
なんか調子の悪いクラウンワゴン君です。
どう調子が悪いかについては、8月15日のブログを読んでください。
本日に試してみるのはISCVってやつ。
カタカナ表記だと、アイドルスピードコントローラーバルブというやつで、スロットルバルブの吸込み空気量を補足制御するやつです。
こいつが調子悪いと、エンジンもたつき、ハンチング等のあやしい症状がでるとのこと。
高速回転時に力が出ないというも該当するかなーと疑ってみた。
今、車体についている部品が機能しているかの切り分け方がわかりませんので、とりあえず別の部品個体と交換してみて何か変化があるのかを見てみようということです。
ちなみにこの部品は恐ろしく高いらしい。
私の旧いパーツリストから値段を調べると77400円と出た。旧車のパーツって値上がりしていく傾向にあるから、今まじめにトヨタ共販から買ったら幾らすることやら。
もちろん激貧がそんなのを新品で買えるわけありません。中古を用いるのです。
さらに中古でもISCV単品を狙うと結構な高値なんです。それよりもISCVが取り付けられている部品を入手する方がずっと安くつくという傾向です。
えーと、以前に乗っていたクラウンバンの時にスロットル一式を予備で入手しているのですが、この一週間ほどあちこちを探すが発掘されず。どこかに仕舞い込んで行方不明です。
仕方がありません。ヤフオクで安くスロットルボティーが出品されていないか探します。
そして、スロットルボティーを送料込2000円で落札入手です。
クラウンワゴン(GS130G)、クラウンバン(GA-GS136V)のスロットルボティーがビンゴで出品されていればいいのですが、急に欲しいときにそんなビンゴに巡り会えるはずありません。
ついては、1GFEエンジンから取り外したという文言のある出品物で写真をよーく見てデザインが似てそうなやつを物色するんです。
そうしたら、一番安いやつでなんとなく似ているなー。
ヤフオクの出品写真は、ストアーさんは多数写真をアップしてますが、一般の人は3枚の写真です。
この出品者さんは解体屋だったのですが、ストアー登録ではなく一般で出品でした。
その3枚の写真で判断です。私が欲しいセンサー類のところが正面向いている写真がありませんでした。
えーい。ここは博打だーとポチリました。(結果として、この辺の運のなさは笑ってください)
まぁー、安いだけあって汚いのですが、それはそれ。逆に汚いほうがどういう状態だったのかわかるということでブラス思考に考えましょう。
そうそう。このスロットルですが、チェイサーGX100から外したものとのことです。
さてさて、このスロットルのポイントになりそうな写真をアップしますよ。
皆さんの車体でスロットルボティーを外すことはほぼ無いかと思います。
一般はまず触らないだろうし、ちょっと車好きな人ならエンジンコンディショナーをスロットルに直接吹き込んで掃除ぐらいでしょ。
そのちょっと車好きな人がエアインテークを取り外してスロットル内部を拝んだときの面ですよ。
つまり、スロットルボティーのエア吸込み側になります。
この汚れ具合を見ておいてください。
これをどうとるかですが、私としてはすごく汚れていると判断します。どちらかというと汚れて気持ち悪い部類に思います。でも、世間的にはこの程度の汚れって割とそのまま乗っているのでは?
ここから、ISCVに吸い込まれる入口が見えます。筒の横穴になるので、はっきりいって吸い込み口周辺に汚れが溜まりやすい部分ですよ。
次は、インマニ側、つまりエアー掃出し側、エンジン側です。 こっち面はスロットルを取り外さないと拝めない部分です。
いやー。めっちゃ汚いわ―。
見えないところはこんなガサガサに汚れがコーティングされてまっせ。
私が目当てにしているセンサー類です。
あちゃー、ここで私の引きの中途半端さが露呈します。
まずは第1目標のISCVです。これは目標達成しました。
このカタツムリのようなやつが古いパーツリストで77400円と記されているやつですよ。部品番号もビンゴです。
次は失敗したやつ。スロットルポジションセンサーです。
私のクラウンは四角くてごつくて3線コネクタのやつです。つまり異なるセンサーがついてました。これが私の引きが中途半端ってことですな。
ちなみにスロットルボティー自体はどちらのセンサーでも取付できるようにネジ穴が切られてます。ついてはボティー自体の流用は可能なのですが....
このスロットルボティーって表面の肌のアルミ腐食が気に入らないなり。って、ことでISCVだけ活路を見出します。(もちろんスロットルボティーをコンパウンドで磨いたらピカピカに化けるのですが....)
中古のISCVの入手目的で送料込2000円の散財をどう考えるかです。もちろんスロットルボティーがビンゴすれば大成功だったのですが....。私の価値観ではこの散財は超微妙なのでした。(激貧生活しているからねー)
ではセンサー類を取り外してみます。
ISCVのネジが硬いですよ。こんなに硬くなるのに鍋ビスが使われているのよねー。
ここを分解する人はこんな固着ネジどうにでもするよねー。
私のスバルでのサビサビネジと比較したらこんなものは余裕で外せます。
そしてご開帳。
ISCVが嵌まっていた部分です。うへー、汚いわー。エアー通路に爪先入れたくないわー。
ISCVの裏側です。
こんなにガム状の嫌なやつが...
