ヴィーガンマフィン屋「七曜日」

卵、バターなどの動物性食材、白砂糖を使わずにつくる
ヴィーガンマフィン屋「七曜日(nanayoubi)」ができるまで。

映画サロン「kiiiiino」との出会い

2009-11-29 10:08:41 | 活動・制作
私たちが映画サロン「kiiiiino<キノ>」に参加させていただいたのは、DADA CAFE
オーナー田村健治さんが定期的に開催している、「お話し会」に出席したことが
きっかけでした。

ヴィーガンマフィン屋をやろう! と決めたものの、何をどうすればいいのかよく
わからず、とりあえず自分たちのやりたいイメージに近いお店やカフェをめぐって
いたとき、DADA CAFEの「お話し会」の情報をキャッチしました。
参加募集にあった「お店を開きたいと思ってるけど、何から考えたらよいのかわか
らない人」というのを見て、直感ですぐに連絡。

当日は3組の参加が予定されていたそうですが、たまたまキャンセルになり、私たち
だけが出席しました。
ほかの方のお話も聞いてみたいと思っていたけど、ほんとうに右も左もわからない
私たちにとって、1組でじっくりお話しできたのは、とてもラッキーなことでした。

田村さんとお話ししながら、自分たちのやりたいことが見えてきたり、励まされたり。
そのうえご好意で、「kiiiiino」にもチャレンジさせていただきました。
感謝の気持ちでいっぱいです。
今回の貴重な体験をステップに、ヴィーガンマフィン屋オープンの実現に向けて、
1歩ずつ進んでいきたいと思います。

お店やカフェをやりたいなと思っている方には、「お話し会」への参加をおススメします!
そうでない人にも、古民家を改装したどこか懐かしいDADA CAFEの空間は、きっと心が
なごむはず。ぜひ訪れてみてくださいね。
代々木駅から徒歩2分の場所とは思えないくらい、ゆったりとした時間が流れています。

アクセスや営業時間はこちらから。

映画サロン「kiiiiino」 後編

2009-11-29 00:11:11 | 交流・イベント
映画サロン「kiiiiino」 前編 の続きです。

みなさんのお食事と歓談が進んだころ、田村さんの合図を受けて、私たちは控え室へ。
DADA CAFEスタッフの佐々木光葉さんと、マフィンを出す準備に入りました。

実はココにも、ちょっとしたシカケがありました。
当日は光葉さんのお誕生日だったため、秘かに光葉さんの大好きなスコーンで、
バースデイケーキが用意されていたのです。

私たちは、事前に田村さんから「マフィンの準備で時間を稼いで」とお願いされて
いました。
その間に、参加者のみなさんにクラッカーを配り、スコーンのバースデイケーキを
用意するというダンドリです。
友人たちともよく、サプライズパーティーを企画している私たちは、よろこんで
協力させていただきました。

何も知らない光葉さんと一緒に、あれこれお話をしながらマフィンをどんどん並べて
いきます。
光葉さんは、イベントの前に試作でお持ちした黒胡麻とバナナのマフィンを、
「今まで食べたマフィンのなかでいちばんおいしかったです」と言ってくださって、
nanaはとてもうれしそう。

並べたマフィンがこちらです。



用意していただいたトレイは、田村さんがふだん棚として使っているものなのですが、
サイズといい、雰囲気といいピッタリで、マフィンがよりおいしそうに見えました。


そして、いよいよマフィンを運びます。



続いて、スコーンのバースデイケーキがこちら。



ローソクを灯したスコーンが運ばれると同時に、鳴り響くクラッカーの音。
「おめでとう!」というお祝いのことばに、感激のあまり泣き出してしまった光葉さん。



その様子に私たちまで、しあわせな気持ちをおすそわけしていただきました。


さてさて、肝心のマフィンですが、緊張の面持ちで見守るなか、みなさんどれにするか
迷いながら、手にとっていってくださいました。



「甘みは何でつけているんですか?」などいろいろ質問していただいたり、「バターや
卵が入っていなくても、しっとりしているんですね」といった感想を寄せてくださったり。
なかには「1人で3つも食べちゃいました」と言ってくださる方がいたりと、ほんとうに
貴重な体験をさせていただきました。





