≪2019/1/15≫
千葉ロッテ・加藤選手「自分と向き合う」 7年目に懸ける想い
誰もいない早朝のグラウンドで、一人黙々と始動
1月上旬、とある日のロッテ浦和球場。陽が昇りはじめたころ、まだ誰もいないグラウンドで加藤翔平選手は一人黙々と練習に励んでいた。
例年は、鈴木大地選手や柿沼友哉選手らと合同自主トレを行っていたが、「大人数でやるメリット、デメリットどちらもあると思う。待っている時間であったり、移動する時間、そういう時間のロスとかも考えた結果、自分一人でやった方が効率的。今年は自分でやることも、色々と明確にあった」と、ロッテ浦和球場やZOZOマリンスタジアムを中心に、一人で課題と向き合っている。
「浦和は選手がたくさんいますし、順番を待ったり、場所が空くのを待つのが嫌なので。人がいないときに、やりたいこと、やるべきことをしたいと思っています」。早朝の個人練習は、「キャンプになると朝が早い。キャンプになってからいきなり朝早く動こうと思っても、絶対にできない。7時から始めて動ける体も作っていかないといけない」と言うように、キャンプに向けた準備の一貫でもあると言う。
「周りの方にも体が変わったねと」
早朝のグラウンドで取り組んでいたのは、短距離走や体幹トレーニングだ。
「長い距離を走るのも1年間戦うために必要なことだと思うんですけど、ランニングに関して言えば、走れる方だと思います。野球で走るのは、最長でもベース1周の100メートルちょっとじゃないですか。だったら、ベース一周、盗塁の2〜30メートルというのを重点的にやった方がいいかなと」。この日は、短い距離をいかに速く走れるかをテーマに走り込んだ。
また、「1年間しっかり結果を残すうえで、体幹が弱ってくるとバッティングフォームも全ての面で崩れてしまう。たとえば、福浦さんとかも試合前、試合後に体幹トレーニングしているのを僕らも見ている。結果を残し続ける人がやっているものは、絶対に取り入れた方がいいと思う」という考えで、このオフは、例年以上に体幹トレーニングに取り組んでいるそうだ。
「最初の方はきつかった(体幹)メニューが、慣れもあるんでしょうけど、今はだいぶ楽になったというか、こなせるというか、そういう感じはあります。体重も減らそうと思っているので、体自体は変わってきているんじゃないかなと思っていましたし、周りの方にも体が変わったねと言っていただいた。多少は効果が出ているんじゃないですかね」。
「全て空っぽだった」昨季の反省を活かし、引き出しを入れ直す作業に着手
加藤選手と言えば、持っている能力は非常に高く、毎年のようにレギュラー候補に名前が挙がる。背番号を「65」から「10」に変更した昨季は、オープン戦で打率.474をマークする活躍ぶりで開幕スタメンの座をつかんだが、終わってみれば69試合に出場して打率.231に終わり、レギュラー奪取とはならなかった。
昨季のシーズン終盤には「色んな引き出しを開けてみても、全て空っぽだったというか、何をやってもマッチしてくるものが全然なかった」と悔しさを滲ませていた。今オフは昨年の反省を踏まえ、「色んな選手の打撃フォームを、動作解析と並行して見たりしている」と、引き出しを充実させる作業に着手している。
ただ、人それぞれ打席内の感覚は違う。「自分が絶対的に考えている、という打ち方があると思うので、そこは人から聞くのは参考になるとは思うんですけど、結局は自分で意識、感覚を身につけないといけない。参考にする部分は参考にして、しっかり1年間結果を残せるように、自分で色んな引き出しを集めるような感じです」と説明した。
毎年レギュラー候補に挙げられながら、今年でプロ7年目を迎える。「去年までも自分の中でしっかりと自主トレはやってきたつもりでいましたけど、去年よりも自分の中でやらなきゃいけないことがはっきりしている。一人でやっている分、そのメニューだけをできる。自分の中では、いい練習ができているんじゃないかなと思っています」。自主トレの充実ぶりが、その表情からもはっきりと伝わってくる。
「自分自身が一番のライバル。自分に負けたら結果が出ない。それを去年はすごく痛感した1年でした。他人どうこうよりも、自分がしっかりやるんだという気持ちを持ってやっています」。何かきっかけをつかめば、昨年の井上晴哉選手のように大ブレイクする可能性はあるはずだ。自分自身と向き合い自主トレに励む今年の加藤翔平選手は、ひと味違う。
文=岩下雄太
「パ・リーグインサイト」
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≪2019/1/15≫
