なが~ンのごちゃごちゃ、そして長~く続く出口のないジャンクなパラダイス??

ジャンクと戯れている中年オッサンの日常と、嫌々な車いじり、オーディオなことや魚釣り等、仕事以外のことを書きなぐります。

通称「サンポールメッキ」の実験結果

2013年04月10日 23時49分28秒 | うんちく・小ネタ

昨晩から実験継続中の通称「サンポールメッキ」です。

結果が出ましたのでそのまとめ。

 

 

メッキする前のボルトの状態は前日のブログを見てください。

(前日のブログ)http://blog.goo.ne.jp/nagan_k/d/20130409

 

結果としては成功です。

実験時間は、ヘタレた単2電池2本で一晩です。電池の電圧は2本直列で2.7Vと出ましたので明らかにヘタレの電池です。

そんな電池使用でも、これだけメッキできました。

なにも磨きしないでこの状態です。

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錆び錆びだったボルトがこんなふうにメッキされました。

これを「ピカール」で軽く磨いてみたのですが、このメッキが硬くて綺麗になっていく気配がありません。ちなみにマイナスドライバでこすってみたのですがメッキがはがれる気配はまったくありません。

ともかくピカールで磨いた後の写真です。

まずはネジの頭部分。昨日のブログを見てもらうとわかりますが、半分だけ、#1000のペーパーで磨いた箇所です。

Photo

錆がおちたらいいだろうという簡単なペーパー掛けだったので、鏡面にはなっていません。

それでも端っこだけ、しつこくペーパー掛けしたところは鏡面風になっているのがわかるでしょうか?

ちなみに中央部分は、分厚くメッキが乗っています。一晩ネジを動かすことなく放置していたのでメッキに偏りができています。

この中央のザラっとした感じに見えるメッキ部分ですが、ピカール程度ではびくともしませんでした。パッと見はざらっとしてますが、これでも、指の腹で触る分にはそこそこつるつるなんですよ。

次は頭側面の一部を#300のサンドペーハーで荒らしてみた部分です。

Photo_2

次は、まったくペーハーをかけずに錆び錆びだった箇所です。

Photo_3

#300のペーパー荒らしでも、するしないで明らかにメッキの仕上げが異なります。

ネジ切部の赤錆が酷かった箇所もこんな感じになりました。

Photo_4

そうそう、あれだけ錆び錆びのボルトを入れたのにサビ取りしたところと、そのままのところでそんなに違いを感じないでしょ。

これですが、錆びたボルトをメッキ槽に入れた瞬間にサンポールと反応して錆びがとれたんだと思います。

錆が酸で取れてからメッキがはじまっていると考えられます。

あれだけ赤錆がひどかったボルトがこうなるとは驚きでした。

綺麗にメッキする手順としては、まずは素材のサビを落とすこと。ちまちまと磨いてもいいけど、面倒ならサンポールで洗ってしまえだと思います。

鏡面みたいにしたいなら、小さいサンドペーパーで下地を丹念に作ること。磨いて磨いて丹精こめてつるつるにしたら、きっと綺麗なメッキがかかると思います。

メッキ液は、サンポールを5倍希釈でいけました。尚、メッキしていくと酸が反応して薄くなっていくみたいです。泡立ちが薄いと思ったらほんのちょっとサンポール追加でまた綺麗に反応しました。

電圧は先駆者の情報で3V程度でいいみたい。そのくらいで時間をかけてゆっくりとメッキ層をつみあげていく感じですね。

メッキするものは時々うごかすこと。というのは電極に近いところが反応するようで、固定しておくとメッキの厚さに偏りができました。

同じ理屈でいくと、電極の距離は離れていた方がいいと思います。その方が綺麗にメッキがかかるかと思います。

反応して泡がでるのですが、その時に水溶液が対流します。この対流も結果的にメッキを綺麗に載せる味噌のように思えます。

私はメッキ槽として、風呂桶(底が浅くてわりと丸っこいやつ)を使ったのですが、底が丸いと水溶液がきれいに循環してました。

と、こんなとこかな?

 

 

次は、いよいよ筆メッキをどうやって実験しようか考えることにしよう。

そうそう、メッキをした後ですがすぐに中和する必要があります。

そうしないとメッキ槽はサンポールの酸なので、メッキしたボルトが空気にふれるとすぐに酸化するのでは?

メッキしているのですぐに目に見える変化はなくてもなにかしらの反応が進んでいると私は考えます。

ついては、メッキ槽から取り出したらすぐに中和させる必要があります。酸の逆ということでアルカリ性のものに反応させないと。

家庭で簡単にあるアルカリ性のものは石鹸や洗剤だと思います。マジックリンもアルカリですねー。

で、私はアタック(洗濯用洗剤)を使いました。アタック超濃いめで石鹸水を作りその中にメッキボルトをどぼんです。もちろん亜鉛板も、ステンレスのざるも、どぼんです。

どぼんしたまま1時間ほど放置しておきました。これできっとアルカリと反応して中和されていると考えました。あとはお湯でゆすぎ洗いして終了です。

あとは、屋外に1週間ほど放置してメッキボルトの変化を見てみようと思います。

亜鉛が解けたメッキ溶液は再利用できますので保管します。

サンポールはプラには反応しないので、ペットボトルに入れて保管しました。

さて、次にこのメッキ溶液が活躍する時は、実車のサビサビパーツか、または、筆メッキの実験のどちらかですね。

 

 

明日は、いよいよスバルを路上に出してみるかな?

ガレージに置いたままだとスバル君はオイル漏れしないみたいなのよね。

ちょっと走ってみて、どこからオイルが漏るのか確認してみよう。

 

 

今朝の体重は、80.5 体脂肪25.4でした。


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