ちょこっとGUM

今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

コラム備忘録【12/30】(追加記事あり)

2019年12月31日 00時17分03秒 | マリーンズ2019
≪2019/12/30≫

「野球って人間臭いスポーツ」 ロッテ4年目捕手に響いた高校時代の恩師の言葉

育成から支配下を掴んだ柿沼友哉、監督に感謝するプロ初アーチ

 2019年6月22日。この日の試合は、ロッテ4年目捕手・柿沼友哉にとって思い出深い一戦となった。交流戦で訪れた神宮球場でのヤクルト戦。6-4と2点リードで迎えた8回表、先頭で柿沼に打順が回ってきた。

「いつもだったら、この回の裏から細川(亨)さんに交代するから代打を出されちゃうところなんです」

 だが、井口資仁監督から告げられた言葉は、予想外のものだった。

「よし、しっかり打ってこい」

 少し驚きながらも、送り出してくれた監督の言葉がうれしかった。気合を入れて向かった打席。1ストライクからの2球目を思い切り振り抜くと、打球は左翼スタンドへ飛び込むプロ初ホームランとなった。「いやぁ、うれしかったですね?」と振り返る顔には、満面の笑みが浮かぶ。

 プロ初アーチが出たこと以上に、監督の気持ちに応えられたことがうれしかった。今季は1軍に定着しながら、先発出場しても「最後までマスクを被らせてもらった試合が少なかったんです」と話す。勝っていればベテラン捕手の細川と途中交代、負けていれば代打を送られる。そんな歯がゆさを感じる中で、突如与えられたチャンスには感謝の気持ちしかなかったという。

 2015年育成ドラフト2位で入団すると、ルーキーシーズン中に支配下選手登録され、シーズン終了後には侍ジャパンU-23代表として第1回U-23ワールドカップで金メダルを獲得した。翌2017年に1軍へ初昇格したが、主に2軍で技術を磨き、プロ4年目の今季、ついに1軍に定着。「順調に来られている、ちゃんと一段ずつ上がれているのかなと思います」と穏やかな表情を浮かべる。

 見る人に幸せが伝播するような笑顔を持つ柿沼だが、昨年まで自分と周囲を比較して心乱れることも多かったという。ロッテの捕手陣は39歳ベテランの細川の下には、25歳の田村龍弘、28歳の吉田裕太、25歳の宗接唯人、27歳の江村直也、そして26歳の柿沼と、ほぼ同年代が並ぶ。それだけに「ちょっと意識してしまって、他のキャッチャーが打ったり、盗塁刺したりが気になってしまった」という。

目標は「勝てるキャッチャー」、そのために必要だと考えるものは…

 だが、今季は開幕2軍でもモチベーションを下げずに集中力をキープできた。その理由について「もちろん悔しいです。でも、今年は始まる前に、1年しっかり自分のやるべきことをやろうって決めていたので、いい形でメンタルコントロールに繋がりました」と明かす。周りに気を取られずに、自分ができることに集中しよう。そう考え方が切り替わったのは、今岡真訪2軍監督の存在が大きかった。

「去年から今岡監督が『自分でコントロールできないことは気にしても仕方ない。自分がやるべきことをしっかりしろ』って、常に仰有っているんです。これが結構難しくて……(苦笑)。でも去年、1軍で2試合出させていただいた時、スタメンで使っていただいたのに、僕自身が力が入り過ぎちゃって何もできなかったんです。その時、他人を意識する前に自分はどうなんだ?って思ってから、だいぶ変わりました」

 1つの変化が別の変化を呼び込んだ。5月25日に1軍昇格すると、9月1日に受けた死球で左腕を骨折するまで一度も2軍に戻らず。2軍本拠地の浦和で共に研鑽を積んだ種市篤暉、岩下大輝ら若手投手陣の台頭もあり、34試合でマスクを被った。特に、種市との相性抜群コンビは「柿の種バッテリー」として人気上昇。「種市におんぶに抱っこです……」と照れくさそうに笑うが、井口監督は「キャッチャーらしいキャッチャー。今年一番伸びたんじゃないかな、柿沼が」と高く評価している。

