本日のスバル弄りは2時間30分でした。
か細く残っている梁の輪郭と裏面を綺麗にします。
輪郭が溶接玉でボコボコはもちろんですが、裏面にいたっては...
ボロ隠し鉄板は剥がしてますが、オリジナルの朽ち果てたトランク床がまだ貼りついている状態です。
それを、ひたすらグラインダーで磨いて削り取ります。
ふーっ。顔の上に火の粉がブッシャーッ。もう嫌だ~っ。って音を上げそうになったところで...
このぐらい磨いたところであきらめました。だって、せっかくの梁なのに板厚が薄くなりすぎるのもどうかと思うんです。
右前トレーディングアーム固定箇所から梁が伸びているのですが、その梁の台座として補強鉄板のようなものが当ってます。
その補強鉄板の下端部分が、トランク床にボコボコ溶接されていたんだろうと思います。思いますって表現ですよ。だって錆屑すぎてなにがなんだかだったんですから...
下端の残骸部分を補強鉄板縁まで削って切りそろえます。
下端を切りそろえたところで、中ハンマーにて補強鉄板を打険してみます。
現状にて、補強鉄板は4箇所にてフレームに溶接されてます。
上側はフレーム強度出しリブ山折り頂点に溶接、前側はトランク内壁強度出しリブ折縁に2ヵ所で溶接、後ろ側は内壁肌に肉盛り溶接です。
リブ折の盛り上がったところに溶接しているので、強度板がトランク内壁に密接しておらず隙間がかなり開いているんです。
その隙間に6mm厚鉄板を差し込みたいと考えてます。
中ハンマーで打険して食いつき強度はありそうです。
補強板を真上からの構図で撮影
隙間があるのですがボルト通し穴のところはなにやら金属質のものが入ってます。その金属質のものに向って外から肉盛り溶接されてます。
外から肉盛り溶接するがために補強板の縁にボルト通し穴が来るようにデザインしたんだろうなー。この辺りは痴呆親父の苦戦が感じられるんだよなー。ここまでしたんなら最初に赤錆撤去を徹底してくれたらよかったのになー。
補強板を真下から見上げる構図で撮影
いろんなものがミルフィーユ構造で肉形成しているのがわかります。
銀色が鉄で茶色は錆屑ってことです。
内部層が錆屑に化しているのでこの厚みに強度はないと思います。
痴呆親父ががんばって肉盛りした後ろ側の溶接箇所です。
トランク内壁がすでに錆屑だったところへ溶接がんばっているんですよ。
錆屑だったから穴が開いたとかしたんでしょう。そこにさらに溶接して肉を足してと....
補強板より外にずーっと溶接団子を伸ばしたんでしよう。
錆屑に溶接したところで錆屑に鉄がつくわけはなく、かつ錆屑に熱が入ることで強度がなくなり、このように亀裂が入ったんだと思います。
さてさて、この溶接団子を切り開かなければなりません。
梁と補強板は残しますので、元々のトランク内壁側の鉄板を切り捨てます。もちろん内部のミリフィーユ層も取り除きますよ。
2枚降ろしにするように、下から隙間にグラインダーの刃を入れて割いていきました。
フェンダー側からの写真です。
ミルフィーユ層のところは、補強板に分厚いワッシャーのようなものが溶接されてました。
このワッシャーの厚みで隙間部分を埋めようというのが痴呆親父の考えだったみたいです。
ちょっと立体感がわかるように斜め構図で撮影です。
ワッシャー溶接部分にグラインダーの刃が入っているのがわかるでしょ。めっちゃ苦戦したよ。
このワッシャーがトランク内壁に溶接されて一体化できてたらよかったんだろうけど、内部奥に溶接の熱が通るわけがなく鉄肌のままで赤錆となる。ついては鉄板合わせ内部で赤錆のミルフィーユになるんだと思います。
ワッシャー溶接部分をグラインダーで削り取っていきます。
ここからが大事だと思うのよね。
この面に6mm鉄板を当てます。ついてはなるだけ面出ししたいのよね。神経集中して丁寧な仕事をしなければなりません。私のフリーハンドで回転工具を握り締めてどれだけ面出しできるかですよ。
ずーっとグラインダーを握り締めていたので集中できる自信なし。ということで本日はここまでとします。
補強板が浮き上がって見えるようになりました。これでもしっかり溶接はいきてまして強度があるんです。
隙間部分を上から見た構図です。
いい感じに掃除進んでいると思いません?
この後は、床に飛び散った鉄粉を掃除してシャッターガラガラとなりました。
「ふーっ。こんなに削ったったんか?」と鉄粉の多さに驚きでした。もちろん自分の顔に沢山あびているんでしょう。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます