失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「熱血キッドの唄」 東京バナナボーイズ 1991年

2006-10-03 | ノベルティ
続いて、飲料CM系。

ノベルティの王道?コスプレキャラもの。前回の牛若丸三郎太は時代劇風コスプレであったが、この「熱血キッド」はご覧のとおりのかぶりものヒーロー。新聞記者・奥田古佐典がサントリー熱血飲料を飲んで熱血キッドに変身、巨大な悪の組織に立ち向かう(裏ジャケより)。熱血キッド=奥田古佐典を演じたのはまだ20代だった唐沢寿明。残念ながら時任三郎ほどブレイクせず、熱血飲料とともに記憶の彼方へ消えていったとさ。唐沢さん自体はこの後、メジャー俳優への道が開けていったのは周知のとおり。

①熱血キッドの唄 サントリー熱血飲料CM主題歌
②カラオケ
③サントリー熱血飲料CM主題歌 30秒バージョン/15秒バージョン
作詞・作曲・編曲・演奏・唄:東京バナナボーイズ

CMディレクター村上明彦とレコーディング・ディレクター近藤由紀夫によるユニット、東京バナナボーイズは数々のCM音楽を手がけているが、公式サイトは未だ作りかけ。今まで紹介した中では、鉄骨娘があった。
CMなのに「主題歌」。なにやらスリリングな展開を予感させる、パーカッシブなバックトラックに、素直そうなフォークシンガーが無理して歌ってるような、線の細い声。全体にヒーローものっぽい勇ましいメロディなのに、一部歌謡曲的メロウが入りこむあたりは、長くなるとついつい詰め込みたくなるCMクリエイター体質なのかも。途中、悪役(ドクトル・ド・ツィータ・ルド)とヒロイン(中村かすみ)とのセリフの掛け合いがあるのだけど、熱血キッドの声は唐沢に聞こえない。バナナボーイズの人かな。

定価930円、中古で100円。
他に飲料系短冊としては「ペプシマン」が有名。これも高額で売られているのを見かけるが、残念ながら持ってない。今後も「300円以上はちょっと…」というポリシーでノベルティ界に目を配っていくつもり。

ソフトドリンクマニアさんたち。このあたりもディープなものがありますなあ…


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2 コメント

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Unknown (3rd=D)
2015-08-14 22:14:50
これは知りませんでした。
ノベルティ物はやっぱ面白くて手を出してしまいがちですが、思いの外高価格になる傾向があって断念する事も。
ちなみに「ペプシマン」は2パターン短冊があった気がしますが、片方は10円で捕獲できたのはラッキーでした。もう片方は持ってません。ただ、何故ビーイングレーベルからのリリースなのかが疑問でした。、
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PEPSI MAN (nakamura8cm)
2015-08-20 00:31:44
ペプシマン、うちに2種類あったなあと今見てみたら1996年盤ともうひとつの短冊はデスクトップキャラクターの8㎝CD-ROMでした。
「New Blue Model」と書いてあって、NewじゃないCD-ROMもあるようです。
人気キャラだったんですね。

そうかCDは1998年盤があるのか…
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