「オグリキャップの歌」 YUKARI 1991年

年末に続いた訃報に、なんとなくおめでたいムードとは言い難い年明けに。

意外と初の干支モノはじめ。

この8㎝の発売日に東京競馬場で引退式を行った、人気競走馬オグリキャップ賛歌。

①オグリキャップの歌　―芦毛のヒーロー　オグリキャップに贈る―
作詞：安西美穂子、作曲：青木美恵子、編曲：大森俊之
裏ジャケに「ファン待望の競馬版ノーサイド　オグリキャップに贈る、せつないバラード」とあるとおり、ユーミンの「ノーサイド」(1984)にインスパイアされたっぽい曲調。素直に元ネタを書いちゃうって、企画モノとしても結構勇気あるな。勝負の世界から身を引く場面を描いた「歓声の　嵐やんで　たそがれ染まる　スタンド」なんて歌詞もノーサイド色濃いしな。謎のシンガー、YUKARIのやや素人っぽい非技巧的歌唱が、この曲のコンセプトに合っている。

②ANOTHER JACKET
作詞：安西美穂子、作曲：小原信哉、編曲：見良津健雄
こちらも80'sユーミンを彷彿とさせる、軽快なシティポップス。間奏はサックスソロ。芦毛から白馬になったオグリに対し、「神様がくれた　素敵な　ANOTHER JACKET」と洒落てみた。

定価1000円、中古で100円。
正面からオグリを捉えた馬面ジャケ。右は六つ折りで封入されてた「特製ピンナップ」。

では、今年もよろしく。