本日のスバル弄りは2時間ほどでした。
右前フェンダー内側を見つめて思案します。
って、今までちょろちょろ確認して寝る前に脳内モヤモヤして睡眠学習にて、ここをこうしてと仮作戦は立てているのですが、本当にそんなことしちゃっていいのかを再確認するのです。
フェンダーエプロンの下端が錆屑になっているのです。
錆屑はどうがんばっても錆なので切除するしかないのですが、どこまて切除するのん?
かなり大きい面積を切り捨てないといけないなー
でも足回りがあるので鉄板切るための道具が入りそうにないなー
ってことで右前の足回りを取り外すことを考えます。
まずはブレーキバックプレートを取り外したら道具が入る空間ができるんじゃね?
ってことでお手軽そうなバックプレートを取り外しにかかります。
ブレーキホースのリンク解除が怖いよー。このナット回るのかよーって超大変でした。だってナットを当てて捻ったらロックプレートがボロボロって砕け散りましたから...
バックプレート固定のボルトナット3ペアもドキドキですよ。なんとかボルトナット抜き取れました。
これでトレーディングアームの先端があらわになりました。
いつから掃除されていないのだろう。もの凄い状況なのでスクレッパーでほじくりーの、ワイヤーブラシシコシコ掃除して様子を確認....
うそっ?割りピンが落ちてきた??
なんで?割りピンがプニプニに部分に挿してあるだけ。
そもそも、このプニプニって液体ガスケットなのでは?なんでそんなのがキャッスルナットにこってりなすくられているのよ。
なんとか形が見えてきたところで....
うううっっっっっ。うそーっ。そんなばかな。
パーツクリーナーを持ち出して気になるところを徹底掃除しまして....
こんなのが出現です。念のために書きますが私はまだ工具を当てていない箇所ですよ。
タイロットエンド先端のポールジョイントリンク部分です。
なんとナットが締まってません。割りピン?なにそれ?
ナットが締まっていないのに、ボールジョイントのシャフトはガチガチにアームと一体化リンクしているのです。
これってどういうこと?
ボールジョイントのシャフトとアームが一体化しているのは錆で貼りついて一体化しているってこことなんでしよう。
ナットが締まっていないのは....
まずキャッスルナットで私のメガネレンチのどれを用いてもサイズが合いません。
ノギスで2面幅を測ったら16.5mmから17.5mmといろいろなことに...
つまり、キャッスルナットが歪んでますよ。
さあーさあー。痴呆親父が車検整備して車検を通してますよ。
なにをどうしたらこういう状況に?そもそもこんなのが車検に通るわけありません。
そのカラクリを推論するのです。なにぶん痴呆の仕事なので、私の理解を超えているのです。宇宙人が一生懸命に人間文明をこなす仕事をしているんだろうと考えるんですよ。
今回に右前を触ってみて、間違いなく右前を痴呆親父が物理的に乗り上げるなど大きいダメージを与えて修理しているのを感じ取ってます。
恐らく整備工場内をあちこち移動しているときに、タイヤホイールだったりバッテリーだったり大型工具だったり、そういうのが床にあるのがわからずに車を動かして乗り上げたりして大惨事しているんだろうと推論です。そんなことするの?と思われそうですが、なにぶん痴呆のすることなのでなんでもありなんだろうと考えます。そうでもしないとありえない事態ですよ。
ともかく足回りを取り外しているはずです。
そのときにこのホールジョイントリンクを外そうと努力しているはず。
こんなのポールジョイントプーラーで外せるはずなのに、きっと自分のもっている道具の使い方もわからなくなるのが痴呆なんでしょう。
キャッスルナットを外したが、どうやってもポールジョイントが外れない。
なのでポールジョイント切り離しをあきらめて、元通りに組み立てようとして....
キャッスルナットを斜めに締めこんだ。なんで回らないや、この錆ナットめ?ってインパクトレンチで締めこんだらキャッスルナットの口が広がって締めこんでいっちもさっちもできない事態へ...
