なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

PCサーバーのボタン電池交換

2015年10月05日 23時12分07秒 | コンピューター関係

こんなのをブログ記事にしてもつまらないと思います。業界の人なら知っていて当たり前のことです。

それでも、一般の人からしたら、サーバー機ってどうなの?って感じみたいだったので、そういった方向けにサーバ機をちよろっとだけ見せます。

で、結局のところ、私が、いつあの機械のメンテしたっけ?と確認するようのブログ用途で書くことになります。

 

数日前から、「後輩が手伝いに来たときに使用するようのPCサーバ」が不平をいいだした。

具体的には、起動時にCMOSエラーを出して、HDDから起動しなくなるというものです。

私の経験では、お客様のところのトラブル呼び出しナンバー1症状のやつです。

ようするに、バックアップ電池が干上がって、PCの基本設定情報が飛んでいる状態です。

基本情報って、日付が飛ぶだけと思っている人が多いようですが、それだけではないですよ。

増設しているカード等の情報振り分け設定とか、メモリーのアクセススピード設定とかを保持しているんですよ。

それが、バックアップ電池が駄目で、どんな設定になるかわからいという状態です。

電池が枯れるとメーカー出荷時設定になるんじゃないですよ。どういう状態になるか不安定というのが要注意なんです。

なので、毎回BIOS設定画面を出して、設定しなおしてから再起動。すると、きちんとHDDから起動するという感じでした。

まぁー、電池が干上がったマシンの運用なんて、この業界では多々あることでして、めんどうなおまじないとして最初にBIOSを触ればいいんですよ。

でもねー、BIOSの設定をしくじると大変なことになったりするのも事実でして、そのうちに電池は交換しようとしていたものです。

 

さてさて、俗にいうPCサーバー機ですが、基本設計は普通のパソコンと同じと考えていいです。使われているパーツが信頼性の高いもので構成されているというぐらいです。

それは、もう念には念をいれて、もし故障したときに代替で動作するようにいろんなギミックが仕込まれているというだけなんです。そんなギミックを無視すれば単なる馬鹿でかくて重たいパソコンってことです。

今回のターゲットです。

富士通の PRIMERGY TX600 ってやつです。

ええ、もう古いサーバー機です。私の仕事が景気よかったときに、とてもとても活躍してくれたサーバーです。

それが、今となっては後輩の玩具....。いやいや仕事道具ですね。

ラックサーバーで4Uと呼ばれる筐体で、でかくて思いのです。

それを、このラックから引きずり出すのがおっくうでして、サーバー入れ替えをしないでそのままダラダラと運用してます。

ちなみに、これよりずっとスペック上のサーバー機がスペアで転がっているのですが、ソフト類の再設定が面倒なので結局放置プレーになっていたりするんです。

まぁー、古い機械でも、特に不満無く使えているので、そのままというのは、この業界では多々あることです。

ヒーヒーと言いながら、ラックからサーバー機を取り外しました。

だってHDDが10台入っているんですよ。HDDスロットを抜いたらそれだけで10Kg以上軽くなるんだけど、HDD周りは、なるだけ「触らぬ神に祟り無し」にしたいでしょ。

うんとこしょ。とテーブル置きました。でかいでしょ。

ちなみに、サーバー機にも松竹梅とあるのは世の理でして、この子は、一応上位グレードに該当します。

上位のやつだと、蓋をがばっと空けなくても、故障しやすい増設カードやファンだけをサクッと交換できるように点検窓が設計されていたりするんですよ。

点検口から見える増設カード部分です。

では、マザー部分のカバーをスライドしてご開帳。

神々しい贓物の登場です。

透明な空調フード越しに撮影しています。

サーバー内の空調設計がいいので、10年ほどノーメンテ固体なのに内部のホコリは少ないでしょ。

このホコリを体積しないように設計されているのがサーバーの良いところなんですよ。

空調ファンです。

この8連空調ファンが、サーバー機の中央に仕切りのように配置されています。

サーバー機の上位モデルは、機械内部の風通しをよくするために、サーバーの中央にファンを設置するんですよね。つまり筐体自体が風胴になるように設計されています。

これが、安物サーバーだと筐体の端っこにファンがついていて冷却効率悪し+ファンの風切り音が異様にうるさかったりするんですよ。

格安サーバ機との違いってこういうところにあるんだと私は思います。

透明空調フードをめくってホコリの確認をします。

特にホコリ無しです。

写真をみて、PCに詳しい方なら「ムムム....」と気づいたかも?

このサーバ機は、現状にてXEONが2個搭載されています。

あと、CPUソケットが2個空いているので....

そう、憧れの物理的に4個のCPUが搭載できるというやつなんですよ。

まぁー、古い機械なので、それは昔の栄光って状態ですね。

今回のご開帳にて、メモリーが2枚しか入っていないことに改めて気づいた。

せっかくなので、余剰メモリーがないか物色してみる。

では、こいつのメモリーはどんなタイプだっけ?とメモリーを取り外して確認です。

DDR PC-2100 CL2.5 ECC-REG ですな。

PC-2100ってのが増設しやすくていいね。速いメモリでなくてもいいのね。

ECC-REGはサーバー機では当たり前なので特に気にしない。

ふんふん。と気楽に考えていたら、「フッ」と気がついた。

「DDR」・・・

あん?DDR2じゃ、ないんかい?その前の世代のDDRってか。

そこまでお前は古い世代だったのか。

えーと、単なるDDRのサーバー用メモリーか....。さすがにそんなのコレクションしてないよなー。

とかブツブツと小言をいいながら物色して4枚みつけました。

とりあえず、こういうメモリー構成でいこうと考えた。

しかし、背の高いメモリーは空調フードに干渉するため取り付けできずでした。つまりメモリー4枚で運転します。

さて、本来の目的物です。

ボタン電池は、表面にサビが出始めてました。そりゃー電池寿命です。

で、この電池ですが、サーバーだからといって特別な電池ではありません。

しょせんパソコンと基本設計は一緒なんだってば。だから電池も一般的なパソコンと同じです。

この電池を交換して、元通りに組み戻します。

はい、ご機嫌さんでサーバー君は復活しました。

 

えーと、自分がメインで運用しているNEC EXPRESS君も電池が駄目なのよねー。

そのうちに交換することにしましょう。


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