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コラム記事【1/18~1/19】

2023年01月20日 01時46分21秒 | マリーンズ2023
≪1/18≫


 ロッテは昨季チーム打率リーグ5位の.231で、チーム内(規定打席到達者)の打率トップは.274の髙部瑛斗と3割打者がいなかった。

 四死球を選んで、1本の安打で“1つ先の塁を狙った走塁”を狙う攻撃が持ち味で、チーム打率が低くても、チーム盗塁数はリーグトップの132盗塁、チーム四球数はリーグ2位の433個、チーム得点はリーグ3位の501得点だった。得点力アップもそうだが、1本の安打で1つ先の塁を狙う走塁が浸透しているロッテにおいて、安打数が増えればチャンスメイク、得点はさらに増えていくはずだ。

 直近5年のチーム内での3割打者はというと、19年にリーグ3位の打率.315をマークした荻野貴司1人だけ。荻野は21年に、打率3割に届かなかったが、最多安打のタイトルを獲得。左打者に関しては16年に首位打者に輝いた角中勝也を最後に、チーム内で3割打者が生まれていない。それどころか打率2割8分を超えた左打者は、19年に.288をマークした鈴木大地(現楽天)のみ。20年以降の左打者のチーム最高打率は、20年がマーティンの.234、21年が藤岡裕大の.255、22年が髙部瑛斗の.274と寂しい。

 右打者も荻野貴司が19年に.315を放っているが、2割8分以上放った打者は18年の井上晴哉(.292)と中村奨吾(.284)、21年の荻野(.296)と中村(.283)の3人。ここ数年、コンスタントに率を残せる打者が荻野、中村の後に名前が出てこないのが現状だ。

▼ 直近5年のチーム3割打者
18年:なし
19年:.315 荻野貴司
20年:なし
21年:なし
22年:なし

▼ 直近5年の左打者のチーム最高打率
18年:.266 鈴木大地
19年:.288 鈴木大地
20年:.234 マーティン
21年:.255 藤岡裕大
22年:.274 髙部瑛斗

 3割を打てそうな打者が全くいないわけではない。昨季リーグ2位の148安打を放った髙部は早ければ今季にも打率3割をクリアできそうなポテンシャルを持っている。

 プロ入りから2年間はファームで打率3割をクリアしながらも一軍の壁を破ることができずにいたが、3年目の昨季はオープン戦で12球団トップの打率をマーク。開幕してから月間打率3割を記録した月はなかったが、5月(.284)、7月(.282)、9月(.289)は月間打率2割8分を超えた。

 チーム別では日本ハム(.330)、オリックス(.314)、西武(.300)とパ・リーグの3球団から3割以上打ち、ソフトバンク戦も.281だった。ただ楽天戦は.168と苦戦。田中将大には.091(22-2)とほぼ完璧に抑え込まれた。交流戦も.235と、楽天戦と交流戦でも2割8分以上打てれば十分に3割達成も見込める。

 髙部本人も昨年9月に行った取材で「ヒットを打ちたいというのは、野球を始めたときから思っている。出塁率もそうなんですけど、なるべく高い打率を残したい気持ちがあります」と話している。

 球団としては荻野以来4年ぶり、左打者では角中以来7年ぶりに打率3割をクリアできるか注目だ。

文=岩下雄太

(ベースボールキング)

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≪1/19≫


誰もが認めるチームの精神的支柱だ。ロッテ・益田直也投手(33)は今季も選手会長を継続し、会長として4年目のシーズンを迎える。

昨季52試合に登板するなど救援投手として活躍。今季プロ12年目を迎える33歳は、オフの期間も若手を引っ張る存在だ。静岡県内での自主トレーニングには、ロッテの二木、岩下、小野、八木、横山、江村、田村、平沢、佐藤都の10選手が参加する。これだけの大所帯での自主トレーニングは球界で珍しく、それだけ益田への信頼度の高さがうかがえる。

「切磋琢磨(せっさたくま)しながら『こいつらには負けない』っていう気持ちで毎日頑張っています」

自分自身の刺激にする一方、沖縄・石垣島キャンプが始まる2月1日に向けた調整ビジョンを問われると、〝リーダー〟としての自覚がにじんだ。

「(僕が)2月1日に求められているのは、元気にキャンプに入ることだと思う。あとはチームを強くして優勝したいので、今いる子らにしっかり体をつくってもらえるようにサポートしてあげたい。個人的にもしっかりやらないといけないけど、チームのレベルを上げるために今できるサポートもしていきたい」 

体幹や持久力を養うために徹底的に走り込む〝鬼メニュー〟で知られる益田塾。厳しいトレーニングで表情をゆがめながらもペースを落とすことなく朝から夕方まで体を鍛え抜く益田の姿は、後輩の気持ちを奮い立たせるきっかけにもなっており、田村龍弘捕手(28)は「益田さんが同じ量を走っているので妥協できない」と汗を拭った。

背中で引っ張るだけでなく、若手に積極的に歩み寄るのが益田流。横山陸人投手(21)は、キャッチボールでペアを組んだ際に、投球時の体重移動に関するアドバイスをもらい、「意識して投げたら自分の中で感覚がいい」。好感触をつかんだ様子で白い歯を見せた。

ロッテ担当1年目の記者が自主トレーニングの取材で、静岡県に訪れた際、益田は「記者さんにも縄跳びやってもらいたいな。きつさがわかるから」と報道陣に声をかけた。サーキットトレーニングの一つに含まれる重さ3キロの縄跳びを1分間跳び続けるトレーニング。記者は35秒でリタイアしたが、選手の輪に少しだけ入らせてもらい、練習を体感することができた。

残り18セーブに迫った通算200セーブの早期到達に意欲を燃やすシーズン。「まだ若い子に負けるつもりはない」。チームの柱としてマウンドに立つ。(武田千怜) 

(サンスポ)



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