本日のスバル弄りは、ピストン+シリンダーの組み込み完成を狙ってました。
しか~し。私の中で迷い事が発生。作業中断となりました。
誰か~。スバルのエンジンについて詳しい方。
サークリップの向きを教えてくださーい。
では、本日の作業内容を....
本日の作業は2時間ほどでした。
ピストン+シリンダーの組み付けを目標として次のものを準備しました。
- 500ccのペットボトル
- 耐熱液体ガスケット
- 切り出したシリンダーベースガスケット
- シリンダーベースナット(2面幅14mmのM8ナット)
- シリンダーヘッド固定ボルト
- サークリップ (新品)
- 前回のスバル弄りで掃除完了したシリンダーヘッドガスケット
この写真に写っていないものとして、当たり前ですが、
- ピストン
- コンロッドベアリング
- シリンダー
- シリンダーヘッドカバー
- 耐ガソリン液体ガスケット
です。
エンジンコートまで終了したエンジンの登場です。
切り出したシリンダーベースガスケットが間違いないか確認です。一部微調整カットもしました。
前調査でブログを遡って確認したら、シリンダーのネジ切り穴にタップをかけていないことが発覚です。
ついては、チマチマとタップをたてました。
ピストンが無い状態で、シリンダーベースガスケット、シリンダー、エキマニをはめ込んで(ナット締めしないで)、しっくりとしているか確認です。
特に違和感もなく立てつけも問題なさそうです。
整備書を読むとシリンダーを乗せた後にシリンダー芯出しという作業があるのです。
ピストンとシリンダーが馴染む位置を見つけ出すために、ナット締めする前に、クランクをクルクル回してピストンが居心地の良い位置にシリンダーを位置決めしろということらしいです。
で、クランクをどうやって回せと。そこのところは整備書に載ってないのよね。
ネットの情報では、クルクル棒なる自作道具を作ってクランククラッチ側にねじ止めして回しているのをみつけました。またはセルモーターを回すみたいです。
なるほど、なにかの治具でやるのが王道のようですが、そんなのを作る道具なんてありませんので...
クランク側に喧嘩ボルトをしこんでみてラチェットでグルグルとか考えました。さすがにインパクトレンチだと振動があるのでダメだよね。
で、喧嘩ボルトしてみたのですがイマイチなのよね。(喧嘩ボルト仕込みの写真を撮影するのを忘れてます)
いやいや、もっと簡単なことでいけるのでは?とひらめきました。
冷却ファン(カタツムリの中にあるやつね)をはめ込んでみて手で回してみると、こっちの方がやりやすいです。
で、芯出しのためにクランクを何回回すのでしょう。整備書にもネットをぐぐっても具体的な回数が書かれていない。
しっかり回すとか、馴染むまで回すとか、しつこく回す、そんなこと書かれていても、それって何回なのよ?
ここまで数値が出てこないってことは、エンジン組み立てる人には当たり前的なことで数値を書く必要のないことってことでしょうね。
ともかく沢山回したらいいんだよね。10回を10セット回すと100回転だなー。
うーん、500回転ぐらい回すのか?手でファンを回すのだから1回転2秒としたら500回転で1000秒。
1000秒って16分超えだよ。そんなに時間かけて回すのか?
誰がどれだけ回すか教えて―。
次の課題を悩みます。
芯出しのクランク回転は、どっち回しなの?
シリンダーの中をピストンがシコシコ。その動きの芯出しとあたりをとるということでしょ。
それならエンジンの正方向回転でやらないといけないよね。逆回転で合わせたらバカだよね。
で、エンジンの正方向回転って、どっちにクランクが回るのよ。
これもエンジン組み立てる人には当たり前すぎることなのかな?だから回転方向についてどこにも出てこないのか?
これは推論でせめてみます。
ミッションを3速に入れます。
ドライブシャフトの片側を固定しましてデフの片側をロックします。
クラッチハウジング内のギヤを手で回してみます。
すると、クラッチハウジング内のギヤと連動してドライブシャフトが回転します。
よく観察したら、そのギヤは同じ方向に回転しています。
車が前進するときはドライブシャフトがこう回っているはずだから、と逆算して...