ここで吸気側写真の汚れを思い出してください。スロットル吸気側目視があの程度のものは、内部ではこんなことになっているということです。
こいつらを掃除しますよ。
エンジンコンディショナーで泡吹いて歯ブラシでしこしこ。
強力パーツクリーナーで浮いた汚れを洗い流して。
普通パーツクリーナーとウエスで綺麗に拭き取りながら磨きます。
この小さいISCVを流し掃除しただけでこんなことになりますよ。これでもウエスで磨き上げた汚れ分は無いんですよ。
で、掃除したISCVはこうなります。
もちろんハーネスの接点部分も掃除します。
これで欲しい部品取得の目標は達成したのですが、残ったスロットルボティーが汚くて、触れる度にお手々が汚れるのです。
あー。手が汚れるのがイヤーってことで、使う予定のないスロットルボティーも手が汚れない程度に簡易洗浄しておきました。
これで落札入手部品の掃除の巻きは終了です。
ここで、スロットルを開けたときに必要となる部品をパーツリストからさらいます。
というのは、どのみち車体についているスロットルを取り外して綺麗に掃除しようと考えてます。
パッキン類は最終的に新品をセットするのです。
トヨタ共販に電話して部品を注文です。明日の到着便で用意できるということで注文確定しました。
(トヨタ共販への短縮ダイヤルを登録しているわが事務所もどうかとおもうでしょ。そして私のような素人でも快く電話でやりとりしてくれる共販に感謝。近所のディラーも見習ってほしいものです)
パーツの手配ができたところで、こころおきなく、次は、車体のISCVを入れ替えてみようです。
中古スロットルが取り外したISCVのゴムパッキンは、取り外したら必ず伸びますので再使用不可です。
もちろん新品のメーカー指定部品を用意するべきなのです。
私の場合はとりあえずのお試し運行をしたいので流用作戦ですよ。
もちろん良い子は絶対にしてはいけない作戦です。もし真似をする人は自己責任ですよ。車が壊れても知りませんよ。
ISCVのOリングパッキンが嵌まっている溝の直径を計測です。
ジャスト40mmでした。
そして、私の手元にある怪しい汎用部品の登場です。
このOリングセットから、内径33mmのやつをチョイスです。
40mmの胴体に33mmを伸ばしてはめるというのはどうか?と思われそうですが、ISCVとスロットルボティーはめ合い部のクリアランスを考えると、ゴムの飛び出し量を考慮して素人のいい加減脳みそが33mmとなったのです。
その理由は、肉圧のゴムをセットして強引に押し込んでねじ止めすると取付のタイミングでISCVにクラック生じかねないでしょ。
では、車体のスロットルについているISCVを取り外します。ついで仕事でバキュームスイッチングバルブも取り外しました。そうそう。コンピュータリセットもしたいのでバッテリーのアースも外しておきます。
さて、ここからがワクワクです。
高速回転したときに息継ぎするエンジンのスロットルについているISCVを外したらどうなっているかです。
皆さんの予想はどうですか?
私の予想はガム汚れがべっとりなのですが....
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あれれれ。本当に。
ジャジャーン。
意外にも内部は綺麗だったー。
って喜んでいいことなのですが、ISCV関連の汚れが犯人だろうと考えていた推理が外れた瞬間です。
もちろんISCVの裏側も綺麗です。
気になるのは、ISCVのはめ合い部分にこれだけのオイルがあるということ。
このオイルがブローバイ制御でエンジンヘッドから吹き込まれてくるということなのでしょうか?
こんなにオイルが入るものなの?
そして、このオイルがプラグで燃やされるということ?
本当にこんなにオイルがあっていいものなの?と私は不安に思うのですが、なにぶんド素人なのでなんとも判断できません。
外したところが綺麗だったことにガッカリしながら(綺麗なことはいいことなんですよ。でも、私がある意味で考えていたことが外れたのですよ)、指の入るところだけ簡単に拭きとって(ウエスで吹くだけで綺麗になりました)、入手した中古のISCVを取り付けました。
さてさて、ついで仕事ですよ。
バキュームスイッチングバルブの中が詰まっていないかと、ホース差し込み口からエンジンコンディショナーとパーツクリーナーでお掃除です。結論は、汚れはほとんどありませんでした。
さらにこのバルブに繋がっていたホースを口にくわえてスーハ―とテストしてみました。
思っていた結果で特にどうこうということはなさそうです。
本日のお掃除目標はここまでです。バッテリーアースをバッテリーに繋ぎましてエンジン始動。
もちろんのように普通にエンジン一発始動です。
最初の2秒ほどエンジン回転があがって、すっと回転数が下がってアイドリングが安定するのも一緒です。
スロットルボティーの四角いスロットルポジションセンサーの取り付け角度を変えてみます。
これを変更することでアイドリングの回転調整なのです。
もちろん取付位置で変化があるので、スロットルポジションセンサーに不具合はないものと考えます。
さてさて、夜中の街を半額食品を求めてドライブです。
特に今までと変化なし。ということで、ISCVは悪さしていないということでしょう。
ふーん。私の予想が違ったってことですね。
次はプラグコードやデスビを攻めてみる予定です。
そうそう。誰かタイミングランプ持ってないかなー。そしてタイミングランプの使い方も教授してくれないかなー。
もしかして進角がずれていてエンジン高速回転時の息継ぎがあったりしないかなーという疑いももっているのよね。
と、激貧がタダで知識を得たいと皆に嘆願してブログ終了です。
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