【ロッテ5―0楽天 (7月16日 QVC)】
成瀬 風を握って完封9勝
やはりエースは頼りになる。ロッテ成瀬善久投手(26)が楽天打線を6安打完封。チームの連敗を6で止めるとともに1970年(昭45)以来、42年ぶりの前半戦首位ターンを決めた。組み替えた打線も効果を発揮、6番に入ったサブロー外野手(36)が先制3ランを放つなど、5点を奪う快勝だった。
QVCマリンに吹いた10メートルを超える風への対応力が勝敗を分けた。この日はいつもよりグラウンドレベルの風が強く「一塁ベンチ側へ流されそうだった」と、慣れてるはずの成瀬ですらバランスを崩しかねないほど。だが、成瀬は本拠地の風を味方にするすべを心得ていた。
「4回ぐらいからスライダーの握りを深くしました」。この日はいつも通りの投げ方をするとスライダーが変化しなかった。問題を解決するため、自分の引き出しの中から、スライダーの軌道を変えることを選んだ。深く握ることで変化を大きくし、緩急の差をつける。いつもは約120キロのスライダーが、この日は115キロほど。その差が打者を泳がせ、風に押し戻されるポップフライを増加させた。
たまにやる対応だが「普通の状況だったら、腕の振りが甘くなるし、あんまりやりたくない投げ方。でも、この風だと、こうした方がいいと思った」。厳しい環境を緊急的処置で切り抜けた。風の影響で一定の変化をしなかったというスライダーは、最後まで楽天打線につかまらなかった。
投げ合った楽天釜田の状況も冷静に見ていた。何度も帽子を飛ばされていた。「今どきの若い子のはやりで浅くかぶってるからかもしれないけど、腕を思い切り振った時に頭がぶれてるから帽子が飛ぶんだと思う」。何度も帽子を飛ばされるのは集中力をそがれる。成瀬はきつめの帽子をかぶり、その不安を消していた。
リーグトップの9勝目を飾ったエースの対応力が、チームの前半戦首位ターンを決めた。42年ぶりと聞いた西村監督は「今年は開幕から、そんなのばかりですね」と、60年ぶりの開幕4連勝で始まったシーズンをつかの間振り返った。後半戦もこのまま突き進みたいロッテ。頼もしい左腕が、その原動力なのは間違いない。
(日刊)
成瀬 風を味方に完封9勝目!ロッテ42年ぶり首位ターン
風とケンカするのではなく、味方につけた。お立ち台に上がった。ロッテの成瀬は笑顔だった。
「名物の風が僕の味方をしてくれると思った。序盤はどうなるかと思ったが、変化球が1球ごとに違った変化をしたので、こういう投球ができた」
中堅から本塁方向に風速10メートルの強風が吹いていた。その風は観客席ではね返り、マウンドでは強い逆風となる。そんな中で9回6安打無失点の快投だ。「連敗をどうしても止めたい気持ちだった」。8日のオリックス戦(QVCマリン)から始まったチームの連敗を6で止めた。今季2度目の完封勝利で、リーグ単独トップの9勝目。まさにチームの救世主となった。
立ち上がりは不安だった。「右足をゆっくり上げようとすると、風で押し戻され、思ったように体を前に移動できなかった」。それでも慌てなかった。突風が正面から襲ってくるときは、踏み出す右足を早く下ろした。それほど風を感じないときはゆっくりと右足を上げた。マウンドに吹く風によってフォームを自在に変えた。
武器のスライダーにもひと工夫加えた。7回1死一、二塁では藤田、聖沢をいずれもスライダーで空振り三振。「いつもよりもボールを深く握った」。スライダーを深く握ると大きく曲がりすぎて打者が見やすくなるため、普段は使わない。だが、この日は強い逆風の影響で、深く握って投げると球速が抑えられ、チェンジアップと同じ効果が生まれた。「きょうの風ならば高く上がった大飛球は戻される。横の変化よりも前後の緩急をつけられた方がいい」。両サイドを突くことよりも、タイミングを外すことを優先させた。幕張の風を熟知している左腕だからできる発想だった。
これでチームは70年以来、42年ぶりとなる前半戦の首位ターンも決まった。大毎時代の60年と合わせ、過去2度はいずれもリーグ優勝を飾っている。「何がなんでもという試合で成瀬が完封してくれた」と西村監督。力強いデータの後押しを受け、前年最下位から一気に頂点を狙う。
