毎年、症例報告の形で論文発表をしております。本来であれば、介入試験などが出来ればよろしいのですが、どうしても、漢方治療をしておりますと、珍しい病気の方が見えられる事が多く、症例数自体を増やす事が難しいです。それで毎年、症例報告型の論文になってしまいます。
でも、一回だけ、浅田宗伯先生の直筆嘆願書が入手できて、その医療の歴史にスポットを当てた論文も書いた事がありますが・・・・・。
今年の論文のテーマは、「脳脊髄液減少症の治療と考察」です。
自律神経失調症や、交通事故の後遺症としてむち打ち症と間違えられる事が多いですね。繊維筋痛症や慢性疲労症候群との関係も判り始めています。
今回の論文では、4か月程の漢方治療で良くなられた症例の経過も含めての物です。