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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム備忘録【5/18~5/23】

2018年05月23日 09時08分31秒 | マリーンズ2018
≪2018/5/18≫

調べてみた13年前の北陸開催 観戦した角中少年と「いるはず」の井口監督

 どうしても気になったので調べてみた。ロッテは5月15日、富山アルペンスタジアムで主催試合(対オリックス)を行った。2005年以来13年ぶりの「北陸開催」だ。

 球団に「復活」を訴え続けた角中勝也外野手(30)は「僕も子どもの頃に金沢(石川県立球場)でロッテ―ダイエー戦を生で見た。刺激になったので小さい子どもたちが、野球選手を目指してくれたらいい」と試合後、コメントしていた。

 記録をたどれば角中少年が小6だった2000年7月5日の試合だと思われる。井口監督とこの話題になったが、指揮官は何度も首をかしげた。「いるはずなんだけどなあ。金沢は記憶にないんですよね」。どう、頭の引き出しを探っても金沢でプレーした記憶は出てこなかった。

 確かに7月5日の試合には「井口」の名前は無かった。実は前日4日の同カード(福井)の試合前に左肩痛を再発させ、金沢で試合が行われた当日は福岡市内に戻り、精密検査を受けていたのだ。その後、左肩を手術し、出場54試合に終わったシーズンだった。

 井口監督の現役時代のプレーに刺激を受けた角中少年が、プロ野球選手を目指した空想は空振りに終わった。ただ、ロッテが2―0で勝利した試合自体は「記憶」に残るものだった。2点リードの9回、守護神ウォーレンが投球練習をしていた時、バックスクリーン付近に全裸の男が登場し、約3分間にわたり「Hawks」と書かれた応援旗を振るパフォーマンス?を見せたのだ。

 普通ならば集中力が切れそうな「ちん入者」だったが、99年の最優秀救援投手賞右腕は貫禄の3者凡退。当時の紙面には「あいつのモノは小さかったな」と高笑いしたとある。昭和の地方球場ではそんな「事件」は日常茶飯事だ。いい時代だったと、ほほ笑ましく思えた。(記者コラム・福浦 健太郎)

(スポニチ)

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≪2018/5/22≫

【千葉魂】原点戻り、再進撃へ 鈴木の呼び掛けと福浦の言葉

 空気の変化を読み取った。だから鈴木大地内野手は全体練習が始まる前に野手全員に呼び掛けた。連敗で迎えた17日。ZOZOマリンスタジアムで野手だけによる自主ミーティングが行われた。開幕して35試合を消化していた。マリーンズの借金はその時点で5。新生井口マリーンズとして好スタートした新チームはどこか開幕時の勢いを失っていた。

 「みんな疲れているように見えた。気持ちはあっても、うまくいっていない。一回、なにかクッションというか、キッカケが必要だと思った。みんなで意見交換をしようということになった」

 30分以上、行われたミーティングを終えると鈴木は充実した表情で話し出した。活発な意見交換が行われた何よりの証拠だった。若手からベテランまで、それぞれが今、思っている気持ちを率直に語る場とした。最後に野手最年長の大ベテランである福浦和也内野手が口を開いた。ミーティングが開かれる少し前に首脳陣と話し合いを行い、1軍登録を抹消されることが決まっていたが、大ベテランはそのことを表情に出さず、後輩たちに説いた。それは印象的な出来事だった。

 「打つ、打たないとか勝つという結果はもちろんあるけど、まずは原点に戻って楽しく元気にやろう。1軍のこの舞台に立ちたくても立てない選手はたくさんいる。プロの世界に入れない人、野球を続けたくてもそれがかなわなかった選手もたくさんいる。今、こうやって大勢のお客さんの前でプレーできている幸せをかみしめながら、幸せを感じながらプレーをしよう」

    □     ■     □

 2千本安打を目前に控えた大ベテランの言葉は重みがあり、説得力もあった。開幕からの疲労の蓄積。その中で結果も伴わないことでどこか当初の活発な雰囲気が沈滞していた。その心の霧をベテランは言葉で振り払った。

 「福浦さんの一言でみんな吹っ切れた感じだった。あの人が言うと重みが違う。みんなの気持ちが一つになった。それぞれ、自分の結果を追い求めて気持ちが揺れがちだけど、その前の大前提として、今いるこの場所の幸せを感じること。その日の一瞬を楽しみながら大事にプレーをすることをもう一度、思い返すことができた」