「藤岡に負けているつもりはない」 千葉ロッテ・三木選手が浦和中心に自主トレを行うワケ
今オフもロッテ浦和球場を中心に自主トレ
コアな千葉ロッテファンは、新人合同自主トレが行われているロッテ浦和球場で、三木亮選手が練習している姿を、毎年目にしているのではないだろうか。
本人に直接聞いてみると、「1年目はケガとかがあって、手術明けでもあったので、トレーナーの人と一緒にこっちで練習をやっていた。そんなに不自由になることがなかった。ここの環境が一番練習できると思っています。マシンはありますし、土のグラウンドでノックも受けられます。ランニングも問題なくこなせます」と答えがあった。普段から使い慣れ、練習設備が整った場所で、次のシーズンに向けた準備をするのが“三木流”だ。
選手たちの多くがケガを恐れて、温暖な場所を選んで自主トレを行っているが、三木選手は違った発想を持つ。「(これまで)石垣に乗り込んだときに、体の動きが悪いとか感じたことがないです。(石垣は)関東より絶対に暖かい。寒いところから暖かいところにいったら体が動きます」。
三木選手は、他球団の選手と練習することについても「自分のタイプとかもあると思いますし、秋のキャンプでコーチと相談しながらやっているので、自分のやりたいことが明確になっている。一人でやった方がストレスなく、自分のやりたいことができる」そうだ。
レギュラー奪取へ闘志メラメラ
自主トレが終われば、2月1日のキャンプインから本格的な競争が始まる。
「2月1日から紅白戦というのは、チャンスでもあると思う。そこで結果が出れば、見方も変わってくる」。
一昨年つかみかけたショートのポジションだったが、昨年はルーキーだった藤岡裕大選手に奪われた形になった。
そのためショートでのスタメンは、2017年の62試合から昨年は3試合に減少。それでも、要所で存在感を見せた。9月7日の埼玉西武戦では、打撃不振の藤岡選手に代わり「7番・ショート」でスタメン出場。1打席目に菊池雄星投手からしぶとくライト前ヒットを放ち、アピールした。
しかし、翌日のスタメンに「三木亮」の名はなかった。
「どうしたら出続けられるのかなという葛藤はありましたけど、ベンチにいるこういう選手がいないと、チームは成り立たない部分もある。与えられた立場で腐らずやっていくしかない。そういう態度を出していても、自分のためにはならないですからね」。
たとえスタメンでの出場が少なくても、本塁打を放った選手とともにカメラに向かって“ドヤ顔”パフォーマンスを行うなど、悔しい思いを一切見せることなく、チームを盛り上げた。その分、2019年に懸ける想いは誰よりも強い。
「去年藤岡がずっと出ていましたけど、負けているとは思わない。試合に出してもらうためには、2月1日からの実戦である程度、内容のある、なおかつ結果が出て、というのが一番ですよね」。
ショートの守備力、ここぞの場面で一発でバントを決める小技の巧さは誰もが認めるところ。自らの手で、もう一度ポジションを奪ってみせる。
文=岩下雄太
「パ・リーグインサイト」
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≪2019/1/15≫
レアード獲得ロッテ、3人345キロ超重量打線完成
超重量打線が完成だ。ロッテは15日、昨季まで日本ハムでプレーしたブランドン・レアード内野手(31)の獲得を発表した。1年契約で年俸は推定110万ドル(約1億2100万円)。背番号は未定。
レアードは16年に最多本塁打のタイトルを獲得するなど、日本通算4年で打率2割4分、131本塁打、349打点を記録。昨季12球団最少78本塁打だったチーム待望の長距離砲だ。松本球団本部長は「打線強化で獲得したので守備位置はこだわっていない。外野の選択肢もある」と説明。米マイナー時代に外野の経験があり、三塁以外に左翼を守る可能性もあるという。
昨季24発を放った114キロ砲・井上に加え、体重133キロの超巨漢スイッチヒッター・バルガスの加入も決まった。ここに3年連続30発以上をマークした98キロのレアードが続けば、切れ目ない計345キロの大砲打線が組み上がる。同本部長は「機動力は去年からしっかりできていた。これで攻撃面はイメージできた」と手応えを感じている。
レアードは球団を通じて「千葉での生活を楽しみにしています。ぜひ、チャンピオンフラッグを千葉に掲げましょう。日本一に貢献できるように頑張ります!」とコメント。新天地での大暴れを心待ちにした。【鎌田良美】