宴たけなわななか、nicoはひと足早く失礼して、友人の結婚披露パーティーに向かったの
ですが、nanaによると、その後も短編作品の上映を楽しんだそう。
とくに、有坂さんがセレクトされた、映画評論家の淀川長治さんの名画解説ばかりを集めた
DVDが傑作だった!と聞き、ちょっと悔しい気がしました(笑)。


DADA CAFEの田村さんはじめスタッフのみなさん、キノ・イグルーの有坂さん、イラスト
や写真などいろいろな形でイベントを盛り上げていた方々、そして、素敵な空間と時間を
共有させていただいた参加者のみなさんに、あらためて感謝いたします。

「今度は冬マフィンだね」と、うれしい声をかけていただいたので、また新作を考えて
みたいと思っています。

ほんとうに、ありがとうございました!

映画サロン「kiiiiino」 前編

2009-11-28 21:06:21 | 交流・イベント
kiiiiino〈キノ〉」は、「DADA CAFE」のオーナー&デザイン事務所「レリガーレ
代表の田村健治さんと、カフェやギャラリーなどさまざまな空間で映画の移動上映会を
主宰する「Kino Iglu<キノ・イグルー>」さんが、2009年4月にスタートした映画サロン。
「気の合う仲間や友だちが集まり、映画と食事を心から楽しむ」をコンセプトに、毎月
1回のペースで開催されています。

キノ・イグルーさんがセレクトした映画を鑑賞したあとに、パーティー&交流会となる
のですが、毎回さまざまなシカケを用意しているそう。
第8回目となる今回の映画は、 「友だちの家はどこ」「そして人生はつづく」「オリーブ
の林をぬけて」の3部作で知られる、イランの名匠アッパス・キアロスタミ監督の
クローズ・アップ 」。

実際に起きた詐欺事件の裁判の様子をカメラに収めながら、事件にいたる経過を当事者で
ある犯人に再現させるという、独創的な作品でした。
キアロスタミ監督は、自身の作品のなかでいちばんのお気に入りとコメントしているとか。
キノ・イグルーの有坂塁さんも、ふだんの上映会では選ばないような「kiiiiino」ならではの
実験的なセレクトを楽しまれているようでした。


上映会のあとはパーティーの準備のために、参加者のみなさんは一旦外へ。
私たちは興味津々で見学です。
テーブルがセッティングされると、次々においしそうなお料理が運ばれてきたものの、
それを見えないように隠します。
この隠しているモノ、何だかわかりますか?




実はコレ、テキスタイルデザイナーの岩間玲さんが、羊毛で作った布なんです。
近くで見るとこんな感じ。



茶の色は、DADA CAFEさんのキッチンから出た、玉ねぎの皮で染めたんですって!

今回は「五感を使って食べる」がテーマだったため、まずはお料理を隠しておいて、
食事のシーンが印象的な映画の映像を見たり、試作のときに録音した食べる音を
聞いたりしながら、感覚をすましてイメージをふくらませようという趣向だったのでした。

ズラリと並んだお料理のどれもおいしいこと!
フードを担当されているのは、DADA CAFEの小桧山聡子さん。
小桧山さんは最近、マクロビオティックも学んでいらしゃるそうで、今度いろいろお話を
うかがってみたいなと思いました。

食べるのに夢中で(笑)、お料理の写真をちゃんと撮らなかったのが心のこりですが、
「kiiiiino〈キノ〉」のblog にこれまでのお料理の写真もたくさんアップされているので、
ぜひ見てみてくださいね。
おなかが空いているときは要注意です。


