8月6日(金)、若松病院3Fリハビリ室にて、『認知症モデルに対する訪問作業療法理論の実際』と題した勉強会に参加してきました。
講師;上城憲司(西九州大学保健医療学博士)
主催;沖縄県慢性期医療協会
私は、OTではないですが、自身の興味と事業立ち上げに向け、勉強のつもりで参加しました。
上城先生の講演の中で興味深かったのが、イギリスを視察したときの報告でした。イギリスの高齢者地域ケア施策では、一次医療、二次医療、中間ケア、と呼ばれる保健医療福祉システムがあり、制度の充実を感じました。
一次医療・・・家庭医(GP)をかかりつけ医としている
二次医療・・・必要に応じて専門医を紹介
中間ケア・・・地方自治体の地域ケアサービスの充実
日本との相違点として、①高齢者の経済能力に左右されずケアが受けられる。(基本的に無料) ②居住地から徒歩圏内にあるかかりつけのGPがいるので、緊急時以外は二次医療を利用することがないので、利用料がかからず医療費の抑制に繋がる。←ということは・・・在宅で過ごす高齢者がほとんどなので、訪問リハやデイサービスなど、地域でのケア・サービスが充実している!!!!!理想ではなく、実現させていることが凄いと思いました!!!
当法人も、地域で福祉サービスを展開し、地域福祉に貢献できる事業所を目指しているので、大変参考になる勉強会でした。上城先生ありがとう御座いました!!
※ちなみに、病院内で勤務するOTのほとんどが地域にでているため、日中は病院内にOTがほとんどいないとの事!!