2014年の映画。
結婚を控えたろうあ者の美しい女性ゾーイ。
彼女は耳が聞こえず、あまり話せない。
そんな彼女が婚約者のいる街まで一人旅。
その道中でギャングの一味に拉致されてしまい、
ベッドに磔られ、有刺鉄線で両手両足を縛られ、
数人の男達にレイプされて、殺されてしまう。
だが埋められた土の中から奇跡的に生還。
自分を辱めたギャング達に復讐してまわる。
といった、聞くと面白そうなストーリー。
ただ、思ってたんと違う。
となること必至。
なんというか、Amazonプライムで観たから、
上記のような説明しかなかったので、
まさかこんな展開だとは思いもよらなかった。
まずはこんな感じで磔にされて、
見るに堪えない陵辱を受けて、胸糞悪くなる。
ここはポイント。どれだけ観客に、負の感情を
抱かせるかが重要で、この後の展開を考えたら
もっとエグくても許されたんじゃないかと思う。
先住民族のおじいさんに見つけてもらって、
なんとか一命を取り留める。ん、先住民族?
蘇れ、魂よ!
思ってたんと違う。
なんか浮いてるし。
こいつらがギャング。一人ずつ死んでく。
先住民の仕業に決まってるんや。察しがいい。
先住民の偉大なる酋長の魂よ、
現世に蘇り、汚らわしい敵を討ち滅ぼせ。
ああそうか、
コメディだったのか。
最初からそう言ってくれれば、心の準備も
できたのに。急すぎてビックリしちゃったわ。
個人的には、見るに堪えない陵辱シーンを
もっと過激にして敵愾心を煽って、
復讐のシーンをもっとネチネチと見せて、
ギャングどもに後悔を植え付けて欲しかった。
あえて、ろうあ者を主人公にしているから、
主人公が蘇った後の不気味さが際立つし、
かわいそうという気持ちも増す。
この設定は狙ってるんやと思うけど、
実はあんまり良くないことだとも思った。
最後のチェーンソーと戦うシーンは良かった。
オチもまあ良かったけど、何かスッキリしない。
Amazonプライムで観れるので、
是非一度見てほしい。
同じ気持ちになるはず。