続きは 映画サロン「kiiiiino」 後編 で。

秋マフィン

2009-11-28 20:09:43 | 今日のマフィン
映画サロン「kiiiiino〈キノ〉」に出させていただいた、5種類のマフィンを
ご紹介します。

写真左から・・・
●無花果…トルコ産オーガニックの無花果を使用しました。

●栗…無添加のマロンピューレと、刻んだアーモンドを入れました。

●南瓜…北海道産の自然栽培南瓜を皮ごと使いました。

●黒胡麻さつまいも…千葉県産の自然栽培紅東をほっこり蒸して入れました。

●林檎…長野県産の紅玉をメープルシロップとレモン汁、シナモンで煮詰め、
    レーズンも加えました。


今回は、食事のあとのスイーツとして食べていただくということで、通常より
小さな型を使用しました。
いつものマフィンは、外側はカリッと、内側はしっとりとした食感になるのですが、
小さな型では、この食感を再現するのがむつかしかったようです。

一方で、いろんな味を試してみたいときには、ピッタリなサイズに思えました。
実際にお店で販売するときには、両方のサイズがあってもいいかもしれません。

ではでは次は、イベントの模様もご紹介します。

初めてのイベント参加

2009-11-22 14:38:57 | 活動・制作
本日は代々木にある「DADA CAFE」さんで開催される、映画サロン「kiiiiino〈キノ〉」
でのパーティーに、マフィンを出させていただくことになりました。
その数なんと50個!

nanaは先週から試作を重ね、今回の映画サロンのテーマ「秋」にぴったりのマフィンを
5種類考えました。

一度にたくさんの方に食べていただくのは初めてなのでドキドキです。
どんなマフィンを用意したかは、また後ほど!

ヴィーガンでもおいしい!

2009-11-21 23:59:00 | 七曜日について
マフィンを作るのが楽しくなり、友人や知人に贈ってみると、なかなかの
好評でした。

それまで「ヴィーガンのお菓子はおいしくない」と思っていた方から
「卵もバターも使っていないのにおいしい!」と言っていただいたり、
「子どもがモリモリ食べたよ」と言っていただいたり。そして、

「お店をやればいいじゃん」

思いがけないこのひと言を聞いたとき、単なる趣味でしかなかったマフィン
づくりを仕事にしたい、もっとたくさんの人にマフィンを食べてもらいたい、
そんなふうに思うようになりました。


memo
「お店をやりなよ」と言ってnanaの背中を押してくれたのは、nicoの親友の
三村漢くんと山下リサさん。
ふたりのデザインユニット「niwa no niwa(二羽の庭)」の事務所とマフィン屋
を一緒にやろうと、現在物件を探しています。

「七曜日(nanayoubi)」という名前も4人で考えたもの。
太陽と月、火星・水星・木星・金星・土星の7つの星と、1週間の各曜日を表す
「七曜(shichiyou)」からとりました。

ヴィーガンの人はもちろん、そうでない人にも、七曜毎日食べてもおいしい
マフィンを作っていきたいと思っています。


マフィンを焼くようになった理由

2009-11-10 07:55:00 | 七曜日について
nanaがマフィンを焼くようになったのは、今から約1年半前。
その半年ほど前から、野菜を中心とした食生活を送るようになったことが
きっかけでした。

時には、スイーツが食べたくなるのですが、たいていのものには卵やバター
が入っています。

それなら、自分で作ろうかな。

そう思っていたところにタイミングよく、友人からDeLonghiのオーブンを
譲り受けました。

以来、動物由来の食材と白砂糖を使わずに作るヴィーガン(純菜食主義)の
焼き菓子をいろいろ試作してみましたが、マフィンがいちばん作りやすく、
何よりおいしくできたので、次第にマフィンに夢中になっていきました。


memo
DeLonghiのオーブンを譲ってくれたのは、革小物作家の内藤めぐみさん。
めぐみさんの作るagingの革小物は、
どれも機能的でとってもキュート。

特に、バッグのなかをすっきり整理できる「バッグINバッグ」や、シンプルで
収納力抜群の「フラット・ブリーフ」がおススメです。
ぜひチェックしてみてくださいね。