スポーツエトセトラ

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千葉県高校出身者・ドラフト指名選手一覧(1974年~1976年)※修正済み

2020-04-19 11:35:20 | 千葉県高校出身者ドラフト指名一覧
今回は1974年~76年です。千葉県高校球界全盛期らしく、上位で指名される選手が目立ちます。



1974年は指名6名、ドラフト外1名。2年夏の甲子園は作新学院の怪物・江川卓に投げ勝ち、3年夏は5試合で1失点の快投で全国制覇の原動力となった土屋が、ウェーバー順3番目で1位指名。高校生では1番目の指名で、その評価の高さが伺えます。プロでは主に中継ぎとして活躍しました。

続いて、5番目で土屋の銚子商の2年先輩・根本が指名。下級生時から好投手として知られ、強豪校のエースとして2年夏に甲子園ベスト8、3年春にはベスト4に導いています。プロでは76年に3勝をマーク。長谷川は高校時代、宇佐美和雄との2本柱でチームの5季連続ベスト4進出に貢献。日産では高校時代に対戦した成東出身の藤田康夫とともに、主戦格として活躍しました。プロでは79年の4勝が最高です。

鈴木は71年、木更津中央のエースとしてセンバツベスト4に貢献。プロ入りは拒否しますが、新日鉄名古屋のエースとして、都市対抗10年連続出場を達成します。町田は68年のセンバツで、銚子商の4番としてベスト8進出の立役者に。日石ではクリーンナップに座っています。石毛は市銚子の1番として、最後の夏は県大会決勝で全国制覇の銚子商の前に涙を飲みましたが、プロの道は選ばず。中村は、阪神ではチームスタッフとして長く在籍しました。

75年は3名。篠塚は前年夏の甲子園Vメンバーで、2年ながら4番として19打数8安打をマーク。当時から非凡な打撃センスを披露していました。巨人でもシュアなバッティングでヒットを量産。スタープレーヤーとして活躍しています。黒田は夏の県大会でベスト16に進出した左腕。遠藤は銚子洋二との二本柱で、市銚子の県大会上位進出に貢献しました。

76年は6名が指名されるも、3名が拒否。前川は1年秋に延長12回の参考記録ながら、23奪三振の県大会記録を樹立。3年夏にはチームをベスト8に導いています。早大では強打者として活躍。日産では主砲として都市対抗で10年連続出場。84年の大会では3本塁打の活躍で久慈賞を獲得し‟ミスター社会人”とうたわれました。坂本は強打の三塁手で、駒大、さらには電電・NTT関東でも主力として活躍しています。

入団したのは3名。石原は75年秋にベスト8に進出した新興校・我孫子の主力選手。プロでは11年在籍したものの、レギュラーにはあと一歩。宇野は3年夏に3番・ショートに座り、チームのベスト8進出に貢献。プロでは大型遊撃手としてレギュラーに座り、84年には掛布と本塁打王の座を分け合っています。おでこに打球を受ける珍プレーもあり、人気者でもありました。伊藤は東金商のエースとして、3年夏にチームのベスト8進出を支えています。

次回は77年~80年です。