 柿沼が目指すのは、ずばり「勝てるキャッチャー」だ。

「勝てばチームにもピッチャーにも勝ち星がつくし、ファンの方も喜んで下さる。僕もミスしたり打てなかったりしても、勝ったらうれしいし報われた気がする。もちろん、ミスは悔しいし反省もします。でも、勝てば全員がいい思いをするわけじゃないですか」

 ニコニコと笑顔を浮かべる柿沼に、勝てるキャッチャーになるためには何が必要か、と聞くと、「当然、技術的なところは必要ですけど……」と言葉を繋いだ。

「当然、技術的なところは必要ですけど、まずは人間として自分を磨かないといけないのかなと思っています。高校の時の監督が仰有っていたことがあるんです。サッカーやバスケはボールがゴールに入ることで得点になるけど、野球は人間がベースを踏むことで得点になるスポーツだから、人間が重要。だから、まずは人間を磨きなさい、と。ホームランを打っても人間がベースを踏まなかったら得点にはならないじゃないですか。そう考えると、野球って人間臭いスポーツだなって思ったんです」

井口監督は高評価「投手の良さを引き出せるキャッチャー」

 座右の銘は「人間的成長なくして、技術的進歩なし」という元ヤクルト監督・野村克也氏の名言。自身の人間力を上げることが、選手としてのレベルアップに繋がると考えている。

 目標とする選手も側にいる。昨オフ、楽天から移籍してきた細川だ。「ベンチにいるだけで監督やコーチの安心感が伝わってきました。移籍1年目なのに、これまでの実績で信頼感を得ている。逆に僕は実績がなくて代えられてしまっている。1年や2年でできるものではないですが、ああいう選手になれたらいいな、と思います」と、立場を変える意気込みだ。

 井口監督は柿沼を「投手の良さを引き出せるキャッチャー」と評するが、自身も「僕はピッチャーあってのキャッチャーだと思うので、ついてこい!というよりは、ピッチャーのやりたいことやいいもの引き出すようにしています」という。普段から「全然ガツガツいかないです、僕」と穏やかに目を細めながら、「逆に田村とか前に出ていく感じで、それはそれで良さがある。いろいろなスタイルがあっていい。僕はピッチャーの良さを引き出したいです」と語った。

 2020年の目標は2つある。まずは「最後まで試合に出続けること。勝った時にマウンドでハイタッチしたいです」。そして「やっぱり出場100試合を目指していきたいですね」。チーム内の競争は決して容易くないが、互いを高め合いながら1つでも多くの勝利に貢献する意気込みだ。

 今年は打席へ向かう登場曲「翼の折れたエンジェル」と語感が同じ「柿沼友哉エンジェル」というフレーズがロッテファンに浸透した。「柿の種も合わせて、ちょっと話題が先行しちゃって……」とバツが悪そうだが、11月のファン感謝デーではちびっ子ファンから「エンジェル」と声を掛けられたという。「かわいいなって思いますし、うれしいです」。そうニッコリ微笑む柿沼がファンにとって本当のエンジェルとなるのは、2020年、勝てる捕手になってチームを優勝に導く時かもしれない。

(佐藤直子 / Naoko Sato)

(フルカウント)

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≪2019/12/30≫

ロッテ・福浦コーチが語る若手選手、コーチ業のこと

福浦コーチの新しい定位置

 昨季通算2000安打を達成し、今季限りで現役を引退したロッテのレジェンド・福浦和也。今季は二軍打撃コーチと選手を兼任していたが、来季は二軍ヘッドコーチ兼打撃コーチとなり、コーチ業に専念する。

 今季ロッテ浦和球場で試合が開催される日は、外野のポール間をランニングし、その後打撃練習を行い、選手たちの指導を行うことが多かった。コーチ専任となった11月のロッテ浦和球場で行われた秋季練習では、選手たちがウォーミングアップ中、バックスクリーン横のライト側のフェンス前で選手の動きをチェックするのが福浦コーチの日課となった。

 その理由について福浦コーチは「選手たちがどんな動きをしているかなと見るときに、あそこが一番見やすい」と話し、「選手の動きしか見ていないね。今日は(体が)重そうなのかなとかね」と教えてくれた。

