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失われたメディア-8cmCDシングルの世界-

50円とか100円で叩き売られている8cm CD singleを見るとついつい買ってあげたくなることはないか。私はある。

「渋谷で5時」 鈴木雅之&菊池桃子 1994年

2010-07-11 | 
ラ・ムーの惨敗のあと、歌手活動から事実上撤退していた桃子。マーチンに誘われて、久々に歌声を聴かせてくれた。

①違う、そうじゃない ブティックJOY TV-CFイメージソング
作詞:朝水彼方、作曲・編曲:中崎英也
こちらはマーチンソロ。ブティックJOY、カメリアダイヤモンド、銀座じゅわいよくちゅーるマキ、と並べて書いただけで、あのバブル期の深夜TVのムードを思い出す。サラ金CMも多かったよな。サビのインパクト命!みたいな曲が多用されてた。

②渋谷で5時~Romantic Single Version~
作詞:朝水彼方、作曲:鈴木雅之、編曲:有賀啓雄
「午前5時の新宿駅」ではじまる谷山浩子「てんぷら☆さんらいず」へのアンサーソング(ウソ)。もちろん「渋谷で5時」の5時は午後の設定ね。オリジナル・ヴァージョンはアルバム『PERFUME』(1993)に収録されている。おそらくこの「Romantic Single Version」は、新録ではなくリミックスという意味だろう。鈴木雅之がほぼ8割を歌っているが、途中から現れ、サビはメインメロディを歌う桃子に、おいしいところをプレゼントしている格好。マーチンのソウルフルな歌声との対比が、桃子のこもり声の魅力を最大限に引き出している。エンディングでは「ごめんね~待ったぁ?」で始まる、「桃子と擬似デート」企画もあり。手の届かない輝きを放っていた10代アイドル時代、別の意味で手が届きにくい領域に踏み込んだラ・ムーを経て、20代桃子が「もしかするともしかするかも」の日常レベルに降りてきたって印象。こんなに歌ってるのに、どこにも「菊池桃子」のクレジットがないのが謎。レコード会社の関係なのだろうか。

③④カラオケ

定価1100円、中古で100円。
「渋谷で5時」のタイトルが大きく出た、裏ジャケのほうを。

そして2年後の1996年に、晴れて「鈴木雅之&菊池桃子」名義でマキシシングルをリリース。



ちゃんとジャケに桃子登場。「渋谷で5時」はミックス違い(1996 Chocolate mix)で収録。
2008年に続編「恋のフライトタイム~12pm~」がリリースされた際、カップリングに収録されたのは「渋谷で5時~Romantic Single Version~」(8cm収録のほう)だった。

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2 コメント

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Unknown ()
2010-07-11 00:11:59
モモちゃん、続きますね。前記事読んだら、ラ・ムーを猛烈に聴きたくなってます。どーしてくれるんですか!(w
それはそうと、先日「HEY!×3」でゲストで出てたコロッケがこの曲のパクリで「上野に5時半」という歌を千昌夫先生と出したと言ってましたが…あっ!もしかして次記事は…(汗)だとしたら、ごめんにゃー。
返信する
うお (nakamura8cm)
2010-07-11 00:21:09
「上野に5時半」知らなかった!
早速注文してしまいました(笑)
ありがとう!

ラ・ムーは今こそ聴くべき!
私もアルバム探してみようかな。
返信する

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