≪成瀬 前半戦リーグ最多勝なら黒木以来≫成瀬(ロ)が6安打完封でハーラー単独トップの9勝目。ロッテの投手が前半戦リーグ最多勝だと01年黒木(11勝)以来、11年ぶりになる。楽天戦は通算20試合目の登板だが、これまで完投すらなく完封勝利はもちろん初めて。昨季は楽天戦に0勝3敗(防御率4・21)だったが、今季は3勝0敗(同1・19)ときっちり借りを返している。
(スポニチ)
前年最下位チームが前半戦首位ターンは3チーム目
前年リーグ最下位のロッテが前半戦の首位ターンを決めた。73~82年の2期制を除き、ロッテが前半戦を首位で折り返すのは60、70年に記録して以来、42年ぶり3度目。過去2度はいずれもリーグ優勝に結びつけている。
また、前年最下位のチームが翌年前半戦を首位で折り返すのは珍しく、過去に64年阪急、01年近鉄とあるだけでロッテは3チーム目。ちなみに64年阪急は南海に逆転され最終2位、01年近鉄は後半戦で一時首位の座を譲ったが、9月26日オリックス戦で北川が代打逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち優勝を決めている。
(スポニチ)
ロッテ、42年ぶり!首位ターン
ロッテは16日、楽天11回戦(QVCマリン)に5-0で勝って連敗を6で止め、前半戦の首位折り返しを決めた。4番から6番に打順が下がったサブロー外野手(36)の先制3ランなどで四回に5点を奪い、投げてはエース成瀬善久投手(26)が6安打完封でリーグ単独トップの9勝目。ロッテの前半戦首位ターンは1970年以来42年ぶりだ。
勝利の架け橋が左翼席へ伸びる。同点の四回二死一、二塁。サブローが、楽天のルーキー釜田のフルカウントからの6球目、125キロの真ん中高めスライダーを強振。風速10メートルの逆風を切り裂いて、左翼席へ先制6号3ランを放った。
「最高の結果でうれしかった。このままズルズル行きたくなかった。最後は彼(釜田)の失投だよ」
1日のオリックス戦(京セラドーム)以来の一発は、ロッテにとって24イニングぶりの得点で、連敗ストップへの貴重な先制弾。実は釜田とは6月24日、Kスタ宮城での初対戦で1安打3四球。「ボールをたくさん見たからうまく対応できた」。36歳のベテランの貫禄勝ちだった。
この日、4番から6番に下がった。4月中旬から、2005、10年の日本一の象徴でもあった「つなぎの4番」を主に任されてきた。「僕が打てなくて負けた試合もあった。(前日15日までの)札幌と福岡の遠征で負け続けた。だから千葉で3つ取り返す」と冷静に受け止め、バットで無念を晴らしてみせた。
一昨年の「史上最大の下克上」日本一に貢献しながら、サブローは昨季巨人にトレードされた。放出したロッテが最下位に沈むのを、複雑な思いで見ていた。オフにFAで古巣に復帰した。
ロッテも変わった。昨季のチーム本塁打は、パの本塁打王、西武・中村の48本塁打にも届かない46本。今季は79試合で35本に到達した。昨季はチーム打率がリーグ最下位、得点も同5位タイ。今季は打率2位、得点3位。打線の奮起が、1970年以来42年ぶりとなる、前半戦首位折り返しの要因でもある。
「みんながつなげて、サブローと今江が決めた。首位ターンは選手が頑張ってくれた結果」
西村監督は静かに話した。過去2度の前半戦首位ターンは、いずれもリーグ優勝を決めている。この日セで首位ターンを決めた巨人とは、70年に日本シリーズで激突して1勝4敗で敗れた。42年ぶりの再戦はあるか-。ロッテが再び走り出す。
(サンスポ)
成瀬が完封!ロッテ首位ターン決めた
風速10メートルを超える中で、ロッテ・成瀬が好調楽天を完封。ハーラー単独トップの9勝目、同時にチームの連敗を6で止め、42年ぶりの前半戦首位ターンを決めた。「連敗を止めたかった。名物の風が味方をしてくれたのかな」と熱投を振り返った。
その強風に立ち上がりは悩まされた。「足をゆっくり上げるフォームだと流れる。上げないとバランスが崩れる」。武器のスライダーも「いつも通りに投げたら曲がらない」。八方ふさがりの状態から、立て直す。これが今季の成瀬だ。
まずスライダー。「深く握って曲げにいく感じにした。遅くなるけど前後の緩急が付けられた」。通常は120キロ前半だが、この日は110キロ後半。これを低めに落とした。続いて足の上げ方。「1球1球変えて、タイミングをずらした」。風や相手打者との駆け引きも考慮して、こちらにも“緩急”を付けた。