福浦コーチがみた若手選手たち

 打撃練習では選手たちに「下半身を使って打て」、「足を使って打て」と福浦コーチの檄が秋季練習中、毎日のように飛んでいた。

 ルーキーの山口航輝も、打撃練習中に”足を使って打て”と言われていた選手のひとり。山口はシーズン中、福浦コーチから“お尻を落とさないように打つこと”、“背筋を伸ばして打つこと”について指導を受けた。

 “お尻を落とさないように打つこと”、“背筋を伸ばして打つこと”のメリットについて福浦コーチは「猫背になったらどうしてもボールとの距離が取れないし、猫背によってしっかりした下半身を使って軸回転ができるのが、どうしても外から回りやすくなるし、腰も落ちちゃう」と話し、「(山口は)上半身の意識が強いから下半身を意識させている。下半身の力が伝わって最後に上半身になっていくわけだから、下半身をおろそかにすると力が伝わらないよね」と続けた。

 育成の和田康士朗も今季は、“前かがみにならないように”と福浦コーチから助言をもらい背筋を伸ばした打撃フォームに変わり、打撃成績を向上させた。福浦コーチは「和田はもともと猫背になりやすいタイプ。猫背になるなと言っている」そうだ。

 さらに、今季「去年まではレフト方向に打てたら調子がいいかなと思っていたんですけど、今年は向こうに飛ぶから調子がいいと全然感じなかったですね。逆に引っ張れなさすぎた」とシーズン終了直後に話していた香月一也について質問すると、福浦コーチは「今年に関しては、波が激しいかなと思いましたね。いいときは2、3本ポンポンと打つけど、ピッチャーによってタイミングなのかわからないけど、全然タイミングが合わない日が多い。波が激しいかな」と明かした。

 今季二軍で本塁打王、打点王の二冠に輝いた安田尚憲は今季、何度も打撃フォームを変えているように見えた。それについて福浦コーチは「(打撃フォームを変えることは)僕はいいことだと思いますよ。僕も毎回変えていたし、逆にずっと一定で打てればいいかもしれないですけどね。自分のなかで何かを変えようというあいつの意識なんでしょうから、色々試していいんじゃないですか」と話した。

 ただ、今年安田が1年間意識した“下半身の使い方”、“頭の位置を動かさないこと”に関して福浦コーチは「う〜ん、どうなんですかね。まだまだというか、使えているときは良かったし、使えなかったときは調子の波が激しいというか。打てなくなるときが長すぎるかなと」と指摘。

 「そこは考えないといけないだろうし、今年に関しては左ピッチャーをほとんど打てていない。そこをどうやって変えていくじゃないですか。意識ですね」。

来季からはコーチ業がメイン

 現役を引退し、来季からコーチの仕事がメインとなる。選手のときと違ったプレッシャーがあるのか——。

 「どうなんですかね。やっているプレッシャーと教えるプレッシャーはまた違う。チームが勝たないといけないので、選手のときはチームが勝つのが一番ですけど、本人の頑張りだと思うので、そこは選手とコーチの違いだと思いますね」。

 背番号も1998年から22年間背負ってきた『9』から、新人時代に着けていた『70』へと変更になる。長年着けてきた背番号『9』だが、「25年くらい着けさせてもらいましたし、十分でしょう」と寂しさはない。

 また来季から97年以来背負う『70』については「第2の人生じゃないけど、ここからスタートしないといけない。やっぱりルーキーのときに70番だったので、70番になりましたけどね」と語った。

 マリーンズには平沢大河、安田尚憲、藤原恭大、山口航輝と期待の若手が多くいる。若手を指導するうえで心がけていることについて福浦コーチは「僕はずっと見るしかない。良いときも悪いときも見ていかないと、もし選手から聞かれたときに答えないといけないだろうし、見るのが一番の仕事じゃないですかね」。リーグ優勝&日本一を達成した2005年以来のリーグ優勝を達成するため、またその後の黄金時代を築くため、ファームで若手選手を育てていく。

取材・文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪2019/12/30≫

決勝登板回避させた監督の持論/佐々木こぼれ話・下

<佐々木朗希こぼれ話(下)>

平成、令和と元号をまたいだ2019年。ロッテドラフト1位の大船渡・佐々木朗希投手(18)は高校野球界にとどまらず、日本球界の話題の中心にいた。国内高校生史上最速の163キロ右腕をめぐる「佐々木朗希フィーバー」を、これまで報道されていない新事実を交えながら、全3回でお届けする。

