泣くな笑え

『肺癌闘病患者』家族の独り言

改めて(病状の確認)

2007-10-18 | 現状の認識
一番最初に診断を受けたS市の病院で、翌日に行くK病院への紹介状を書いてもらい、
ついでに電話で診察予約もとってもらいました。
今回病院に出向いたのは母と父、弟の3人ですが、
母は診察室に入らず外で待ってたそうです。
初めて行った時、何の前振りもなくイキナリ
「癌やな」
と云われたのがトラウマになっているようです。
決して悪い先生ではないんですが……
癌告知も、母のパターンが普通だと思えるくらいに平然と行われてるようですし。
でもね、やっぱり……もうちょっと考えてもらえると嬉しいですよね。
まぁこれで、この先生との付き合いも最後のはずだし、
それだけでも母への負担は少なくなるかな(苦笑)

ここで少し現状を振り返って、ちゃんと記していなかった、
母の症状についての詳細を書いてみます。

最初のレントゲンで影が見付かったのが9月の中旬過ぎです。
それから「細胞を採取して癌であると診断」され、MRIとPETの検査を行い、
診断結果を聞いたのが、10月11日(木)のことでした。
結果は、肺癌(肺腺癌)。病期はステージⅣ。
末期癌です。
TNM分類で表すなら、「T3N2M1」
「T」は原発巣の状況を表していて、癌細胞が浸潤していることが判ります。
「N」は、肺癌の所属リンパ節に転移があるか否か。
 「N2」は、“縦隔リンパ節転移”・“気管分岐部リンパ節転移”があるということ。
でも、この「T」「N」は病期には無関係です。
やはり問題は、「M」。転移の有る無しで、「M1」は転移あり、と云うことなのです。

転移箇所は骨への転移が3箇所、そして脳への転移。
何より脳の多発転移が、末期たらしめている最たるもののようです。
本当に、無数の小さな癌がMRIの写真で確認できました。

そして、私が調べて判ったのは、癌の死亡率として現在肺癌がトップであるその事実。
5年生存率の低さ。
肺癌はとても苦しいのだということ。
その上、脳転移の所為で障害が出るかもしれない恐怖。

これで能天気にしてろってのが無理な話ですよね(苦笑)

本当にショックで、肺癌について調べては、べそべそ泣きまくってました。
今回改めて書き出してみて、
現在「治療」に向かって頑張っていることが信じられないほど、現実は厳しくて。
やっぱり「治療」に対して迷ってしまう私もいるけれど。

頑張れ。頑張れ、私。
少しでも母が笑ってられるように。
それだけ目指して頑張ります。