そのまま、液体ガスケットを塗りこんでナットが締まっていないのを誤魔化してしまえ。
割りピンしていないのがバレると車検通らないぞ。液体ガスケットに割りピン刺しとこう。
そんなところなのでは?それで誤魔化して車検を通した。
はあーっ。それってダメダメじゃん。というか誤魔化す脳みそがあるってことは痴呆ではないってことなのか?あーっ。もう痴呆親父のすることはわからん。やっぱり宇宙人と思え。親父はこのタイミングで人間じゃなかったんだ。
尚、このままずーっと路上走行していたら、そりゃーポールジョイントが抜けて折れて右前のタイヤがもげてって大惨事になる確率が非常に高いです。
私が事故死してもおかしくない。というか他人様を巻き込んで殺しかねないってそんな状況だったのです。
知らなかったとはいえ、よくぞこんな足回りで我家まで途中までですが走行できたものです。
我家へ乗って帰るときにすぐに故障してJAFに前輪持ち上げて曳かれて帰ったのは、神様が助けてくれたのかもしれません。そう考えないと、前向きに思わないといけませんよね。
で、この斜めに立て込んであるナットをどうやって外すかですが....
そんなの簡単ですよ。グラインダーでナットをちょっと削りましてメガネレンチが入るようにしてメガネレンチの柄を鉄パイプ延長して回すだけです。そんなの整備士なら当たり前でする作業でしょ。それがわからなくなるのが痴呆で宇宙人ってことなんでしょう。
ポールジョイント抜き取りについては、ポールジョイントプーラーで切り離しです。クラウンワゴンと比較したらこんな小さいやつは楽勝ってか。
このタイミングにて、フェンダーエプロンのあちこちを叩いてみます。揺すってもみます。
うーんうーん。思ったよりしっかりしているなー。
これならトレーディングアームを取り外しても車体フレームが崩れるとかはなさそうだなと再確認です。
だってトランク床とか限りなくおかしいんですよ。トレーディングアームのほうが実質骨になって車体形状維持してたりしてないかと思うぐらいフレームの腐れが凄かったのよね。
トレーディングアームは、ごついボルト3本と、M8のボルト2本で車体に固定されてます。
まずはM8ボルト2本の抜き取りにかかります。
ボルト頭に液体ガスケットがなすくられているので痴呆親父が締めているのは確定です。
その液体ガスケットを剥がすとボルト頭は綺麗です。
よっしゃー、このボルト頭形状なら余裕だせ。
ここで何故にボルト頭が綺麗なのかを推論して作業すればよかった。
お気軽に工具をセットして、エイッ。めっちゃ硬いぞー。なんでだ。
工具の柄を鉄パイプで延長して、ゆっくりと体重かけて回したら「スッ」って空回り。
なんだ簡単にボルト回ったじゃん。って工具を見たらボルトの頭を咥えているじゃん。
おーい。ボルト折れたんかーい。
私のボルト折れ経験では、錆ボトルの場合はギチギチときしんでボキって音がして折れる。しっかりした鉄のときは凄い力をかけたらうんにょーって感じで粘るように回って突然バッキンって大きい音がして折れる。なんだけど...
こいつはボルトが抜けたような感じで「スッ」と滑るようにして折れた。それも音がまったくない。どういうこと?
まあー折れたものは仕方がない。左側のボルトと比較して異なるボルトなのです。痴呆親父が別のボルト差し込んでいるんだろうなー。きっと張力ボルトではない普通のボルト流用しているんだろうなー。
で、もう1箇所のM8ボルトも同じように折れました。
はあーっ、私のテンションだだ下がりです。モチベーションが腐りました。
プチプチ言いながら、やる気がなくなっているのに、次のところをダラダラと確認します。
トレーディングアームをシャーシに固定している主体三角部分ですが....
固定しているボルトの飛び出しがあからさまにおかしいのです。
なんでおかしいのかについては、痴呆が仕事しているからですよ。
この後に登場する各部の写真を見ながら、どうしたらそんなボルトナット締めになったのか想像してください。
ボルトの反対側、トランクルーム側です。
うーん。これって絶対におかしい。
フェンダー内側はナットの上にボルトの頭があるよ。どういうこと?喧嘩ナット仕込んでいるのん?