(日刊)
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≪2019/1/15≫
【ロッテ】レアード加入でどうなる!? 19年版マリンガン打線
ロッテは15日、日本ハムを自由契約となっていたブランドン・レアード内野手(31)の入団を発表した。昨季チームトップの26本塁打を放つなど4年間で131本塁打、349打点をマークした長距離砲を獲得したことで今季のオーダーにも変化が生まれそうだ。
松本尚樹球団本部長(48)は「最終的には現場が判断する」とした上で、「マイナーでは外野もやっていた。現状、外野の練習もしていると聞いている。守るとなれば左翼になるかな」と助っ人を左翼で起用するプランについても言及。仮に本職の三塁ではなく、左翼での起用となれば以下のようなオーダーが考えられる。
ロッテ19年予想オーダー(成績は昨季)
1荻 野(中)率・287 本2 点25
2角 中(右)率・265 本 点57
3中 村(二)率・284 本8 点57
4井 上(一)率・292 本24 点99
5バルガス(指)率・240 本21 点73
6レアード(左)率・233 本26 点65
7鈴 木(三)率・266 本8 点49
8藤 岡(遊)率・230 本5 点42
9田 村(捕)率・239 本3 点35
※バルガスはツインズ3Aの成績
昨季24発の4番に井上、5番にメジャー通算35発のバルガス、6番にレアードを置くことで相手投手に相当の重圧がかけられるはずだ。1番・荻野、2番・角中、3番・中村は足も使えるため、得点圏に走者を進められれば、そこから大量点に結び付く可能性が高まる。
10年(126本)以降、チームは8年連続で2ケタ本塁打と慢性的な長打力不足にあえぐ。今季からZOZOマリンの外野には「ホームラン・ラグーン」と呼ばれるテラス席が設置され、従来よりも最大4メートル狭くなる“追い風”もあるだけに、どんな“化学反応”が起こるか、今から楽しみでならない。(ロッテ担当・長井 毅)
(報知)
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≪2019/1/15≫
ロッテ新助っ人バルガス、プエルトリコWLでMVPに輝く 驚異のOPS1.140
出塁率.517&長打率.624でOPS1.140「私は恵まれている」
今季からロッテに加入したケニス・バルガス内野手がプエルトリコのウインターリーグでMVPに選出された。地元紙「El Nuevo Dia」が伝えている。
バルガスはインディオス・デ・マヤグエスで31試合に出場し、打率.376、6本塁打、20打点、出塁率.517、長打率.624のOPS(出塁率+長打率)1.140と驚異的な成績をマーク。93打数35安打、20三振、27四球という数字を刻んだ。
同紙は「ケニス・バルガスがウインターリーグのMVPに選ばれる」との見出しで報じ、「インディオス・デ・マヤグエスの強打者であるケニス・バルガスは満場一致でウインターリーグのMVPに輝いた」と伝えている。
さらに、バルガス本人が「私は恵まれていると感じています。そして自分のキャリアの中で掴むことができた成功に関して、神に感謝しています。ファンからのサポートにも感謝しています。そして、フィールドで全力を尽くしてくれた同僚にも感謝しています。しかし忘れてはならないのが、怪我せずにプレーを続けることができる丈夫な体を私に与えてくれた神への感謝です」と話したことも紹介している。
プエルトリコ出身のバルガスは2014年にメジャーデビューし、通算35本塁打を放っているが、昨季はメジャー出場なし。ツインズ傘下3Aロチェスターで130試合出場、打率.240、21本塁打、73打点の成績だった。昨年11月6日にロッテが獲得を発表。同紙によると、ロッテからの要望により、ウインターリーグのポストシーズンのロースター入りはしていないという。
(Full-Count編集部)
千葉ロッテ・加藤選手「自分と向き合う」 7年目に懸ける想い
誰もいない早朝のグラウンドで、一人黙々と始動
1月上旬、とある日のロッテ浦和球場。陽が昇りはじめたころ、まだ誰もいないグラウンドで加藤翔平選手は一人黙々と練習に励んでいた。
例年は、鈴木大地選手や柿沼友哉選手らと合同自主トレを行っていたが、「大人数でやるメリット、デメリットどちらもあると思う。待っている時間であったり、移動する時間、そういう時間のロスとかも考えた結果、自分一人でやった方が効率的。今年は自分でやることも、色々と明確にあった」と、ロッテ浦和球場やZOZOマリンスタジアムを中心に、一人で課題と向き合っている。
