「Love...Thy Will Be Done」 Martika 1991年

このひとも殿下系の女。

マルティカの91年作「martika's kitchen」は表題曲はじめ、4曲がプリンス作（共作含む）の、殿下信者マスト・アイテム。シングルカットはわりと地味めの曲。でも名曲！

「トイ・ソルジャー」の大ヒットで知られる、ちょっとアゴのしゃくれた、米国アイドル歌手だと思っていた。セカンドにして殿下の協力を得てしまうとは、なかなかツワモノ。

①Love...Thy Will Be Done（愛がすべて）
(MARTIKA & PRINCE)
また素っ頓狂な邦題がついてるが…「ときめき・ヴァージン・ラヴ」(More Than You Know）よりはマシか。殿下色の濃い、ミドルテンポのゴスペル風バラード。これ素晴らしいっすよ。マルティカとの共作らしいが、どういう分担だったのかな。曲はどう聴いてもプリなので、マルは詞を書いたんだろうか。特定の宗教に属さない私もなんとなく敬虔な心を持ってしまいそうになる、迷える子羊導き系の一曲。最近出たベスト盤のラストに、この曲の「プリンス・ミックス」が収録されている模様。気になる…
Produced and Arranged by PAISLEY PARK

②Mi Tierra
(MARTIKA, LESTLEY PIERCE and FRANKIE BLUE)
2003年に亡くなったサルサの女王、セリア・クルースをゲスト・ヴォーカルに迎えたアルバムのラストナンバー。

定価800円、シールがたくさん貼ってあるがレンタル落ちではない。放送局落ち？中古で400円。特にレアトラックがあるわけでもないのに400円も出したのは殿下モノだから。

しかし、このセカンドアルバムは、セールス的には失敗だったようで、マルティカのラストアルバムになってしまった。全然ダメってことはなかったと思うので、セールスだけの問題ではないのだろうけど。ファーストが成功し過ぎて身動き取れなくなったのかな。ソングライターとしても期待されてたろうに、残念。