Cassis*Campari

幸せは途切れながらも 続くのです・・

あのころ

2013-05-04 17:29:01 | 趣味
さて、どーにもこーにもわたしの中の映画離れが果てしない
いろいろ考えた結果、
・映画の3D化
・本ありきの映画
・金欠ぎみ
・映画館が職場から遠くなった
と、こーんな風な感じで、最近では1年に1本見るか見ないか
なんで、映画のレビューは長らくお休みしていました
が、ここにきて思い立った

そうだ、本のレビューを書こう・・

はい、忘却防止です
せっかく読んだのに、内容を忘れると体たらくがひどいので

では、さっそく
記念すべき第1冊は、道尾秀介・著「光」
結構、有名な作家さんだと心得ているのですが、一応紹介
おそらく知らない人でも「カラスの親指」と聞けばわかるのではないでしょうか
ちょっと前に映画化された、あれです
というか、これも直木賞候補だったのね(知らなかった・・)
月9の「月の恋人」もそうですね(未読&未見)
でも、わたしが道尾秀介さんを知ったのは山本周五郎賞の「光媒の花」
・・・・・だったはず
いや、「龍神の雨」だったかな?
うわぁー、あやふやー(汗)
とにかく、せつなくも温かいお話で、それから道尾秀介の世界に入ったわけです

で、この「光」は誰もが思うであろう和製「スタンド・バイ・ミー」
主人公の少年・親友・親友の姉・いじめっ子・いじめられっ子・現代っ子
これらのスタメンに加え、頑固ばあさん・野良犬・冷徹教頭などなど
あの、子どもの頃の光に包まれたきらきらした日々
脆弱で、だからこそせつない
ラストにどんでん返しもなければ、派手なイベントもない
けれど、ちょっと笑えてちょっと泣けるそんな物語です
特に、いじめっ子といじめられっ子の関係が面白くて
いじめっ子なんか登場のときから、すっごく嫌な奴として書かれてて
もうね、スネ夫ですよ、スネ夫(笑)
それが中盤、あんな行動に出るなんて
最後の方なんか二人で帰ったりして
ほっこりせずにいられません
途中参加の現代っ子も不思議な子でねぇ・・
コナンくんみたいに頭の切れる子なんだけど、でもやっぱり子どもで
わたし的には、てっきり主人公と親友の姉は結婚してるのかなー、なんて想像してたのですが
まぁ、そんな感じで、今までとは雰囲気の違う作品です
「ラットマン」の真逆と言ってもいいかもしれない
あれも仲間がテーマだけど、プラス“大人”というワードが加わってるから全然違う
あー、なんか比較するとすっごく大人が汚いものに思えてきた(苦笑)
駆け引きなしの、まっすぐなあの頃
――もう2度と手には入らない
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