「浦和は選手がたくさんいますし、順番を待ったり、場所が空くのを待つのが嫌なので。人がいないときに、やりたいこと、やるべきことをしたいと思っています」。早朝の個人練習は、「キャンプになると朝が早い。キャンプになってからいきなり朝早く動こうと思っても、絶対にできない。7時から始めて動ける体も作っていかないといけない」と言うように、キャンプに向けた準備の一貫でもあると言う。
「周りの方にも体が変わったねと」
早朝のグラウンドで取り組んでいたのは、短距離走や体幹トレーニングだ。
「長い距離を走るのも1年間戦うために必要なことだと思うんですけど、ランニングに関して言えば、走れる方だと思います。野球で走るのは、最長でもベース1周の100メートルちょっとじゃないですか。だったら、ベース一周、盗塁の2〜30メートルというのを重点的にやった方がいいかなと」。この日は、短い距離をいかに速く走れるかをテーマに走り込んだ。
また、「1年間しっかり結果を残すうえで、体幹が弱ってくるとバッティングフォームも全ての面で崩れてしまう。たとえば、福浦さんとかも試合前、試合後に体幹トレーニングしているのを僕らも見ている。結果を残し続ける人がやっているものは、絶対に取り入れた方がいいと思う」という考えで、このオフは、例年以上に体幹トレーニングに取り組んでいるそうだ。
「最初の方はきつかった(体幹)メニューが、慣れもあるんでしょうけど、今はだいぶ楽になったというか、こなせるというか、そういう感じはあります。体重も減らそうと思っているので、体自体は変わってきているんじゃないかなと思っていましたし、周りの方にも体が変わったねと言っていただいた。多少は効果が出ているんじゃないですかね」。
「全て空っぽだった」昨季の反省を活かし、引き出しを入れ直す作業に着手
加藤選手と言えば、持っている能力は非常に高く、毎年のようにレギュラー候補に名前が挙がる。背番号を「65」から「10」に変更した昨季は、オープン戦で打率.474をマークする活躍ぶりで開幕スタメンの座をつかんだが、終わってみれば69試合に出場して打率.231に終わり、レギュラー奪取とはならなかった。
昨季のシーズン終盤には「色んな引き出しを開けてみても、全て空っぽだったというか、何をやってもマッチしてくるものが全然なかった」と悔しさを滲ませていた。今オフは昨年の反省を踏まえ、「色んな選手の打撃フォームを、動作解析と並行して見たりしている」と、引き出しを充実させる作業に着手している。
ただ、人それぞれ打席内の感覚は違う。「自分が絶対的に考えている、という打ち方があると思うので、そこは人から聞くのは参考になるとは思うんですけど、結局は自分で意識、感覚を身につけないといけない。参考にする部分は参考にして、しっかり1年間結果を残せるように、自分で色んな引き出しを集めるような感じです」と説明した。
毎年レギュラー候補に挙げられながら、今年でプロ7年目を迎える。「去年までも自分の中でしっかりと自主トレはやってきたつもりでいましたけど、去年よりも自分の中でやらなきゃいけないことがはっきりしている。一人でやっている分、そのメニューだけをできる。自分の中では、いい練習ができているんじゃないかなと思っています」。自主トレの充実ぶりが、その表情からもはっきりと伝わってくる。
「自分自身が一番のライバル。自分に負けたら結果が出ない。それを去年はすごく痛感した1年でした。他人どうこうよりも、自分がしっかりやるんだという気持ちを持ってやっています」。何かきっかけをつかめば、昨年の井上晴哉選手のように大ブレイクする可能性はあるはずだ。自分自身と向き合い自主トレに励む今年の加藤翔平選手は、ひと味違う。
文=岩下雄太
「パ・リーグインサイト」
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≪2019/1/15≫
「藤岡に負けているつもりはない」 千葉ロッテ・三木選手が浦和中心に自主トレを行うワケ
今オフもロッテ浦和球場を中心に自主トレ
コアな千葉ロッテファンは、新人合同自主トレが行われているロッテ浦和球場で、三木亮選手が練習している姿を、毎年目にしているのではないだろうか。