クラッチ側からみて時計回りがクランクの正回転と推論しました。
もし、この推論が間違っていましたら、偉い人は私を是正してくださいまし。
次は、ピストンリングコンプレッサです。
激貧はこんなのでなんとかしようかと...
500mmのペットボトルです。数日前の春の嵐で我が家の玄関前に吹き溜まったゴミから回収したものです。
カッターで切り刻んで、ホースバンドで撒いてみました。
オイルを垂らして滑り具合を見る限り、これでいいんじゃね。
まあー、やってみてどうなるかは激貧の運しだいです。(シリンダーとピストンの隙間にペットボトル板が噛みつかないことを祈る)
次は、ピストン取り付け向きの確認です。
整備書によると矢印を吸入側に...
吸入側ってキャブ側ってことでいいよね。ピストンにマジックで書き込みました。
次はサークリップの確認です。
「の」の字をしているタイプです。
「の」ということは向きがあるんです。高速で回転するものを抑え込むのです。
「の」が事実上のテンション受けとか逃げとかの機能が組み込まれているのではと考える私はバカでしょうか?
サ―クリップを外すときにそれに気づきまして、外す前にすべてのサークリップの向きを確認しています。
全てコンロッドの回転に対して同一方向を向いていたのです。なので意味があるはずと確信しまして1個だけ取り外さずに掃除していたのです。
それがコレです。
この方向に合わせて取りつけたらいいのよね。
昨日に調べた時は、パーツリストもすべて同じ方で記されていたしね。
そうそう。念のためにパーツリストを確認しよう。
あれーっ。うそ。本当に...
もう一度、よーく現物と見比べます。
うそーっ。パーツリストの絵と逆向きにサークリップが入っているよ。
ああ~ん。これってどういうこと?
いやいや。現状サークリップの向きと整備書の絵が正しいとしたら、ピストンの向きが逆?もしかしたら整備書のピストンの向きの説明が間違っているとかはないだろうか?
ピストンならシリンダーとの現物合わせで向きの確認ができるのでそれを試みます。
まずは、ピストンリングの合い口位置を合わせます。
合い口が、シリンダーの吸入口排出口の位置にくるはずありません。そんなところに合い口がきたらピストンリングがすぐに折れると思います。
シリンダーとピストンをよーく観察したら一目瞭然です。
ピストンスカート切欠きが吸入口と合致するのでこの向きで正しいと考えます。
もちろん1番2番ともに同様です。
と、なると...
サークリップの向きが問題です。
私の車体についていたときの向きが正解なのか?整備書の図面に記されている向きが正解なのか?
わからん。
ここを推論で2分の1の確率で組み付けるのは危険だぞー。となり...
ここで作業を中断としました。
ブログを書く前に、さらりとネットで検索してみた。
車種を問わずサークリップの向きについては重要という意見が多々ある。ほとんどがバイク系のものが多い。
しかし、こういう理屈でこう向きに嵌め込むと写真付で述べているところを見つけることができず。
スバルについては、よそ様のブログにてこんなのを発見。
http://nelfcomarin.blog.fc2.com/blog-entry-36.html
このブログ主様の情報だと、私と同じ考えのようで、やっぱりサークリップの向きについて書かれている。
それもスバル360でだ。
拡大写真がアップされているのだが、どっち向きなのか判断できる比較対象物がないのだ。
むむむ。スバル360の整備書にならサークリップの向きについて何か書かれているということか?
ということで、只今、サークリップ取り付け向きで悩み中。作業ストップになりました。
沢山の方がスバルのエンジン分解整備されている。
つまり、先駆者は多数いるはずで、このサークリップも取付されているはず。
皆さんどこで情報を得ているのか?それとも知っていて当たり前のことで、私が無知すぎててお話にならないだけなのだろうか?
ということで、大変申し訳ない勝手なお願いをここに書きます。
誰か、サークリップの取り付け向きについて正解を教えてください。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます