いつかのキャバリーマン

だらだら生きていたぐーたら大学生がキャバ○ラ経営者にのし上がる。~人生は20代をどう生きるかで決まる!~

いつかのキャバリーマン Vol.5「衝撃の初仕事」

2006年04月04日 | 日記
面接の翌日からはじめての出勤だった。

大学の授業が終わってからの出勤。
原付でぶっ飛ばしてぎりぎりセーフ!

まずは、着替えさせられた。
服装は、黒のスラックスと白のカッターシャツに蝶ネクタイ。
街でよく見かけるボーイのスタイル。
当時は、あまり気にならなかったけど、今あの格好で働けといわれたら
間違いなくNoだな。

いきなり怪しい店につれていかれた。
ボックス席3つにカウンター6席ほどの小さい店舗だった。
最初の仕事は開店準備の仕事。

掃除機やおしぼりの準備、買出し、チャームの準備などを行うのが
僕の仕事だった。

大学生活初めての仕事だから頑張ろう!仕事を早く覚えて、バイクを買おう!
と意気込んでいた。そんな初日だった。

衝撃的な事件が起こった。

僕は一人黙々と、掃除機をかけていた。どちらかというと作業が多かったので
楽勝! 楽勝!って余裕さえ感じながら・・・

そうすると、ホステス??(本当はコンパニオンと呼ぶ)が出勤してきた。
「おはようございまーす。」

19歳の世間知らずな僕は、ブランド品をたらふく身にまとった女性をはじめて
真直で見た。えらく大人に見えた。そして、人種の違いというか、近寄りがたい
何かを感じ、無言のまま掃除機をかけていた。

まもなく、そのホステスは掃除機かけてる僕の前でいきなり服を脱ぎ始めた。
僕の目は全く気にせずどんどん服を脱いでいく。

『何してるんだろう?この人?』

そして、派手な下着姿になってカウンターに座っていた。
理解不能なこの状態に僕は一生懸命掃除機をかけるしかなかった。

しばらくすると、話かけられた。
「きみは新人くん??」

「はぁ・・・・今日からです・・・・」

「ウーロン茶入れてくれる?」


「はぁ・・・・・」

内心、何がウーロン茶だよ!早く服きてくれよな。目のやり場が
ないじゃないか?!
と思いつつ注文どおりウーロン茶をいれた。

そのままの状態で掃除機かけてる僕にお構いなしに、いろいろ注文をする。
「有線のチャンネル変えて」
「灰皿とって」
「おしぼり!」
「今何時?」

不思議な光景だった。馬鹿にされているのか?これは夢なのか?
どうでもいいけど早く服着てよ!やっぱりこれは怪しい店??

そーっと店の表にでて看板を見た。

「ランジェリー・コスチューム・・・・・???」

なんじゃこりゃ~!!
本当に怪しいお店??えらいところに来てしまった。
さぁどうする???


つづく