本人に直接聞いてみると、「1年目はケガとかがあって、手術明けでもあったので、トレーナーの人と一緒にこっちで練習をやっていた。そんなに不自由になることがなかった。ここの環境が一番練習できると思っています。マシンはありますし、土のグラウンドでノックも受けられます。ランニングも問題なくこなせます」と答えがあった。普段から使い慣れ、練習設備が整った場所で、次のシーズンに向けた準備をするのが“三木流”だ。
選手たちの多くがケガを恐れて、温暖な場所を選んで自主トレを行っているが、三木選手は違った発想を持つ。「(これまで)石垣に乗り込んだときに、体の動きが悪いとか感じたことがないです。(石垣は)関東より絶対に暖かい。寒いところから暖かいところにいったら体が動きます」。
三木選手は、他球団の選手と練習することについても「自分のタイプとかもあると思いますし、秋のキャンプでコーチと相談しながらやっているので、自分のやりたいことが明確になっている。一人でやった方がストレスなく、自分のやりたいことができる」そうだ。
レギュラー奪取へ闘志メラメラ
自主トレが終われば、2月1日のキャンプインから本格的な競争が始まる。
「2月1日から紅白戦というのは、チャンスでもあると思う。そこで結果が出れば、見方も変わってくる」。
一昨年つかみかけたショートのポジションだったが、昨年はルーキーだった藤岡裕大選手に奪われた形になった。
そのためショートでのスタメンは、2017年の62試合から昨年は3試合に減少。それでも、要所で存在感を見せた。9月7日の埼玉西武戦では、打撃不振の藤岡選手に代わり「7番・ショート」でスタメン出場。1打席目に菊池雄星投手からしぶとくライト前ヒットを放ち、アピールした。
しかし、翌日のスタメンに「三木亮」の名はなかった。
「どうしたら出続けられるのかなという葛藤はありましたけど、ベンチにいるこういう選手がいないと、チームは成り立たない部分もある。与えられた立場で腐らずやっていくしかない。そういう態度を出していても、自分のためにはならないですからね」。
たとえスタメンでの出場が少なくても、本塁打を放った選手とともにカメラに向かって“ドヤ顔”パフォーマンスを行うなど、悔しい思いを一切見せることなく、チームを盛り上げた。その分、2019年に懸ける想いは誰よりも強い。
「去年藤岡がずっと出ていましたけど、負けているとは思わない。試合に出してもらうためには、2月1日からの実戦である程度、内容のある、なおかつ結果が出て、というのが一番ですよね」。
ショートの守備力、ここぞの場面で一発でバントを決める小技の巧さは誰もが認めるところ。自らの手で、もう一度ポジションを奪ってみせる。
文=岩下雄太
「パ・リーグインサイト」
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≪2019/1/15≫
レアード獲得ロッテ、3人345キロ超重量打線完成
超重量打線が完成だ。ロッテは15日、昨季まで日本ハムでプレーしたブランドン・レアード内野手(31)の獲得を発表した。1年契約で年俸は推定110万ドル(約1億2100万円)。背番号は未定。
レアードは16年に最多本塁打のタイトルを獲得するなど、日本通算4年で打率2割4分、131本塁打、349打点を記録。昨季12球団最少78本塁打だったチーム待望の長距離砲だ。松本球団本部長は「打線強化で獲得したので守備位置はこだわっていない。外野の選択肢もある」と説明。米マイナー時代に外野の経験があり、三塁以外に左翼を守る可能性もあるという。
昨季24発を放った114キロ砲・井上に加え、体重133キロの超巨漢スイッチヒッター・バルガスの加入も決まった。ここに3年連続30発以上をマークした98キロのレアードが続けば、切れ目ない計345キロの大砲打線が組み上がる。同本部長は「機動力は去年からしっかりできていた。これで攻撃面はイメージできた」と手応えを感じている。
レアードは球団を通じて「千葉での生活を楽しみにしています。ぜひ、チャンピオンフラッグを千葉に掲げましょう。日本一に貢献できるように頑張ります!」とコメント。新天地での大暴れを心待ちにした。【鎌田良美】
(日刊)
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≪2019/1/15≫
【ロッテ】レアード加入でどうなる!? 19年版マリンガン打線
ロッテは15日、日本ハムを自由契約となっていたブランドン・レアード内野手(31)の入団を発表した。昨季チームトップの26本塁打を放つなど4年間で131本塁打、349打点をマークした長距離砲を獲得したことで今季のオーダーにも変化が生まれそうだ。