 自主ミーティングの発起人はうれしそうだった。今年からキャプテンという肩書は外れている鈴木だったが、率先して野手に呼び掛けてこの会合を立ち上げた。それだけに仲間たちの顔色が変わったことがうれしかった。そして思惑通りに試合前の練習、試合中のベンチは再び活気が、あふれ返った。まるで開幕戦を戦っているような重厚な雰囲気がチームを包んでいた。

 「キャプテンを外れていることを忘れて、声を掛けましたね。肩書がなくても昨年までと同じ気持ちでやっている。それに調子が悪い自分だからこそ盛り上げていかないといけないと思う。ここからやり返していかないといけない。本当にいいキッカケになったんじゃないかと思います」

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 鈴木もまた一時の不調を脱し、快音を響かせ始めている。背番号「7」の呼び掛けでマリーンズは再び本来あるべき姿を取り戻した。幸せを胸にグラウンドに全力で飛び出す選手たち。声を張り上げ、ハツラツとプレーを重ねる。前回対戦では3連敗を喫したホークス戦相手に18日からの同カードでは3連勝とやり返してみせた。見事な押し返しだった。投打の歯車がピタリとかみ合う。気魂が再び充実した。井口マリーンズが再進撃を開始した。

(千葉ロッテマリーンズ広報 梶原紀章)

(千葉日報)

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≪2018/5/23≫

「あと25本」、史上2位の高齢で2000本安打に挑戦するロッテ福浦和也

史上最年長の達成者は42歳11か月の和田一浩

 ソフトバンクの内川聖一が5月9日、難産の末に史上51人目となる2000本安打を達成した。これで今季中に大台突破の可能性があるのは、ロッテの福浦和也だけになった。

 福浦和也はイチローの2学年下。千葉県習志野市出身。地元・習志野高校から1993年ドラフト7位でロッテに入団した。この年に高卒でプロ入りした選手には、松井稼頭央、岡島秀樹、大家友和などがいる。ちなみにこの年のドラフトで7位まで選手を指名したのはロッテだけ。福浦は実質的にドラフト最下位でのプロ入りだった。

 当初は投手だったが、入団間もない2軍時代に内野手に転向。1軍デビューは入団4年目の1997年だった。2年目からレギュラーとなり、高打率をマークする。2001年には打率.346で首位打者となった。「千葉の安打製造機」の異名を執り、この年から6年連続で3割をマーク。2003、2004年には最多二塁打を記録し、バランスのいい中距離打者としてチームに貢献した。

 31歳になる2006年を終え、実働10年で1192試合に出場して1299安打、打率は.304。安打製造機らしく試合数を上回る安打を量産し、このペースでいけばあと6年程度で2000本安打をクリアすると思われた。福浦は打撃だけでなく、一塁守備でも柔らかなゴロ捌き、確実な捕球などでチームに貢献。一塁手としてゴールデングラブ賞に3度輝いている。

 しかし、それ以後は規定打席に到達したのは2009年の1度だけ。首、腰、脇腹など毎年のように故障をし、出場機会が減少する。2007年から現在まで、990試合で676安打、打率.255と急ブレーキがかかってしまう。

 今季は2000本安打に残り38本として開幕を迎えたが、最近5年のシーズン安打数は32本、26本、47本、20本、30本とやや足踏み。年齢も42歳となり、2000本安打挑戦は極めて厳しい状況となっていた。

 しかし、ロッテの井口資仁監督は、千葉で生まれ、千葉の高校を卒業して、千葉の球団に入った純然たるフランチャイズ選手である福浦について、チームリーダーとしての役割も評価して起用。現在は出場選手登録を外れているが、今季はここまで30試合で71打数13安打、打率.183。芳しい成績ではないながら、西武の多和田真三郎、オリックスの金子千尋、楽天の則本昂大ら、各球団のエース級から安打を放つなど勝負強さを見せている。

 1975年12月生まれの福浦は、現在42歳と6か月。今季中に2000本安打に達すれば、2015年6月11日に42歳11か月で2000本安打を記録した和田一浩(中日)に次ぐ、史上2番目の高齢記録になる。

 福浦は2010年以降、昨季まで8シーズン連続で規定打席に達していない。レギュラー選手を外れた後、これだけ長い期間プレーをして2000本に達した選手も、過去にはいない。

 脇役としても貢献度が高いことの証明でもあるが、福浦はいろいろな意味で「異例」の選手になろうとしている。あと25安打は決して簡単な数字ではない。ペナントレースが過熱する中、福浦は大目標に挑戦する。

(広尾晃 / Koh Hiroo)

(フルカウント)
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