急行「いなさ」

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家内の「がん」も

2022-09-22 10:24:02 | すい臓癌治療

日本人の二人に一人は がんになると言われているけど、うちは二人とも癌だ。

家内は卵巣癌で 左右の卵巣と子宮の全摘手術を受けた。長時間にわたる手術で術後の体への負担も大きかった。

しかし3年後 その卵巣があった場所の裏側辺りに「再発」し、 抗がん剤で消失した。

ところが 先月主治医から呼び出しがあり、腫瘍マーカーの値が上がってる。CT検査でも 怪しい影があると。

そこで 大学病院でもっと詳しく分かるPETの検査を受けることになった。その結果 骨盤内に3個 再発が認められるとの事。

リムパーザという新しく承認された遺伝子治療薬を服薬していたが 1年6か月で効かなくなったようです。その前に効果があった アバスチンという分子標的薬と タキセルとカルボプラチンという抗がん剤を併用する化学療法に戻るようです。カルボプラチンのプラチンは 白金の事。神経のマヒが出るようで 主婦なので包丁を使うときなどは十分気を付ける様に言われていた。

しかし 前回効果があったからと言って、今回も効果が表れるとは限らないそうです。

  効いてくれることを願うばかりです。

 


膵臓癌の治療

2022-09-17 10:16:44 | すい臓癌治療

昨日9/16は 抗がん剤点滴の日だった。

血液検査のための採決があり 主治医による診察あります。

前回、造影剤CTについての画像診断の担当医からのレポートが未だ来てなかったということで 今回お尋ねした。

すると 転移巣である肺の方が 心持ち大きくなってるとの事。

さらに 今日の血液検査の結果では 腫瘍マーカーCA19-9が 1020から1464へ、 CEAが 8.5から9.7へ増加していた。

そろそろ今使ってる抗がん剤が 効かなくなって来たか!

がんは したたかで、薬による耐性を持ったヤツに変異したのだろう。

次の抗癌剤の候補は FOLFOXだと思ってる。最後の2文字OXは オキサリプラチンのことで、プラチンは白金。つまり金属の毒ですね。

水銀の毒では水俣病、カドミュームの毒ではイタイイタイ病。白金の毒と聞いただけで身の毛がよだつ様です。

けっこう神経がマヒするようで指先の痺れも出てくるようです。

        模型作りに支障が出ないか心配です。

看護師さんに聞いたところでは 良く動かした方がマヒは少ないようです。それを信じて 模型作りは続けます。

 

島原鉄道 ユニ202


近藤誠医師

2022-09-13 20:57:21 | すい臓癌治療

8月 「患者よ、がんと闘うな」の著者 近藤誠医師が亡くなった。

死因は虚血性心疾患だったようだ。「がん」ではなかったんですね。

16年前に出版された本なので書店で売ってるわけが無いので 図書館から借りて読んでます。

薬などは16年前の本なので参考になりませんが、病院や製薬会社の利益至上主義など 内幕ものとみればとても面白い。

例えば がん検診で早期がんを見つけて外科手術で治療したグループと、がん検診を受けなかったグループの死亡率は ほとんど変わらなかったと具体的に数字で表されている。検診で儲かって、患者をみつけて 治療する必要のない患者に治療を施す病院と製薬会社。

うすうす分かっていてことではあるが やるせない気持ちである。

また 良く言われることですが医者は薬を 限度いっぱい処方しようとする。すい臓がんは 血栓ができやすくなるそうで、先月の造影CTで 血管の中にうっすらと影が見えて 兆候が見えたので、リクシアナと言う いわゆる血液サラサラの薬を処方されました。1錠60mgでしたが 痔からの出血が始まり便器の中がまっ赤にあることもあった。ネットで調べると 60・30・15mgの錠剤があって、体重60kg以上は60mg 60kg未満は30mgを処方するようになっていた。

私の体重は63kg台ですが 抗がん剤点滴の後は 食欲不振と下痢で61kgになってしまう。下限ぎりぎりです。体重80kgや90kgの患者と一緒にされてもらっては困ります。早速 30mgへ減らしてもらい出血は収まりました。

この本で他にも色々考えさせられた事がありますが またの機会に書こうと思います。