     ◇     ◇     ◇

甲子園をかけた岩手大会決勝のグラウンドに、佐々木の姿はなかった。

敗れた試合後、大船渡・国保陽平監督(32)は「故障を防ぐためです。未来があるので」と大勢の報道陣に囲まれながら、決断の理由を説明した。

学校に抗議の電話が殺到し、車で押しかける人物も出現。正体不明の記者が学校に侵入し、パトカーが出動する騒ぎにもなったという。識者もメディアやSNSで次々とコメントを発信し、賛否両論が飛び交う社会問題にもなった。

試合翌日の日刊スポーツ。1面記事では独自取材をもとに「右ヒジ違和感」を、2面では監督の談話をストレートに伝え、3面では佐々木家の話をまとめさせてもらった。

騒動の中で、すっかり機を逸してしまっていた。3月末の関東遠征、横浜市内での練習試合後。国保監督は、投手起用の判断基準についての興味深い持論を話してくれた。今回、初めて記事にする。

「試合中、調子が良すぎて投手を変えることもあるんです。良すぎると、本人が気付かないうちにいろいろ解放しちゃうから。良すぎてケガにつながることもあるんです」

打たれたから、調子が悪いから、疲れてきたから…ではなく、調子が良すぎるから変える。あまり高校球界に浸透していない考え方、というより、この観点を口に出す指導者はこれまでなかなかいなかった。活動の目的に「勝利」「甲子園」がある以上は。

甲子園を放棄していたわけではない。春以降の数十試合を取材する過程で、「佐々木抜きでも勝つ」を狙いにした“育てる采配”を何度も目にしてきた。ミスをしながらも経験を深め、選手たちは着実に実戦力を高めていた。

一方で、高校教師としての役割もある。

監督はどんな時に怒るのか、佐々木に尋ねたことがある。「練習中に集中してなくて危ないことがあったりした時です」と返ってきた。その翌日、実証される場面に遭遇した。練習試合の会場の、ベンチ前に立てる防護ネットにほころびがあった。「この後ろには絶対に座るなよ。ケガしたら大変だから」と強めの口調で選手たちに指示した。黒い雲もずっと気にしていた。

ケガや事故発生を「本当に心配なんです」と真剣に話していた。技術指導者であり、教育者であり、現場管理者。佐々木の登板回避が少なからず試合に影響したのは事実だろう。ただ、国保監督らが顧問として全方位に注力しながら、野球部員たちを育ててきたのは間違いない。

投手起用も「調子が良すぎるから…」に代表されるように、多角的な視点で検討してきたという。決勝戦後の「3年間朗希を見てきて、これは壊れる可能性が高いのかなと決断できました」の言葉は尊重されるべきで、この判断すら批判されたら、日々誠心誠意、子どもに向き合う指導者たちが報われない。

高校野球って、教育って何だろう-。1人の高校生をめぐっての出来事は、当事者たちが感じる以上のものを世に投げかけた。

年明け、千葉ロッテマリーンズの投手として新たにスタートする。フィーバーの当事者として、ひと足早く「社会」を感じたことだろう。そこで学んだこと1つ1つが、きっと「投手・佐々木朗希」のさらなる素質開花につながるはずだ。【金子真仁】(おわり)

(日刊)

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≪2019/12/30≫

ロッテ→楽天 酒居“1勝の思い出”1球勝利

<ヨネちゃんのおシャレ野球学(2)>

「昨日の敵は今日の友」になった。ロッテ酒居知史投手(26)の楽天移籍が決まった。今季5勝中3勝が楽天から。3月29日、開幕の対戦では、1球を投げただけで勝ちをつかんだ。開幕の1球勝利は、史上初のことだった。楽天で「1勝(一緒?)になる運命だった」のかもしれない。

6回2死一、三塁で登板すると、初球142キロ速球で嶋を投ゴロに仕留めた。その裏、レアードに3ランが飛び出して逆転。7回から3投手をリレーして逃げ切った。勝ち越した回の、直前に投げた酒居に勝ちがついた。「勝ち越しのサカイ?」である。

