急行「いなさ」

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妻のがん

2023-06-25 22:41:39 | すい臓癌治療

先週は自力でトイレに行けたのに 今週はポータブルトイレ、次はオムツになり 腸閉塞になって 最後は死んでしまう。

なんと悲しい結末になるのだろう。

妻も かなり体力が衰えてきた。まだ歩けはするけど いつまで歩けるのだろう。

本人の口から ホスピスに入院しようかなと、弱気の発言があった。

7月に入るとすぐに 外科手術を受けた済生会病院に通院するので、紹介状を書いてもらい まずは緩和ケアの外来に行ってみようと思う。そして ホスピスへと段階を踏むことにする。

 

今日は 子供たちに対する遺言状を書かせた。

体力が衰え ちょっとの時間でも疲れるのか、相続と書くべきところを 相談と書いた。

最初から書き直させるのは酷なので 訂正印を押して訂正させた。

この先病状が悪化すると もう手が動かなくなるので、本には酷だったかもしれないが 手遅れにならないうちに書いてもらった。

もっとも 手が動かなくなっても話ができれば 口述筆記で遺言は出来る。

銀行員生活 最後の8年は相続の専担だった。それに 経済学部・商学部が多い中 私は法学部出身。

相続は民法に則って行われる。民法に976条1項に危急遺言と言うのが定められていて ごく簡単に言えば 証人3人の前での口述筆記となる。

私が見たのは 医者と他に2名の証人と言う遺言状を 2回経験した。

 

7月下旬 筑後川温泉に一泊旅行に行くようにしていたが、これも今日キャンセルした。

そうそう 水曜日には歯医者の予約もしてたんだった。治療ではなく歯のメンテナンスなので、明日キャンセルすることにしよう。


妻のがん

2023-06-23 04:14:00 | すい臓癌治療

家内は 6年前、卵巣癌ステージ2と診断され 外科手術により肥大した左右の卵巣と子宮は無事摘出された。リンパ郭清も77個所にのぼった。

しかし 再々再発した。1回目の再発の時は 癌が1個見つかり 抗がん剤により癌は消えた。

2回目の再発の時は 3個見つかり別の抗癌剤により消えた。

今回のは腫瘍マーカーの値が上昇したことにより PETの検査を受けたら、右の脇の下と 右足の付け根(鼠径部)が、まっ赤に光っていた。下腹部にも いくつもの小さな点が赤く光っていた。

抗がん剤をゲムシタビンに変えたが、高血圧・浮腫(むくみ)・疲労感・倦怠感などの副作用が どっと現れてきた。

寝てばかりいるので筋肉が痩せてきたこともあるだろうが、10分も立っていられなくなった。料理をするのも 途中から椅子に座って鍋をかき混ぜるようになった。

本人は 抗がん剤治療を中断することを決断した。

6月22日 済生会病院の診察の日、主治医にその旨を告げた。主治医も長年抗がん剤を使ってきたので体が弱っている。しばらく薬はお休みにしましょうと・・と、言うことになった。

しかし身近にいるものとしては もう治療はギブアップ、すなわち もう治療の手立てがない 末期がんになったと思った。

次に 緩和医療の話が出て、長崎では「出島病院」が緩和ケア病棟を設けている。院長は私の同窓生でもあると言う。

出島病院と言えば6~7年前、叔母(父の妹)が胃がんになり ここで亡くなったのだった。

外来もあると言う。治療が終了すれば 今度は緩和医療に移行することになるのだろう。

ときどき右手を上げると 右の脇の下が痛むと言う。痛みの緩和も必要になって オピオイド(医療用麻薬=モルヒネ)も使わなければならなくなるだろう。

そうしなければ QOL(クオリティ オブ ライフ=生活の質)が悪くなり 生存期間が短くなってしまう。

その時期が来れば 紹介状を書いてもらって転院することしよう。

 


