Mナイトシャマラン監督作品。
シックスセンス(1999年)
サイン(2002年)
ヴィレッジ(2004年)
レディインザウォーター(2006年)
ハプニング(2008年)
この5作は見たけれど、
2010年のエアベンダーと、
2013年のアフター・アースは見なかった。
大作っぽくて嫌いだった。
そう考えたら、8年ぶりのMナイトシャマラン。
ヴィレッジ以降はパッとしないけれど、
これは良いんじゃないかと期待して鑑賞。
僕としては....「やり口が古い!」
そして、「納得度が低い!」
いつもならこの時点で駄作入りだけれど、
それでも得体の知れないゾクゾクした怖さが
あったので、ギリギリ及第点といった感じ。
母親が15年以上疎遠になっていた祖父母の家に
姉のベッカ(15歳)と弟のタイラー(13歳)が、
二人きりで訪ねていくという導入からスタート。
写真は祖母。この祖母が怖い。
そんなに長い間疎遠になっていたのに、
良くもまあ子どもだけで行かせたなオカン。
というツッコミは置いておいて、
とりあえず田舎街にある祖父母の家へ。
で、夜21:30を過ぎると、家の中で奇妙な
物音が聞こえる。ここはネタバレというほど
ではないので、何をしていたかと言うと、
祖母が床を這いつくばって駆けずり回ったり、
こんな感じで裸でドアをガリガリしたり、
それはもう恐ろしいほどに変貌していた。
昼間は普通に会話が出来るだけに、
そのコントラストが恐ろしい。
祖父曰く、「おばあちゃんは病気なんだ」
とのこと。かく言う祖父も、
使用済の紙オムツを納屋に大量に隠していたり、
毎日間違えて仮装パーティに出掛けようとする。
もはや祖母も祖父も奇妙奇天烈。
でも遠いから帰れないし、直接危害はないから
姉弟は逃げようともせずに数日が経過する。
この映画は姉がハンディカムで撮影しながら
物語が進む、Recやパラノーマルと同じ手法。
古い!って思うし、新しいものもない。
ここは本当に気持ちが冷める。
隠しカメラは一瞬で祖母に見つかるし。
お母さんとはSkypeで会話。イマドキ。
そして余りにも祖父母がヤバいので、
いよいよ姉弟はお母さんに危険を伝え、
早く帰りたいと言う。
そして物語は急展開の最終局面を迎え、
「驚愕の事実」が明らかになる。
ちなみに弟のタイラーはラップの才能がある。
ラップに「メルギブソン」が出てくるのが、
クスッとした。これはファンサービス。
500万ドル(約5億円)という低予算で作られた
だけに、登場人物も少なく、B級感があるのは
個人的には凄く好き。
シックスセンスは4000万ドル。
サインは7200万ドル。
エアベンダーは1億5000万ドル。
エアベンダー30本分か。
って考えたら、もっと評価されるべきかな。
あまり期待せずに見た方が良い。