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ヴィーガンマフィン屋「七曜日」

卵、バターなどの動物性食材、白砂糖を使わずにつくる
ヴィーガンマフィン屋「七曜日(nanayoubi)」ができるまで。

骨董市へ

2010-09-05 17:47:42 | 開店準備


今朝は自宅を5時出発で、門前仲町の富岡八幡宮で開催されている骨董市
いってきました。
お店のディスプレイなどで使えそうなものを探すのがお目当てです。

早朝は涼しく、渋滞もなく、6時前には現地に到着。
境内ではまだ準備中のお店も多く、まずはよさそうなお店を物色しながら
お散歩しました。

陶器やガラス、古民具、レコードやおもちゃまでいろいろあります。
なかには「ああいうの、家にあったよね」という昔懐かしいものも。
nicoはつい、きものに目がいきますが、ぐっとがまん。

ぶらぶら見ながら歩いていると、業者さんがいろいろと声をかけてくれます。
探すときのコツや選ぶときのポイントなど、「ほほお」とためになることばかり。
このおしゃべりもまた楽しいんですよね。


たくさんあるお店のなかで、好みの商品が並んでいるところがありました。
松戸の「antiques STEREOGRAPH」さん。



こちらで、あったらいいなと思っていたスツールを3脚ほど大人買い。
アンティークショップなどに置いてあるものの6~7割程度のお値段でしたが、
まとめて買ったらさらにおまけをしてくれました。



上の写真の右側のスツールは、お店に帰ってからやすりで少し磨いて、オイルを
塗ったら、こちらの真ん中のように表情が変わって、よりいい感じになりました。
これは花台に使おうかなと思っています。





あとはもう1店の「いっ天堂」さんで、事務作業のちょっとした小物の整理に
使う小抽きだしと、古いランプ枠の花器を購入。



ランプ枠は、ころんとしたかたちと、錆ぐあいが素敵。
ほんとうはランプ枠だけが売り物だったのですが、鉢もかわいかったので、
それごと譲っていただきました。
業者さんのお庭の緑を鉢上げしたそう。

こちらのいっ天堂さんからは、「調布の布多天神社で開催されている
骨董てんこもり』にも、お姉さんたちが好きそうな店が出てるよ」との
情報もゲット。
こちらもちょっとのぞいてみたいと思っています。



宣材撮影

2010-08-29 23:46:17 | 開店準備


本日はホームページやご案内などに使用するための写真撮影を行いました。
撮影は、公私ともに信頼している友人、フォトグラファーの三木麻奈ちゃんに
お願いしました。

麻奈ちゃんはnanaが愛読している天然生活などでも仕事をしている売れっ子さん。
プライベートでもなかなか会えないくらい忙しいので、難しいかなあと思って
いたのですが、お祝いにと、数少ないお休みを返上で快く引き受けてくれました。
感謝感激です。

麻奈ちゃんの手にかかると、nanaのマフィンが何倍にもおいしそうに見えるから
不思議。
アートディレクターとして立ち会ってくれた niwa no niwa のリサと3人で、写真を
チェックするたびに「おお~!」「いいねえ!」と歓声を上げてしまいました。

それから、ちょっとうれしいこともありました。
アプローチの前で撮影をしていたら、通りかかった外国人の親子が看板に描かれた
「ヴィーガン」という文字を見て、声をかけてくれたのです。
ママはしっかりした日本語で、「私は菜食主義なので、お店ができたら来ます」と
おっしゃってくださいました。
うれしくて、撮影用に焼いてあったマフィンを差し上げてしまいました。

そんなこともあり、お店のオープンに向けて、写真に負けないくらいおいしい
マフィンを焼かなくては! と、思いを新たにした1日でした。
麻奈ちゃんが撮ってくれた写真は、ホームページが完成してからのお楽しみに!