MRI(ガドリニュウム造影剤)の検査を受けました

2023-06-21 07:42:39 | すい臓癌治療

6月14日にガドリニュウム造影剤を使った MRI検査を受け、16日の診察時に結果を聞きました。

結果は 異常なしでした。やれやれ

これは 頭部のMRI すなわち脳に癌が転移していないかを調べる検査で 2年半前にも受けました。

癌が脳に転移すると 言語障害、運動障害、せん妄など 脳梗塞などと同じ症状が起きるそうです。

あ~怖い・怖い 模型作りができなくなる。

ガドリニュウム なんだか金属のような名前だなと思って調べたら 元素記号Gd 原子番号64の金属でした。

 

6月27日には 「がんゲノム検査」を受けることになりました。

血液検査なので採血だけで済みます。ガン細胞が放出するタンパク質と正常細胞と比較したりして解析するするようです。

アメリカの会社で解析するそうで 結果が出るまでに2か月かかるそうです。国内にも 東京大学などでも検査ができるそうですが、調べる遺伝子の数が アメリカの会社の方が多いとの事。

以前は 直接がんの部位から がん細胞を採ってこなければいけなかったが、いまでは血液検査による リキッドバイオプシーで 体に負担なく検査ができるようになった。

反面 将来病気になる可能性まで分かるようになった。事前説明の時 子や孫に遺伝する がんになりやすい遺伝子があった場合も結果を受け取るか?・・という説明と 受け取る同意書も書いた。

ここで 天邪鬼な性格の私、結果が2か月先しか出ない、その後私に合う別の薬 例えば別の癌種に使ってる薬、あるいは新薬が見つかる可能性がある。

と、言う事は あと3か月は 確実に元気に生き延びる可能性があるからこそ 主治医がゲノム検査を勧めた理由かもしれない。

検査結果が出たけど 死んでいた・・ってことにはならないだろう。

検査費用は 55万円だが、保険適用があり高額療養費の適用があるので 10万円台で収まるそうだ。


造影剤CTによる画像診断

2023-06-02 23:20:41 | すい臓癌治療

今日は ヨウ素の造影剤を入れたCT検査がありました。画像診断の結果 原発巣の膵臓 転移巣の肺、共に少し大きくなってるとのこと。いやだなあ。

腫瘍マーカーの値がこのところ上がっていたので覚悟はしてましたが 残念なことです。今使っているお薬オニバイドが効かなくなってるのでしょうね。

6月14日には2年半ぶりに、脳に転移してないか ガドリニウムという造影剤を入れたMRを受けることになりました。

模型作りの時に ああしたい こうしたいと色んな妄想を働かせますが、脳に癌が転移して「せん妄」が起こるのは勘弁して欲しい。

さらに6月30日には 「がんゲノム検査」を受けることにしました。

今までだと 患部から直接検体を採ってくる必要があったけど、そうすると癌の塊の中から癌細胞が出て来て 他へ転移する可能性があったようです。

研究が進み、リキッドバイオプシーは血液の中に出てくる癌が作るたんぱく質や 死亡した癌細胞のDNAを調べるそうで、血液検査だけで済みます。

そうして私に使える既存の抗がん剤や 新薬を探すようです。検査費用は55万円だそうですが私は高額療養費制度、限度額認定により1か月の医療費は18000が上限なので そんなに負担にはなりません。たとえば 月初に通常の抗がん剤治療をしていて その後同じ月内にこの検査を受ければ 実質支払い無しになります。

主治医との話で ちょっと気になったのは、私の癌は比較的小さかったのではないかと 感じたことでした。

先程書いたようにリキッドバイオプシ―は血液中に癌から出てきた物質から癌のDNAを検査するが、がんが小さいと放出される物質が少なくて 正確な検査ができない。また極端な場合 がんは無いとの結果になることもあるそうです。

したがって私の場合 先生はゲノム検査ができる頃合いを探っていたようです。

前回の血液検査で 腫瘍マーカーCD19-9の値が3000を超え 今回のCT検査で少し大きくなってることからの ご判断なのでしょう。

MR検査、ゲノム検査の検査結果が出たら ブログ更新をします。