マクルーハンの常套句、「自分は未来を予言しているのではない、現在(いま)を観察しているだけだ」や「未来の未来は現在(いま)である」などの言葉、あるいは経営コンサルタントのバリトン・ネヴィットとの共著のタイトル『Take Today – the executive as dropout(今日(いま)をつかめ-- 落伍者としての経営幹部)』(一九七二年)からも、彼の「いま」へのこだわりが分かります。マクルーハンは、ドラッカー同様、「いま」に「すでに起こった未来」を見ようとしていました。
『マクルーハン・プレイ』