手づくり看板

2010-08-27 22:08:58 | 開店準備


七曜日は通りから1本入った路地にあります。
その路地からさらに数メートルのアプローチがあるので、今日は
アプローチの前と玄関の前に出す看板をつくりました。

板は改装をしてくださったトオルさんから譲っていただいたもの。
看板の文字はnicoが所属するniwa no niwaのリサ&漢くんがデザイン
してくれました。
blogでは玄関の看板の制作過程をご紹介したいと思います。

玄関前に置く看板の板はこちら。
トオルさんによると、もとは火鉢の敷板だったようで、とても
しっかりしています。



はじめは、板にロゴマークをカーボン紙で転写して、ペンキで文字を
描いていこうと思っていました。
でもそれでは時間がかかるのと、木活字の繊細なラインがきれいに
出そうになかったのとで、ロゴを切り抜いたシールをつくっていただ
きました。

そのシールを板に貼って、マスキングテープで隙間ができないように
カバーします。



その後、カラースプレーをまんべんなく噴射。



スプレーが乾くのを待つこと1時間。
マスキングテープをはがして、ロゴを切り抜いたシールも丁寧に
はがします。



最後に、木目に沿ってオイルを塗っていきます。



はい、こんなふうに仕上がりました。
木活字の風合いもちゃんと出て、なかなかイイ感じです。



よく見ると、ちょっとはみ出していたり、にじんでいたりするの
ですが、それは手づくりならでは…ということで。

アプローチの看板は、長い板を使ってつくったのですが、こちらは
実際にお店で見ていただけたらうれしいです。



営業許可取得!

2010-08-22 10:25:41 | 開店準備


しばらく更新していないあいだに、工房仕様への改装が終わり、
オーブンや作業台の搬入も終了。
というわけで、先週20日金曜日に、保健所の審査となりました。

民家で開業するとお伝えしてはいたのですが、実際にいらしてみて、
「ほんとうにふつうの家ですねえ」とちょっと驚かれた様子でした(笑)。

指摘されていた売り場と工房との仕切り、トイレの手洗い場と床の
排水溝の設置も難なくクリア。
意外とあっさり? 営業許可をいただけました。やった!
証書は1週間後に受け取りにいくのですが、営業はもう、来週から
でも構わないそう。

とはいえ、この暑さが落ちいた頃、「七曜日」の店名にもちなんで、
10月7日(木)にオープンしたいと思っています。
と、発表しておいて、遅れないようプレッシャーをかけてみました。


来週は看板づくりと、ホームページのための写真を撮影します。


間もなく、改装終了

2010-07-14 00:35:08 | 開店準備


しばらく間が空きましたが、改装の続きです。

まず冒頭の写真は、改装前の作業場の一角です。
保健所からは、作業場に排水溝をつけるよう指導がありました。

え? 民家の床に排水溝!? そんなの無理じゃない??

実は当初は、前回の販売スペースとの仕切り壁を作るより、こちらのほうが
難関に思われました。
が、これも解決。



洗濯機の防水パンを外して、その配管を活かして排水溝を作りました。
こんな感じです。



そしてもう1つ。
作業場の手洗い場とは別に、トイレにも手洗い場が必要ということで、新たに設置
することに。
トイレにはなぜか、作業場側と部屋側とに2つドアがあったので、作業場側のドアと
作業場との間のデッドスペースを利用しました。



床に配管を通し、作業場のほうに壁を作るために、木枠を組みます。



組んだ木枠にボードをはめて、壁が出来上がったところ。



トイレの中からドアを開けてみると、こんなふうに手洗い器がつきました。



こうして見ると、簡単に設置できたような感じがしますが、配管を通すために狭い
床下にもぐっていただくなど、トオルさんとカズにはたいへんお世話になりました。
手洗い器も、DADA CAFEのオーナー・田村さんが譲ってくださいました。

いろいろな方にご協力をいただき、とても助けられています。
どうもありがとうございます!

改装が必要なところは、ほぼ終了というところまできました。
あとはオーブンや作業台、調理器具などの手配ができたら、営業許可を申請したいと
思っています。

ただ今、改装中

2010-06-23 00:36:52 | 開店準備


いよいよ営業許可取得に向けて、友人で大工のトオルさんと、同じく
左官のカズによる改装が始まりました。

柱などは古い木のままだったのですが、壁はビニールクロスに張り替え
られていたので、その上から色粉を混ぜた漆喰を塗りました。



nanaは限りなく白に近いオフホワイトを希望していたものの、素人目には
どうも黄色みが強いような気が…。
途中で何度も「黄色すぎない?」とカズに確認したのですが、「乾けば
白くなるから大丈夫!」との自信満々なお言葉が返ってきました。
というわけで、しばらく様子を見ているところですが、さて。