三回までに4安打されたが、「良くなってきた」という四回以降は被安打2。「今年は修正能力がついている。序盤に悪くても最後は良くなっていることが多い」。球宴前の9勝は自己最多。後半戦へ「いい流れができた」と手応えを口にした。
(デイリー)
成瀬、完封でリーグトップ9勝!42年ぶり首位ターンだ!!…ロッテ
強風に感謝するように、成瀬は拳を握った。9回も3つのゴロで締めくくり、6安打で今季2度目の完封勝ち。チームの連敗を6で止め「マリンの風も味方してくれるんじゃないかと思ってました」と表情を崩した。リーグ単独トップの9勝目。自身の前半戦ラスト登板を飾る133球の熱投で、1970年以来42年ぶりの首位ターンを決めた。
球団史に残る快進撃を、マリン名物の強風が後押ししてくれた。「4回ぐらいまではまとまらなかったけど、変化球が一定の変化をしなかった。考えすぎなくてよかった」。マウンド上でバランスを保つのも難しい10メートルを超える風の影響で、スライダーでも高さによって沈む球も抜ける球もあった。変化の大きさにもバラつきが出た。いつもとは違う軌道に、楽天打線も対応できなかった。
引き分けた2位・日本ハムとの差を2・5に広げ、42年ぶりの首位ターンに、西村監督は「成瀬が完封して、打つべき人が打って、ナイスゲームですね。(首位ターンは)みんなが頑張ってくれた結果」とうなずいた。42年ぶりについては「今年は開幕からそんなのばっかりだね。(52歳の)僕はまだ生まれてなかったけど」と冗談を飛ばしながら目を細めた。各球団のターゲットとなる後半戦。これまで通りの戦いで、最後まで首位で駆け抜ける。
(報知)
【ロッテ】42年ぶり首位ターン「感謝」
ロッテが引き分けを挟んでの連敗を6で止め、42年ぶりの前半戦首位を確定させた。成瀬が6安打完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げ、打線はサブローの6号3ランなどで4回に一挙5点を奪った。
球宴まで残り2試合で2位日本ハムと2・5ゲーム差がつき首位での折り返しが確定。ロッテの前半戦首位は1970年以来で、西村徳文監督(52)は「選手みんなが頑張ってくれている結果です」と感謝した。
(日刊)
強風での完封劇!ロッテ・成瀬が9勝目
ロッテの成瀬がリーグ単独トップの9勝目を、今季2度目の完封で飾った。
風速計が常に10メートル以上を示す強風の中「球場の壁ではね帰ってくる突風で、足を上げると流された。変化球も一球一球、曲がりが違った」と苦心し、序盤は球がばらついた。三回2死二塁で枡田に中前打を打たれたが、中堅手の岡田が本塁で走者を刺した。
中盤以降は風で変わるスライダーの曲がり具合を逆に利用し、133球で投げ抜いた。チームの今季最多の連敗を止め「自分が止めたかった」と笑顔だった。
ロッテ・西本投手コーチ(成瀬について)「ナイスピッチング。連敗を止めたし、中継ぎを休ませられたし、あれがエースだ」
(共同)
ロッテ成瀬が完封でチームの連敗止める
打順を大幅に組み替えたロッテ打線が四回に爆発。引き分けを挟む連敗を6で止めた。2死一、二塁からサブローが6号左越え3ラン。さらに一、二塁と攻め、今江が中越え2点二塁打を放ち、この回5点を挙げた。
チームにとって24イニングぶりの得点となる3ランを放ったサブローは「センターから右へ強いライナーを打とうと心掛けていた。結果的にレフトの方へ打ったけどよかったです」と振り返った。
成瀬は強風の中、楽天打線を6安打にしのぎ、今季2度目の完封でリーグ単独トップとなる9勝目。「連敗スタートが僕からだったので、どうしても僕で止めたかった。名物のこの風が僕に味方してくれるかもしれないと思った。結果的に完封となってよかった」と話した。
楽天は先発釜田が4回5安打5失点KO。プロ初黒星を喫した。
(デイリー)
【ロッテ】成瀬、強風苦心の完封9勝
ロッテの成瀬善久投手(26)がリーグ単独トップの9勝目を、今季2度目の完封で飾った。
風速計が常に10メートル以上を示す強風の中「球場の壁ではね帰ってくる突風で、足を上げると流された。変化球も一球一球、曲がりが違った」と苦心し、序盤は球がばらついた。3回2死二塁で枡田に中前打を打たれたが、中堅手の岡田が本塁で走者を刺した。
