本日は魚釣りに行きました。
このところのコロナにより超絶不景気です。
毎日毎日、なにをしてもお金になりません。日銭稼ぎのロートルにはダメダメ路線のようです。
こりゃー、俺っちも痴呆が始まったんだわ。と嘆くことにします。
そんなことで日々あくせくしているのです。家庭の細かいことはどうでもよくなり、小銭のことばかりが脳内グルグルモードになっています。
すると、嫁の誕生日を忘れていた。(後輩から半額ケーキゲットしたか?っていわれて気がついた)
嫁も日々のきゅうきゅうといろんな締め付けで誕生日のことを忘れていた。
このところの会話なんて、「やっとキャベツや白菜が買えそうな価格になってきたね。もうちょっとで新鮮野菜が買えるよ」「今年は栗を見てないよ。葡萄も見てないよ。はあーっ季節物も買えないどころか見ることすらなくなったかー」って、激貧指数メキメキモードで後ろ向きな家庭を突き進んでおります。
で、ですね....
ここは気分転換、憂さ晴らしで、一日海で無我夢中で遊ぼう計画です。
実は1週間ほど前にも海に行くぞー計画したのですが強風のために見送りました。
そして、今回ですよ。昨晩に突然に「明日に海に行くぞ。もう仕事とかするの嫌だぞ」って私がアホになりました。
天気予報もほぼ無風いうてるし、小春日和の予報が出ているし、これは明日だ。明日に行くぞとなったのです。
で、突然の海行きです。といっても自宅から下道を車で1時間かかりませんでした。
コロナ禍なのか道路を走っている車も少ないのです。営業トラックも減りましたね。
はあーっ、海はいいやねー。って深呼吸してマイナスイオンを堪能します。
で、激貧の食材確保ですよ。
もちろん釣竿を用意してますよ。
時期としては、激貧家庭のベストシーズンは過ぎてます。
7月と10月が青物大物のシーズンなんです。
11月は、雑魚がそこそこ大きくなって釣りづらいのです。つまり大きめの餌取りがうようよってことですよ。
釣り餌は普段の食材の残り物です。鳥皮、鳥肝、魚の内臓冷凍保存していたやつ、等々、冷蔵庫から持ってきてます。だって思いつきで海に来ましたし、餌買うお金ももったいないし(笑)
まあー、なにか雑魚が釣れたら、そいつを切り刻んで切り身にしてやればいいだけです。
さきにジーちゃんが釣りしてまして、ジーちゃんに挨拶です。
「隣に入っていいかい?釣れるかい?」っていつもの私なりのマナーです。
これに対する返答次第で、先に入っている釣り人の性格と、ここで釣りをするかどうかの判断になるのですが....
ジーちゃんは気前のいい人だった。というか嫁が気になって仕方ないらしく、ジーちゃんにしたら「女が釣竿だしよるぞ」でご機嫌になりました。
まあー、ジーちゃんに「おーっ、隣で釣れ」って大歓迎してもらい、無駄話しをしながら海を見る私です。嫁はちゃくちゃくと釣りのしかけを結んでいます。
嫁は日ごろの憂さ晴らしで大物と綱引きしたいとのことで青物狙いです。80cmぐらいのメジロ(ブリのちょっと小さい奴)食って来いです。
太い仕掛けをせこせこ結んでます。そして私にジーさんとしゃべっとらんと餌釣ってと目で指令が下ってます。
バナナをもぐもぐしながら「わかったよ」って嫁に手で合図して....
私は餌の小魚釣り仕掛けを段取りです。
とりあえず釣り餌はバナナの皮を刻んで流してみましょう。
って、バナナの皮をはさみで刻んで針に刺していたらジーちゃんに呆れられた。
それを、ふかせ釣りで流して小アジを釣ったら、ジーちゃんの目玉はまん丸に...
嫁に「ほれ餌やで」と渡すんです。
嫁はサクサクとアジに釣り針をさして放り込みました。
ジーちゃんが、「奥さん何しよるん。釣ったアジ放り込んだで」って...
まあー、嫁は大物を取りたいと息巻いているんです。なので餌はアジですよ。
って、ジーちゃんは呆れてますよ。
足元にフナムシが来たので踏みつけた。それを針にさして流します。くそーフグが連れた。
とか、まともな釣り餌がまったくないのに、適当なものをつけて流して私は雑魚をチマチマとこなすのです。
ジーちゃんは呆れて、無駄話し炸裂モードです。
いいっすよ。最近に他人様と無駄話しすることなくなったので、なんなりと陽気にお話しますよ。ってジーちゃんと付き合いつつチマチマと釣りしてたらジーちゃんに気に入られた。
ジーちゃんが、「お前ら見て呆れたわ。魚の食い気なくて連れへん潮になったのになんで釣れるんや。もう俺は釣り止めるわ。2時間ほどなんも釣れてない。残った餌やるからもっと釣って見せろ」っていいだした。
うっそー。ラッキー。って本心で思いつつ、ジーちゃんに大声で「餌もらっていいん?ありがとう」って...
