
"Terence Trent D'Arby's This Side Of Love" Terence Trent D'Arby 1989
デビュー作『Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby』(1987)がいきなりの大ヒット。全世界の注目を集める中リリースされた、気合の入りまくったアルバム『Terence Trent D'Arby's Neither Fish Nor Flesh (N.F.N.F.)』からの第一弾シングル。なんだか3種類あるよ。
左、日本盤短冊8cm。
①THIS SIDE OF LOVE
(Terence Trent D'Arby)
攻撃的なリズムと呪術的なギターリフ、TTDのワイルドな歌唱が素晴らしい。やろうと思えば簡単にできる「黒人的」ファンクは封印し、60年代後期のストーンズのような「一度白人のフィルターを通したファンク」をやろうとしているところが面白い。アルバム全体を覆っていたサイケ風味も肝。
②SAD SONG FOR SISITER SARAH SERENADE
(Terence Trent D'Arby)
アルバム未収録曲。不協和音を多用したピアノソロによるスローワルツ。サイケといえばサイケか(シド・バレット的な?)。5分56秒は長いよ。
定価800円、定価100円。
ルックスは相当自信があるはずなのに、目以外は影になって顔が分からない。デビュー作がメガヒットになったので、もう顔を売る必要がなかったということか。「音を聴け!」というメッセージなんだろうね。
右上、UK盤紙ジャケ8cmシングル。
日本盤と同じ2曲の間に、8分の「THIS SIDE OF LOVE(Extended Version)」が収められた3曲入り。Remixed by Tim Martin with the able assistance of Richard O'Donovan, Mike Yhimothy & John Donnelly. ハウス・アプローチによるリミックス。
右下、こちらもUK盤のリミックス・マキシシングル。ジャケなしピクチャーCD。
①THIS SIDE OF LOVE (12" REMIX) 上記のExtended Versionより一分近く長い。これもハウス。Remixed by Bruce Forest & Tim Martin.
②SAD SONG FOR SISITER SARAH SERENADE
③SEVEN MORE DAYS (REMIX) ファーストアルバム収録曲のリミックス。
ファースト、セカンドと真に熱狂させてくれたアーティスト、TTD。1987年のファーストは名曲多数、ものすごく聴きやすい名盤だった。ちょうど殿下も最高傑作『Sign‘O' The Times』をリリースし、このふたりが音楽界をリードしてくことを確信した。しかも、同じ爬虫類系なのに明らかに殿下より女子ウケがいいルックス(声もか)だったし。セカンド『NFNF』はなんだかよく分からないまま何度も聴いた。結局理解できてないのかもしれないが、なんか名盤の香りがする熱を持った作品だった。その後のアルバムも聴いていたけど、明らかにテンションが下がっていったな。
ついでだから『NFNF』からのセカンドシングル「To Know Someone Deeply Is to Know Someone Softly」(7インチアナログ)を。これも傑作。B面「Loose Variations On A Dead Man's Vibe In C#M」は、やはりピアノインストだった。

さらについでに『NFNF』の少し前にリリースされた変名シングルを。「THE BIRTH OF MAUDIE」THE INCREDIBLE E.G. O'REILLY. サイケなワルツ曲。B面はギターとバイオリンによるインスト。

さらにさらについでに、ファーストアルバムからの4枚のシングルを。ジャケなしは「WISING WELL」。B面はすべてアルバム未収録曲。どれかひとつと言われれば、「SIGN YOUR NAME」(左下)のB面、「GREASY CHICKEN」のライブが滅法かっこよい。同じく「D'」で始まるアーティスト、D'ANGELOの超名盤『VOODOO』(2000)収録の「CHICKEN GREASE」はこれを意識しているのではないかと思うが、どうかな。

