」

「はい、分かります!」

「それを人に教えてあげなさい。」

「はい!」

「さすれば、それだけで人が救われる。みんなが元気になれるのじゃ。
世の中によきエネルギーの渦が巻こう?」

「はい!」

「これこそが、最大の魅力!欠点を魅力に変える方法ぞ。」

「!!」

なんでも仙人と話していると不思議だ。
今まで見ていた世界が、全く違った輝きに満ちた世界に見えてくる。
世の中は何も変わっていないのに、見ている景色や、人の輝きまで違って見えてきてしまう。
まさにパラダイムシフトだ。

「さてそち、自分の体に対して少しは罪悪感が減ったかね?」

「はい。今まで自分の体の弱さを責めていたのが、なんだか少しゆるんだような気がします。
いい子いい子してあげたい気分になってきました。」

「ふむ、それはなにより。」

なんでも仙人は嬉しそうにほほ笑んだ。

「自分の体を愛おしく思ってあげられたら、それだけで体も心もずいぶんと軽くなる。」

「そうですね。」

「自分の今のままの体に感謝することは、とても大切なことなのじゃよ。」

「はい。」

「さて自分の体への感謝が感じつくせたら、ぜひこの言葉を使ってみてほしい。」

  
『わたしの体はみんなのおかげで、どんどん元気になっていく』                      

「思考は現実化する。
ゆえ、最初からこの言葉を使ってもよいのじゃが、
それだと欠点を最大の魅力に変える域にまでたどりつかぬのじゃよ。」

「!!」

深い!深すぎるなんでも仙人!
わたしは心の中でうなった。

「人はな、全体で学んでいる。
どれだけ自分を許してあげられたか?どれだけ相手を許してあげられたか?
それを学ぶために、人は何度も生まれ変わっては人生の続きを生きている。
欠点は最大の魅力になる輝きを含んでいるのじゃ。
そのことをみなが知った時、多くの者が救われる。この世が天国へと変わるのじゃ。」

「はい!」

「さぁ、みなで欠点を魅力に変えようぞ!」

コメント一覧

みやがわみちこ
ありがとうございます
みき様

嬉しいご感想をいただき、ありがとうございます
みき
ありがたや、ありがたや🙏。
仙人さんの話は、今まで私が疑問に思っていたたくさんのことに対しての答えです。本当に貴重な話をありがとうございます😂。5026
なんでも仙人の弟子
素晴らしいですね。
紫さま

素敵な気づきのコメントをいただき、
ありがとうございます。

紫さまのおっしゃるとおりですね。
「甘え上手の感謝上手」素敵な言葉ですね。
ありがとうございます。
ありがとうございます
こちらの3日間のお話は、本当にありがたいです。ここまで、丁寧に分かりやすく納得!という感じです。自分は、どうだろうかと考えた時、自分の事は自分でする、と教育?されてきました。それでいて、人には親切にとも。一見、双方とも良いことのように思いますが、よく考えてみると、矛盾していますよね。親切に出来るということは、親切を受ける方もいるということ。あとは、うまく言えませんが、分かったことは一番に自分に優しく、次に周りに優しく、そうしていくことで、全体に調和が生れてくるのですね。違うかな?自分を責めることを止め、甘え上手の感謝上手になりたいです。ありがとうございます。
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