1球の勝利はプロ42人目(43度目)になる。偶然にも酒居をリリーフした松永が18年の西武戦で記録して以来。球団別でみると、ロッテでは7人目。他球団より多いが「チョコっと投げ(なめ?)たら、おいしい勝ち(味?)」。これは、やっぱりロッテです。

4月3日の西武戦では50球を投じたが、勝利はつかめなかった。今季は54試合に登板し、投球数は1006球を数えた。その1000分の1に満たない1球で勝利をつかんだ開幕戦。楽天に移っても「1勝(一生?)の思い出?」として残るはずだ。【米谷輝昭】

(日刊)

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≪2019/12/30≫

“下克上”導いた井口、“独立Lの星”角中は2度の首位打者…ロッテ10年代ベストナイン

石川は2014年に新人王、16年に最優秀防御率

 最下位に沈んだ2017年から、昨季は5位、今季は4位と順位を上げてきたロッテ。まもなく終わりを迎える2010年代はリーグ優勝こそなかったものの、2010年にはリーグ3位からの下克上で日本一を達成した。この2010年代に活躍したロッテのベストナインと監督を選出したい。

【投手】
先発 石川歩
中継ぎ 松永昂大
抑え 西野勇士

 石川は1年目の2014年から25試合を投げて2完投を含む10勝8敗、防御率3.43と活躍し、新人王に輝いた。2016年には14勝(5敗)を挙げ、最優秀防御率2.16をマークした。

 松永も1年目の2013年から活躍、58試合に登板して28ホールドを挙げた。翌年以降も毎年2桁ホールドを記録しており、安定した数字を残している。

 西野は前年に最多セーブを挙げた益田の代わりに2014年から抑えに転向、いきなり31セーブを挙げると、翌年も34セーブをマークした。

井口、今江は2010年の“下克上日本一”に大きく貢献した

【内野手】
捕手 田村龍弘
一塁 井口資仁
二塁 中村奨吾
三塁 今江敏晃
遊撃 鈴木大地

 2015年からレギュラーに定着した田村は、チームが3位に入った2016年には130試合に出場し、ベストナインに選出された。

 MLBで4年間プレーした後の2009年にロッテ入りした井口は2010年に打率.294、17本塁打、103打点をマークするなど2010年代も引き続き活躍。2017年に引退し、翌年には監督に就任した。

 中村はプロ入り1年目から1軍で出場し続け、ポジションが二塁に固定された2018年に初の全試合出場。打率.284、157安打と活躍し、守備でもゴールデングラブ賞を受賞した。

 今江は2010年には打率.331、176安打の活躍。中日との日本シリーズでは自身2度目のMVPに輝いている。

 鈴木は遊撃手として2013年、16年にベストナインを受賞した。翌17年には二塁でゴールデングラブ賞、18年は三塁でプレーし、今季は主に一塁を守り、時には外野を守りながら140試合に出場した。今オフにFA権を行使して楽天に移籍した。

【外野手】
角中勝也
岡田幸文
荻野貴司

 角中は四国アイランドリーグ高知から2007年に入団。2012年に打率.312、2016年にも打率.339で2度の首位打者。16年は178安打で最多安打のタイトルも獲得した。今季、独立リーグ出身者としては初の1000安打を達成した。 

 岡田は守備力の高さから2011、2012年にゴールデングラブ賞を受賞。2011年には外野手としてのNPB記録となるシーズン連続守備機会無失策359を達成した。

 荻野は怪我や故障により、プロ10年目の今季に初めて規定打席に到達。打率.315、10本塁打46打点、28盗塁と活躍し、ゴールデングラブ賞、ベストナインも受賞した。

【指名打者】
デスパイネ
 2014年シーズン途中にロッテ入り。7月に初出場すると45試合で12本塁打、打率.311をマーク。2016年には27本塁打、92打点をマークした。翌17年にソフトバンクに加入した。

【監督】
西村徳文
 2010年から2012年に采配を振った。リーグ優勝はなかったものの、3位だった就任1年目にクライマックスシリーズを勝ち上がって日本シリーズ進出。中日を破って日本一に輝いた。今季からオリックスの監督を務めている。

(Full-Count編集部)
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