とりあえずトランク側のナットだよね?と信じてメガネレンチをかけて回します。
めっちゃ硬いです。恐ろしいです。
怖くなってフェンダー内のボルト頭だよね?と思うところも回してみます。
めっちゃ硬いです。おかしい。
CRC556をザクザクくれてやって、スクレッパーにワイヤーブラシにといろいろとボルト頭なのかナットなのかわからないやつを擦り掃除して確認するんです。
えーと、間違いなくフレームの錆と一体化しているのはわかりました。つまり根性でボルトが折れる覚悟で回せってことです。
トランク側にメガネレンチをセットして、柄にロング鉄パイプを差し込みまして、えーぃって...
音も無くゆっくりと粘るように動きました。3本とも動きました。
でも、ねっとり粘ったまま動くだけで緩む気配がありません。
うーんうーん。隙間にCRC556をくれながらワイヤーブラシで掃除して動いているところをよーく確認です。
なんだろう。スプリングワッシャーが3枚ぐらい入っているような気配です。
どういうこと?シムが必要なところではないだろ?
何回かねっとりと回していたら気づきます。もしかして共周りしている?
フェンダー内側のボルト頭とおもっているやつの隅っこにマジックで印をつけまして、トランク側のナットと思っているやつを回しました。
はいーっ、フェンダー内側のボルト頭も回りました。つまり共回り確定です。
そうなると、このクソ硬いボルトナットを、フェンダー内とトランク内に工具をいれて一緒に作業しないといけません。
はあーっ、もう嫌だなー。4時になりそうだしサジ投げて帰ろうかなー。と途方にくれているときに後輩がやってきました。
私のフヌケタ顔を見て大笑いしよるんです。
まあー、いいところに後輩が来たので手伝ってもらいます。
メガネレンチを渡して、「こいつの頭にかけてそのまま握っていてくれ。反対を俺が回すから、こいつが回ろうとするから押さえて耐えるんやで」。この説明で理解してくれまして...
めっちゃ試行錯誤しましたよ。だってボルトナットの組み合わせが理解不能です。
こんな差し込み方していたら、そりゃー凡人の私の斜め過ぎる上です。幼稚園生にこの立て込みナットにボルトをどう差し込んでナットをどうしめる?って遊ばせたらこんな組み合わせになるんでしょう。ってことでした。
本当に痴呆って恐ろしい。何十年もしていた自動車整備士の最後仕事はこんなことになるのかと...
なんとかかんとか取り外すことができたトレーディングアームです。
そして、バラバラと落ちてきた謎の金具。
痴呆親父がなすくりたくっていた液体ガスケットの中に埋もれていたやつだと思います。
痴呆親父の単なる隙間埋めにつっこんだ適当な物にしては、全ての形状が一緒だし汚れ具合が微妙なんです。
もしかして、これこそなにかのシムなのでは?でもこれってどこから出てきたの?
謎は膨らむのです。でもそういうのはパーツリストを舐め回したらきっと解決するはず。と考えて大切に保管しておきましょう。
もう時間が遅いです。なんか精神的に疲れました。だって常識はずれ斜め上過ぎなこと発見の精神的ダメージが大きいです。
ついては、本日の作業はここまでとします。
それでも、一部のマニアが大喜ぶやつです。私のブログファンの方は大好きみたいなんですよ。
あのカレー色のやつを激写しておきます。
トレーディングアーム側ですよ。
拡大写真ですよ。
トレーディングアームが車体フレームに接していた部分です。
それの拡大写真その1です。
その2です。よく見てよ。錆穴を腺で繋ぐと...
なんだかなー。キーマカレーを食いたくなってきた。
錆じゃなくて美味しい料理をイメージしよう。焼けすぎのピッツアでもいいや。
これってどんな料理に見えますか?と現実逃避を....
はあーっ。問題山積みってか?
明日はどうしようかなー(苦笑)