デビューシングル「IF YOU LET ME STAY」(右下)の、でき過ぎのイントロを聴くと、今も胸がキュンとする。
デビュー作『Introducing the Hardline According to Terence Trent D'Arby』(1987)がいきなりの大ヒット。全世界の注目を集める中リリースされた、気合の入りまくったアルバム『Terence Trent D'Arby's Neither Fish Nor Flesh (N.F.N.F.)』からの第一弾シングル。なんだか3種類あるよ。
左、日本盤短冊8cm。
①THIS SIDE OF LOVE
(Terence Trent D'Arby)
攻撃的なリズムと呪術的なギターリフ、TTDのワイルドな歌唱が素晴らしい。やろうと思えば簡単にできる「黒人的」ファンクは封印し、60年代後期のストーンズのような「一度白人のフィルターを通したファンク」をやろうとしているところが面白い。アルバム全体を覆っていたサイケ風味も肝。
②SAD SONG FOR SISITER SARAH SERENADE
(Terence Trent D'Arby)
アルバム未収録曲。不協和音を多用したピアノソロによるスローワルツ。サイケといえばサイケか(シド・バレット的な?)。5分56秒は長いよ。
定価800円、定価100円。
ルックスは相当自信があるはずなのに、目以外は影になって顔が分からない。デビュー作がメガヒットになったので、もう顔を売る必要がなかったということか。「音を聴け!」というメッセージなんだろうね。
右上、UK盤紙ジャケ8cmシングル。
日本盤と同じ2曲の間に、8分の「THIS SIDE OF LOVE(Extended Version)」が収められた3曲入り。Remixed by Tim Martin with the able assistance of Richard O'Donovan, Mike Yhimothy & John Donnelly. ハウス・アプローチによるリミックス。
右下、こちらもUK盤のリミックス・マキシシングル。ジャケなしピクチャーCD。
①THIS SIDE OF LOVE (12" REMIX) 上記のExtended Versionより一分近く長い。これもハウス。Remixed by Bruce Forest & Tim Martin.
②SAD SONG FOR SISITER SARAH SERENADE
③SEVEN MORE DAYS (REMIX) ファーストアルバム収録曲のリミックス。
ファースト、セカンドと真に熱狂させてくれたアーティスト、TTD。1987年のファーストは名曲多数、ものすごく聴きやすい名盤だった。ちょうど殿下も最高傑作『Sign‘O' The Times』をリリースし、このふたりが音楽界をリードしてくことを確信した。しかも、同じ爬虫類系なのに明らかに殿下より女子ウケがいいルックス(声もか)だったし。セカンド『NFNF』はなんだかよく分からないまま何度も聴いた。結局理解できてないのかもしれないが、なんか名盤の香りがする熱を持った作品だった。その後のアルバムも聴いていたけど、明らかにテンションが下がっていったな。
ついでだから『NFNF』からのセカンドシングル「To Know Someone Deeply Is to Know Someone Softly」(7インチアナログ)を。これも傑作。B面「Loose Variations On A Dead Man's Vibe In C#M」は、やはりピアノインストだった。

さらについでに『NFNF』の少し前にリリースされた変名シングルを。「THE BIRTH OF MAUDIE」THE INCREDIBLE E.G. O'REILLY. サイケなワルツ曲。B面はギターとバイオリンによるインスト。

さらにさらについでに、ファーストアルバムからの4枚のシングルを。ジャケなしは「WISING WELL」。B面はすべてアルバム未収録曲。どれかひとつと言われれば、「SIGN YOUR NAME」(左下)のB面、「GREASY CHICKEN」のライブが滅法かっこよい。同じく「D'」で始まるアーティスト、D'ANGELOの超名盤『VOODOO』(2000)収録の「CHICKEN GREASE」はこれを意識しているのではないかと思うが、どうかな。

デビューシングル「IF YOU LET ME STAY」(右下)の、でき過ぎのイントロを聴くと、今も胸がキュンとする。
もちろんボクもこの辺はすべて持ってますよッ!
\(^&^')/
『N.F.N.F』は最初はホントに訳が判らなかったです(笑)
だから嫌というほど聴いたし、ここからビーチボーイズの『ペット サウンズ』に行きましたね。
今でも3枚目までは大好きですよ(あとはキツいですなッ! 笑)
確かに当時「80年代のペットサウンズ」とか一部では評価されていましたねえ。実はファーストはキャッチーなだけに「時代の音」って感じもあり、セカンドが超越しちゃっているのかも、と今回思いました。