名もないキモチ

2008-11-09 02:04:41 | Weblog
日本を離れる前に最後の15日の日記を書こうと思いましたが、
結局、5日間の分まで書けました。
その中では2日目の分は一番痛くて、悲しいと思いました。
さっきほど、またその日のキモチを読んだら、
痛さがまだまだ残っています。
それを読みながら、その日を思い出して
その瞬間がまるで昨日に起こったばかりと感じました。
記念としてここに載せてもらいます。


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『2日目』

今日、アルバイトみたいに手伝って行って来た。
毎月、多く新聞など送るから、準備はかなり大変なことのよう。
午後1時から5時半ずっとやっていて、
場所が狭くてやりづらいと思った。
あれは終わったら、社長さんと話があった。
社長さんがはっきり言わなくても、彼の意味が自然に分かった。
はっきり言うならば、「採用しようとしてない」ていう感じ。
聞き手の私はそんな言葉に未来がよく見させられるようになった。
社長さんの言葉を聞きながら、事務の周りをじっくり見た。
どう見ても、自分の姿、自分の存在が全然見えない。
この会社にとっては必要がない存在だろうと感じた。
その瞬間、私の居場所はどこにあるだろうと思った。
こんな私を受け止めてくれる場所はどこにあるだろうか。

社長さんとは意見がかなり合わないタイプだった。
彼は10分誰かと話して、まるでその人の物事が分かる人のようだった。
でも、私の気持ちは・・・
人間というものはいろんな角度があるではないでしょうか。
10分しかかからなくてどうしてもその人のアイデア、気持ち、全部を知ってるじゃない。
友達たちでも、4年間一緒に辛くて幸せになって
一緒に泣いた日がたくさんあるのに。
時々、その人の気持ちを知らない瞬間もあった。
時々、こんないいやつなのかと何年が経ってから分かる場合もあった。
だから、10分20分だけ話し合って判断するのは個人的に好まない。
この会社に向いてないかもしれない。

お互いに理解できないなのか、最後にお互いに黙った。
会社のドアが閉まった音を聞こえたとたんで、
苦しく笑いながら、涙がすこし出てきた。
その瞬間、私の頭の中に「もう終わり」ばっかり浮かんだ。
駅に着くまで、歩きながら、携帯電話を強く掴んだ。
なぜならば、本当に泣きたくも、その場で泣けるわけがなかったからだ。
できれば、部屋まで我慢しなきゃ。
絶対泣かないで
自分にずっと言った。
電車に乗っていても、他人に流した涙を見られないよう顔を下げた時もあった。

誰かが私のような気持ちを持ったことがあるだろうか。
辛すぎたから、お金でも失ってもかまわない。
普段、おいしいジュースを買える100円でも失わないよう
大切にする私は今日、ご飯を買って200円のおつりを貰ったら、
すぐに寄付箱にいれた。
コンビ二に行って、お釣りを貰って、おんなじことをした。
お金なんかもういらないくらい気持ちになった。
お金はなんでも買えるじゃない。
時間も買えないと
実感できた。

途中に号泣しないようずっと我慢した私の頭は
思い出とか少しずつ現れたから、真っ黒にした。
エレベータに入って、誰も自分の情けない姿を見えないくらい
隠す場所に着くのを体が自然に知ってるだろうか。
必死隠すものが少しずつ流しはじめた
ドアを閉めたら、バカみたいに泣いた。
静かな部屋に私の泣き声だけ響いた。

つらいか、苦しいか、悲しいか、寂しいか
今の私が何の気持ちか本当に戸惑った。
もし自分がこの世に居られる時間がどのくらい残っているかと分かったら、どんな気持ちで立つだろうか。
その後、何をしようか。
このことを聞いたことがあるだろうか。
私もそれを考えた。
けど、答えも出てこなかった。
去年、私の友達が帰国することになって恋人から離れた。
その気持ちがどれだけ痛かったか、今、自分で体験できた。
彼女はその時、ほとんど毎日泣いたと言った。
涙がもうなくなるまで泣いたけど、どう泣いても涙がまだある。

現実は痛い。
現実は辛い。
現実は苦い味だ。

私は何度も何度も帰国した友達の背中を見送った。
彼女たちがゲートに向いた時、何を考えてたか。
私に見られないよう涙を隠したのか。
私の時はいよいよ来るでしょうね。
その瞬間の気持ちがゆっくりゆっくり迫っているね。


あなたへ

遠いところから来た私はいつも夢を持ってる。
同じ空の下にいたいという夢だ。
はじめてこの土地を歩んだ日には
「やっと同じの空の下に居られる」と思って
すごく嬉しかった。
この国、あなたが育ってきたところはこんな感じなのか、
いろいろに思った。
今でも、青い空の日も満月の夜も
空に上げたら、あなたが私と同じ見てるかなといつも思う。
同じ空に居られる時間はだんだんなくなってしまうよ。
遠く離れたら、いつかまた会えるかな。
その日がやってくるかな。
また同じ空の下に居られるかな。
その日が本当にあるかな。
でも、私は誓うよ。
いつか戻ってくることを。
また同じ空の下に居るために
一生懸命戻ってくる。
私は誓うよ。


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ここまで読んでもらった人たちへ

あなたは本当に「時間」の大切を知っていますか。
もし明日の一日しか残っていなくなったら、
何をしますか。

何もやらない

恋人と過ごしたい

友達と遊びたい

両親と話したい

などなど

想像するのは冗談みたいに何でも言えるでしょう。
でも、もっともっと真剣に考えてほしいと思います。
やりたいことはただひとつだけならば、
それはいいです。
もしひとつ以上あると思えるならば、二つ、三つじゃなく、
山ほどあることになると思います。

「大丈夫、時間まだあるから・・・」など思わないください。

私はそういう人間だったから、
気づいたら、やりたいことはやまほどあって
時間が去りすぎて戻ってくれませんでした。
私の友人も24歳の時、病で無くなりました。
彼女は夢を持ちながら、無くなって
少しでも現実できる時間もありません。

その日が来るまで待たないでください。

誰かを抱きしめたいなら、すぐにしましょう。

誰かに好きなキモチを伝えたいなら、今その人の前に行って伝えましょう。

何かしたいなら、すぐにしましょう。

後悔しないよう毎日ちゃんと生きましょう。

誰かのためにやるかと分からなかったら、
私のためにしてもらってもいいでしょうか。

私のようなチャンスもうない人たちの分まで
頑張ってほしいです。

お願いします。









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