失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「四月わたしに花が咲く」 高橋ひとみ 1991年

2016-04-02 | 女優よ
高橋ひとみの2ndシングル。

女優の副業として1990-91年に2枚のシングルと1枚のアルバムを残した。

①四月わたしに花が咲く
作詞;松井五郎、作曲:川上進一郎、編曲:松本晃彦
化粧品タイアップがついてないのが不思議なくらい、春らしいウキウキしたムードにあふれた作品。弾むビート、キラキラしたシンセ、サビの「四月わたしに 花が咲く きっと明るい 春がくる 胸いっぱいに ほら 恋模様」なんて80'sCMソングを思わせるキャッチ―さ。難があるとすれば安定はしているものの、やや一本調子なヴォーカルか。ひとみさんの落ち着いたムードが、ハイテンションな曲に追い付いていない。

②指紋
作詞;松井五郎、作曲:辻畑鉄也、編曲:鳥山雄司
こちらは影のある歌唱で聴かせる不倫モノ。最後の夜に彼の部屋で「そっとふれる 鏡 残してく 指紋」。「真珠のピアス」に似たシチュエーションだけどユーミンの描く主人公よりだいぶ控えめ。①よりはフィットしている。しかし、女優・高橋ひとみならもっといけるのでは、と思ってしまう。声が明朗すぎてイヤラシさが足りない。小林麻美や佐伯伽耶が歌ったらもっとこってりして名作になったかも。

③④カラオケ

定価1000円、中古で180円。
カッチリした笑顔を見せるひとみさん。女優ライト当てすぎでハレーション気味。赤バックのデザインはどちらかというとチープ系。


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2 コメント

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Unknown (3rd=D)
2016-04-02 00:16:43
80's漂うジャケの文字フォント&配色ですね!
高橋ひとみ氏までリリースしてましたか!
うーん、一目で分かるビクタージャケレイアウトですね。
松本晃彦氏もこんな手広くやっておられたんですねぇ。、
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ねえ (nakamura8cm)
2016-04-02 00:27:05
女優さんなんだからもっとジャケ作りこめよ!と言いたくなります。
内容も本文のとおり、曲はいいのに惜しい!って感じです。
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