ナナカゴ日記 ただいま幸せ60代

60代。突発性難聴。備忘録。呟き。まだまだスーパーパートw

あの踏み切りを越えず

2019年05月15日 | 日々 雑感

千葉に移り住んだばかりの頃、10年前だから50歳の頃の話。

ナビが付いていない車を運転していた。自分の家に帰るのに道が分からずウロウロ。
踏み切りを渡ろうとしていたら、対向車が大きくクラクションを鳴らしてきた!
ビックリした!対向車はワタシに?
あっ!
狭い道路だ!一方通行だ!とやっと気が付きバックした!ドンドンバックしないとならなくて!焦った!対向車が鬼の形相して迫ってくる!
「バカヤロー!なにやってんだ!」と窓を開けて男性から怒られた!

対向車がワタシの車とスレ違うことが出来る道幅の場所までバックした。どのくらい有っただろう。300メートルくらい?それくらい長く感じた。ビッショリ汗をかき、対向車を見送ってからも動揺が酷くて、しばらく動けなかった。

懲りた。

知らない所を運転するのが怖くなった。
踏み切りなんてそんなに通ったことなど無かったワタシ。
ゾッとした!
事故にならなくて本当に良かった!
有ったであろう標識を見落とし、一方通行を逆走して踏み切りを渡ろうなんて!なんて無謀な!自分の過ちが恐ろしくなった!
頻繁に電車が行き交うような関東の複雑な交通網と交通量の多さにも、気後れと運転の未熟さを感じた。大昔に娘たちを連れて、ワタシの運転でディズニーランドに来たことがあったが、もう運転の自信はズタズタになった。

このことがあってから以降は運転はしなくなっていた。

去年免許証は更新したが、もう怖くて運転は出来ない。
昨今の交通事故のニュースを見るたびに、この踏み切りの一通逆走のことが脳裏に浮かび、我が身に置き換えてしまう。便利な車が、凶器になる瞬間をまざまざと見せつけられる交通事故!自分がそこに映っていたかもしれない!他人事ではない!気を付けようでは済まされない!一瞬で人生が変わる!運転していなくとも、ただ道の端をルールを守って歩いていても遭う事故!
自分が人様を殺めるかもしれない凶器に変わる自動車を、能力低下してしまったワタシは、もう絶対に運転しない!

こういう自覚があるうちに免許証は返納するべきなのだと思う。次の免許証更新時にはいよいよ。




 

ワタシの写真の色合いを頼んでもいないのに鮮やかにしてくれる『Googleアシスタント』(笑)
こういう小さなことに喜びを感じられて幸せなことだ。

無事に暮らせることが大事。