シラサエビ(生きた川海老ですよ)をもらった。これは餌取りさえ回避すれば釣れるやつだ。
ジーちゃんから、シラサでメバル釣ってよ。そんでメバル頂戴って言われた。
「えーっ、メバルなん?そんなん見えへんでー」って返答したら、ジーちゃんから「あんたら魚見えてるんか?」と言われる始末です。
そうですよ。魚の気配感じてますよ。
ってことで、シラサエビで手のひらぐらいのオセン(スズメダイ)が釣れて餌取りいやーねーって放流したら、ジーちゃんから怒られた。あのオセンが欲しいとのことで...
えーっオセンが欲しいのかいなー。そんなんいくらでも釣れるやろ。目の前にうようよいるぞ。
ってことで、数匹獲って釣り餌のお礼でプレゼント。豆アジも数引き釣ってプレゼント。
「本当の釣りえさだから、潮に乗せて流せばそりゃー雑魚なら連れまっしゃろ。」って返答したらジーちゃんから、あーたらコーたら。ジーちゃん楽しくて仕方ないらしい。
そんなこんなでジーちゃんはお土産も増えてご機嫌さんで撤収されました。
よしよし、餌あるでー。ラッキー活エビだぜー。
ってことで、嫁が欲しいであろう小アジを狙うのですが....
うーん。オセンにベラに赤ジャコに、と餌取りに苛められます。
くそー、誰かコマセあげるよ。っていう釣り人がいないかなー。って邪な気持ち満開で周りを見渡しますが、コロナが酷くなり始めた平日に釣り人はおらずです。
シラサだと餌取りとの格闘が厳しいです。いや、もしかして餌取りを釣りつくせば....。とかアホな考えはやめよう。
餌取りって、なにか魚を釣り上げたらそこに餌があると思ってかいっぺんに沸くのよね。
だから、1匹釣っては場所をちょっと変えてって、あーっ面倒なふかせ釣りしているなー。
まあー、そんなこんなで....
嫁は意地になって青物狙いをずーっとしてました。そして一度も針にかからずです。魚との綱引きもないままボウズとなりました。
嫁がいうにはスズキがアタックしてきたけど食わへんかった。とかなんとか...
私は美味しいものが食いたい一身です。
なので、シラサエビがあるなら。とずーっと雑魚釣りをがんばりましたよ。
お持ち帰りとなった魚です。
ねっ。雑魚釣りしているでしょ。
写真に一緒に写っているウキも戦利品です。流されてきたのをすくったのです。海から回収したのでえべっさんですよ。でも私の釣り用途では使いません。だって浮き釣りしないし(笑)
ブツブツと不平を垂れながらも私一人でこんな感じです。
この時期の雑魚釣りは空振りなしでなにかが針にかかるのですが、キープになるのは1割もありません。ともかくオセンと赤ジャコが多すぎです。
写真撮影ですが、嫁が料理をしている横で勝手に私が魚を並べて撮影しています。
ボウズの嫁は不機嫌です。「魚の写真撮るんかい?私がボウズってブログに書くんか」というので、そうやでって返事したりしていたら...
えーと、グレの大きさ比較に1000円札をって1階に降りて財布をゴソゴソと段取りしていたら、一番大きいグレが流しの上に上がって包丁入ってた。
うそーっていう私です。
そうこうしていたら後輩が2階へあがってきて、「もう帰るねんけど。アジあるのん?」って....
嫁がグレ何匹か持っていってええでって返答したら、グレ1匹とアジ10匹ぐらいがサクサクと消えた。
そうこうしてたら、もう1匹のグレも嫁に取り上げられて....
「ちぇっ、一番小さいグレを撮影ってことかい」って言うたら、嫁が「そうよ。むかつくから小さいグレの撮影を許したる」って....
まあーそのー。
そんなこというてますが、嫁はニコニコして魚をさばいてます。
「グーちゃん美味しそうやでー。刺身するでー」って...
嫁は誕生日祝いの釣りを楽しめたのだろうか?
無口で一日中、防波堤の上をアジぶらさげてうろついていたからなー。
きっと楽しんだんだろう。
私は大物はまったく考えずに、餌取りとの知恵比べ、いろんな棚を試行錯誤して流していくなんて釣りの初心に返って楽しめました。
まあー、釣った魚は小さいんだけどね。
最近の不景気と一緒で魚もこんなんだったけどね。
きっと美味しい魚にお口はウキウキになるんだよね。
ふーっ。ブログを書き終えてしまった。
無駄話しを書いている間に晩飯になるかと思ったんだけど、嫁は料理に苦戦しているんだろうか。思いついて一品、二品って器が増えたりするのかなー。
まあー久しぶりの魚釣りに、久しぶりの魚だからねー。うふふふ。
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