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YahooやGoogleで探せない健康情報

2015年06月10日 | 健康・病気
誰でも簡単に手に入られる物は、価値が低いか、役に立たず手元から去っていく。

情報もそうです。何事も手間と時間をかけないと良い物が出来ません。 重要な情報がネットで無料で誰でも手に入れる事が出来るとは思えません。

あふれる情報から、ノイズを取り除き、個々にとって必要な情報にするのがプロです。単に情報だけ提供するのであれば、プロが存在する必要性はありません。

その情報は自分にとって有益でタイムリーな情報で、それが確率高く結果に結びつく情報です。

 自分にとって都合の良い情報が正しく感じ易く、拡散しやすいですが本当はどうなのでしょうか?

 情報発信する人は、必ず意図があります。

特に医療・健康・食の分野は皆さんが興味もありますし、人生の質に直結しますのでビジネスとしても大きな分野になります。

情報はマス(集団)に対して有効な物と、個々のケースバイケースに有効な情報があります。
 後者の方が必要な人が多いかと思います。

医療・健康情報のノイズ

2015年06月09日 | 学問

 健康や医療の情報は、ネットでもあふれる位にあります。

医療の基礎知識が無い人でも、どうすれば健康になるかの情報を気軽に発信しています。

そこで、問題になりますのが

*その情報が正しいのか

*自分が必要としている情報にたどり着いているのかです。

 

<情報が正しいのか>

については、専門家が見れば判りますが、その情報発信者に間違えていますと伝える事は実際にはどうでしょうか?教える事は稀ですね。また、自分の都合の良い情報は拡散しやすくなりますので、間違った情報も広がっていきます。

 

<必要としている情報>

これは、情報のノイズをいかに消していくかです。YahooやGoogleなどの検索エンジンでヒットしやすい物には本当に必要とする医療・健康情報は少ないですね。それは、ビジネスやヒットしやすい様に情報を加工しているからです。

 

では、どうすれば良いのでしょうか?

以前の話しですが、地元の商工会議所で講師をし有名な経営アドバイザーが居ました。ですが、自分の会社の経営は火の車です。

有名で肩書や経歴があったとしても、アドバイスを求めても良いのでしょうか?

どの様な世界でもプロはプロ同士のネットワークや情報がありますが、これは一般的に流れてきません。

知識があって、経験があって、知恵になっていきます。

そして、医療は確率や集団のデータはたくさんありますが、問題は、個々の治療法や健康法です。

 私は、個々の方が、どう身体が治ろうとしているのか、治りたいのかを観察して、それに合った提案(漢方薬や食、病院の治療など)をしているだけです。

 今も、他の医療機関(病院やドラッグストアなど)からも紹介で患者さんが来れています。

 


健康情報の「非対称性」

2015年06月07日 | 健康・病気
情報は沢山あって簡単に手に入るけど、経験に基づいた知恵のある医療関係者からの情報は手に入り難い。

家族や本人が半健康情報や病気になったり介護が必要な事が必ずあったはずです。その経験が知恵になっていくと思います。

20年近く前からこの問題の解決に向けて、私の母校、北海道大学薬学部をベースに、「健康食品情報研究会」を立ち上げ、紙媒体の「あるたな」、地域消費者向けの講演会、消費者協会とのコラボなどの活動をしてきました。また、行政には我々の活動と主旨から新しいシステムも作ってくれました。

でも、そんな情報は、ネットでは、夜空の星より小さな「非対称性の健康情報」の一つでしかありません。


以下はDeNAの南場さんの話しです。

http://globis.jp/event_report/4261/


結局、素人だけでやっていると情報の非対称に苦しむ。これは患者さんだけの問題じゃない。健康な人だって、「自分はどんな病気にかかりやすいのか」「健康のために日頃何をしておけばいいのか」といった専門情報はなかなか入ってこない。世の中に出回っているもののなかで、どの情報に信憑性があって自分に関係があるのか、分かりにくい。結局、これほど大事な領域なのに情報の非対称性が大きい。それが問題なんじゃないかと考えた。
http://globis.jp/event_report/4261/



時代を超えた不易の「バビロン」の智慧

2015年06月04日 | 日記・エッセイ・コラム

 百年近く前に書かれた名著です。
例えばお金の運用を相談する時、ファイナンシャルプランナー等が頭に浮かびますが、その資格を持っている人がカードローン地獄で破産寸前だとします。そんな人に自分の資産運用を頼むでしょうか?有資格者だから安心?知識や資格を持っているから…。

 知識があっても経験が伴わないと知恵になりません。

有名だから資産運用もですが、健康や医療も同じようにアドバイスを求めると同じ結果になります。もちろん生き方もです。


もっと本質の知恵と生き方のヒントが満載の本です。私の好きな邱永漢さんの生き方と極似です。本物は時代には関係無いのだと思います。

バビロンの大富豪 「繁栄と富と幸福」はいかにして築かれるのか
クリエーター情報なし
グスコー出版

食品の「機能性表示」制度

2015年06月04日 | 食・レシピ

今年から、食品の「機能性表示」制度が開始されました。

その背景にありますのは、医療費の抑制。

つまり、健康で元気で長生きして欲しいと言う事です。

健康でいる寿命と、亡くなる寿命との差が、約10年あります。その10年間は、病気で寝たきりや通院などに費やされる期間です。この10年間を短くし、より良い老後を過ごせる提案の一つに思います。

この食品の申請方法ですが、基本的には、医薬品の許可申請方法が参考になっています。

ですから申請書類を読み込むのに生体内の作用メカニズムから、場合によっては主成分の化学的特性を考えて効果的な調理方法もあり、薬学的な知識と経験が役に立ちます。

実際に役に立てるのに、栄養士さんや調理の知識のある方と薬剤師がコラボして社会貢献できる分野に思います。