そして、保健所から指摘されていた、販売スペースと作業場との仕切り壁
も作りました。
こちらが何もない状態。



ここに木枠を作っていきます。



できた木枠に石膏ボードを取りつけて、漆喰を塗って完成です。



まるでもともとあった壁のように仕上がりました。さすがです。

建具も新しくなっていたので、トオルさんの伊豆のアトリエから運んで
来た古い建具に替えました。
壁を作るよりも、この建具の調整のほうが大変だったみたいです。
でも、おかげで雰囲気が出て、なかなかいい感じです。

こうして少しずつ、お店の形になっていくのが、今はとても楽しみです。

伊豆の秘密基地で打ち合わせ

2010-06-05 21:30:42 | 開店準備


昨日はnana&nico、niwa no niwaのリサとともに、伊豆の下田へ行ってきました。
お天気に恵まれ、空も海も真っ青です。

と言っても、遊びに行ったわけではなく、店舗部分の改装の打ち合わせのために、
大工でサーファーの徹さんのアトリエを訪ねました。



ここはもともとは牛舎だったそうですが、徹さんが仲間とシェアして改築したそう。
「お金をかけずに、廃材などを利用して作った」というそのアトリエは、まるで
秘密基地のようでした。

敷地内には、微生物の分解力を利用した循環型のコンポストトイレも手作りで
設置されています。




では、ちょっとのぞいてみましょう。入り口はこちら。



中へ入ると、資材や古道具などが所狭しと並んでいます。



事務所にあった薪ストーブと火鉢が素敵でした。





そして、その事務所スペースで打ち合わせ。
壁に塗る漆喰の色や風合いを、みんなであれこれ相談します。



古民家のような雰囲気にしたいと伝えていたところ、アトリエの奥にあった
古い建具をいくつか見繕っていてくれました。



状態のいいものをチェックして、きれいにしたところを想像すると、わくわく
してきました。

いよいよ来週から改装作業に入ります。





営業許可取得に向けて

2010-05-30 21:40:08 | 開店準備


次に待っていた課題。それは、保健所の営業許可でした。
「七曜日」はヴィーガンマフィンの製造販売を行うので、お店のオープンには、
食品衛生責任者の資格と菓子製造業営業許可が必要です。

お店をやりたいと考え始めてから、カフェや焼き菓子店のオープンの仕方に
ついて書かれた雑誌や本を何冊か読んで、食品衛生責任者の資格は、すでに
取得していました。
また、営業許可に必要な条件なども、一応は確認していたつもりでした。

ところが、実際に物件の図面を持って保健所に相談に行くと、このままでは
営業は無理との指摘が・・・
例えば、キッチンダイニングのスペースで製造・販売したいと考えていた
ところ、作業場と売り場は壁で仕切る必要があるなど、ほかにもいくつか
細かい改善点を挙げられました。

物件は民家をお借りしているので、あまり大規模な改装はできず、退去時
にはもとに戻さないといけません。
「壁を作るなんて無理だよー」と、保健所へ行ってきた当初、nanaはかなり
焦っていました。

内装はなるべく自分たちでできる範囲でやろうと話していて、大工仕事を
している仲間にお願いする予定だったので、さっそく報告したところ、
「壁を作るのなんて難しくないし、あとで撤去できるから大丈夫だよ」
と、心強いお言葉。
あれこれ相談しているうちに、いろいろとやりようはあることがわかって
きて、少しほっとできました。

それから、民家を改装して営業しているカフェやパン屋、焼き菓子店に
足を運び、どうやって営業許可までたどり着いたのか、お話を聞かせて
いただいたりもしました。
失礼を承知でいきなりうかがったのにもかかわらず、開店準備のときの
話をしてくださったり、ほかのお店を紹介してくださったりと、皆さんに
ほんとうに親切に接していただき、ありがたいかぎりでした。

「まずは会社を辞めよう!」と背中を押してくださった、DADA CAFE
オーナー・田村健治さんにも、物件が決まったご報告にうかがった際、
いろいろとアドバイスをしていただきました。

今は探し歩いて出会えたショーケースが届き、早くマフィンを並べたいなと
わくわくしているところです。
これからみなさんの力を借りながら、一つひとつ課題をクリアしていきたい
と思います。