この日は舞妓さん、芸妓さんたちがお化けに扮して厄払いをされるというので楽しみに出かけました。
ところが素人さんたちのお化けの追っかけだったのです。
素人さんと言っても毎年参加される皆さんのようで、衣装や化粧が凝っていました。
八坂神社から壬生寺へ…そして嵐電に乗って嵐山へ追っかけしました。(^_^;)
一般の乗客も驚いたり 楽しまれたりの賑やかな車中です。
嵐山では休憩して 通りすがりの人たちとふれ合って居られました。
最後まで付いていく元気は無く途中で帰りましたが このような呑気な一日も
また、佳き日かなと思い返しています。
節分のおばけとは…皆さん由来はご存知でしょうか?
写真の後に添えてみます。







《おばけ》とは…。
その昔、立春で年が変わると言われておりました。いわば節分は大晦日。
その大晦日に仮装をし、一年の厄を落としに神仏仏閣へお参りをする。
そして、厄を落としたきれいな新たな自分になり新年を迎える…というもの。
また、さかのぼること平安時代、陰陽師の世界。
年が変わるということは恵方が変わると言うこと。節分の夜に神様が次の年の恵方に
大移動されます。その隙間を狙い、地獄から(厄、疫、鬼等々)が自分に取付かないように仮装して
化かす・逃れる…と言われています。
昔ながらの京の町なかの風習でしたが戦後廃れだし、かろうじて花街に残っておりましたので、
今や花街の行事の様に思われてしまっています。
この古き佳き風習「町衆の伝統文化」を、再び町中に取り戻そうと11年前より素人が
思い思いの姿で集まり、楽しんで厄落としをしています。『資料から…』