松本尚樹球団本部長(48)は「最終的には現場が判断する」とした上で、「マイナーでは外野もやっていた。現状、外野の練習もしていると聞いている。守るとなれば左翼になるかな」と助っ人を左翼で起用するプランについても言及。仮に本職の三塁ではなく、左翼での起用となれば以下のようなオーダーが考えられる。
ロッテ19年予想オーダー(成績は昨季)
1荻 野(中)率・287 本2 点25
2角 中(右)率・265 本 点57
3中 村(二)率・284 本8 点57
4井 上(一)率・292 本24 点99
5バルガス(指)率・240 本21 点73
6レアード(左)率・233 本26 点65
7鈴 木(三)率・266 本8 点49
8藤 岡(遊)率・230 本5 点42
9田 村(捕)率・239 本3 点35
※バルガスはツインズ3Aの成績
昨季24発の4番に井上、5番にメジャー通算35発のバルガス、6番にレアードを置くことで相手投手に相当の重圧がかけられるはずだ。1番・荻野、2番・角中、3番・中村は足も使えるため、得点圏に走者を進められれば、そこから大量点に結び付く可能性が高まる。
10年(126本)以降、チームは8年連続で2ケタ本塁打と慢性的な長打力不足にあえぐ。今季からZOZOマリンの外野には「ホームラン・ラグーン」と呼ばれるテラス席が設置され、従来よりも最大4メートル狭くなる“追い風”もあるだけに、どんな“化学反応”が起こるか、今から楽しみでならない。(ロッテ担当・長井 毅)
(報知)
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≪2019/1/15≫
ロッテ新助っ人バルガス、プエルトリコWLでMVPに輝く 驚異のOPS1.140
出塁率.517&長打率.624でOPS1.140「私は恵まれている」
今季からロッテに加入したケニス・バルガス内野手がプエルトリコのウインターリーグでMVPに選出された。地元紙「El Nuevo Dia」が伝えている。
バルガスはインディオス・デ・マヤグエスで31試合に出場し、打率.376、6本塁打、20打点、出塁率.517、長打率.624のOPS(出塁率+長打率)1.140と驚異的な成績をマーク。93打数35安打、20三振、27四球という数字を刻んだ。
同紙は「ケニス・バルガスがウインターリーグのMVPに選ばれる」との見出しで報じ、「インディオス・デ・マヤグエスの強打者であるケニス・バルガスは満場一致でウインターリーグのMVPに輝いた」と伝えている。
さらに、バルガス本人が「私は恵まれていると感じています。そして自分のキャリアの中で掴むことができた成功に関して、神に感謝しています。ファンからのサポートにも感謝しています。そして、フィールドで全力を尽くしてくれた同僚にも感謝しています。しかし忘れてはならないのが、怪我せずにプレーを続けることができる丈夫な体を私に与えてくれた神への感謝です」と話したことも紹介している。
プエルトリコ出身のバルガスは2014年にメジャーデビューし、通算35本塁打を放っているが、昨季はメジャー出場なし。ツインズ傘下3Aロチェスターで130試合出場、打率.240、21本塁打、73打点の成績だった。昨年11月6日にロッテが獲得を発表。同紙によると、ロッテからの要望により、ウインターリーグのポストシーズンのロースター入りはしていないという。
(Full-Count編集部)
レアード獲得は正直驚きました(笑)巨人か阪神だろうと思っていましたので
ボティースタと一緒にレアードの名前が出ていましたがレアードはないと思っていました(笑)
ZOZOに身売りなんて噂が相当堪えたらしいですが昨年の黒字もあってやっと他球団並みに補強に力を入れてくれたというところでしょうか
昨年の貧打線は本当につまらなかったです
野球は投手力といいますが野球は点をとるゲームです
投手陣も味方の打線が良ければ攻め方も気持ちも変わってきます
投手を育てるのは野手の守りもそうですが打力も大きく影響してくるのです
今年は若手の成長と共にシーズンの成績も期待できるのではないでしょうか
レアード獲得には、ホントびっくりしました!!
昨日の敵は今日の友o(^∀^)o
人柄も明るく、活躍が本当に楽しみです!!
年が明けてから、補強の話も続々出始め、今度こそ球団のやる気は本気だった…とうれしく感じます。
シーズンフル出場できる選手は素晴らしいですが、それはある意味、脅かすライバルがいなかった証拠。
今季はぜひ高いレベルでのレギュラー争いをして、チームの勝利につなげて欲しいですね♪