中盤以降は風で変わるスライダーの曲がり具合を逆に利用し、133球で投げ抜いた。チームの今季最多の連敗を止め「自分が止めたかった」と笑顔だった。
(日刊)
ロッテ・成瀬が完封で9勝目 「風が味方をしてくれると思った」
千葉ロッテは16日、東北楽天戦に5対0と勝利し、連敗を6で止めた。先発・成瀬善久が今季2度目の完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。
以下は成瀬のコメント。「連敗スタートが僕からだったので、僕で止めたい気持ちがあったし、この名物の風が僕に味方してくれるんじゃないかなと思って、結果完封できて良かったです。(風の影響で)序盤はどうなるかと思ったけど、楽天打線が狙いが定まってないというか、僕の変化球が風で1球1球変化が違ったので戸惑っていたと思います。
(前半戦を振り返って?)味方が序盤に点を取って守り切れているのが、自分の調子が良くない中でもこういう結果になっていると思います」
(スポーツナビ)
サブロー先制3ラン!4番から降格も「本来、僕は6番打者」
4番から6番に打順が下がったロッテのサブローが4回2死一、二塁から左翼席へ先制6号3ラン。「本当は中堅から右方向へライナーを打とうと思っていた」と振り返るが、釜田のスライダーを左翼席へ放り込んだ。
6回にも左翼へ大飛球を放ったが、こちらはフェンス前で失速。「6回の方が完璧だったが、風にやられた」と苦笑い。その上で「4番は一発のある人が打つべきところ。本来、僕は6番打者。降格とは思っていない」とご機嫌だった。
(スポニチ)
サブロー先制3ラン!楽天、釜田に初黒星つけた
0―0で迎えた4回2死一、二塁。サブローはフルカウントから外角高めの125キロのスライダーをとらえる。打球は左翼席に飛び込む先制の6号3ランとなった。
チームにとっては24イニングぶりの得点。「センターから右方向へ強いライナーを打とうと思っていた。結果的にレフトに行ったけど、最高の結果になり、うれしいです」。
結局、この回だけで5得点。成瀬を強力に援護し、楽天の新人・釜田にはプロ初黒星をつけた。チームの連敗も6でストップ。「苦しんだ分、きょうがいいきっかけになると思う。あしたからマリーンズらしい野球をお見せしたい」。ベテランの言葉は力強かった。
(共同)
サブロー逆風突き3ラン!ロッテが首位ターン
逆風をものともせず、打球は左翼席へ突き刺さった。ロッテは四回、サブローの先制3ランで24イニングぶりに得点し、連敗を6でストップ。「これでチームも乗っていける」とベテランはお立ち台でうなずいた。
体が開かないよう右方向へ強い打球を打つつもりだった。「緩い変化球だったので引っ張る形になったが、いい打ち方ができた」と自身12試合ぶりの一発を振り返る。
中堅からホーム方向へ10メートルを越える強風が吹いていたが、「低い打球が幸いして入った」と分析。逆に六回の第3打席では完璧にとらえたはずの打球が押し戻されて左飛となり、「これがマリンの野球のおもしろさ」と本拠地の気まぐれな自然現象に苦笑いする。
打線のてこ入れで前日までの4番から6番へ下がった。「何番に入ろうが嫌でもないし、うれしくもない」と打順にこだわらず、結果を出した。チームは前半戦首位での折り返しを決めたが、「順位はあまり意識せず、勝てる試合を確実に取ることが大切」と過去2度の日本一の経験をもとにチームを引っ張る。
(産経新聞)
【ロッテ】サブロー、釜田撃ち先制3ラン
ロッテ・サブロー外野手(36)が4回、先制3ランを放った。楽天釜田に対し、フルカウントから外角高めのスライダーを左翼席へ運んだ。「前回の対戦で確か四球を3つもらって、ボールをたくさん見てるからうまく対応できた。最後は彼の失投だよ」と、打てた理由を分析した。
(日刊)
ロッテ・サブローが先制3ラン 「最高の結果でうれしい」
千葉ロッテは16日、東北楽天戦に5対0と勝利し、連敗を6で止めた。先発・成瀬善久が今季2度目の完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。
以下は5回に先制の6号3ランを放ったサブローのコメント。
「(本塁打については?)センターから右方向へ強いライナーを打とうと心掛けていたので、結果レフトに飛んでいきまいたけど、最高の結果が出てうれしかったです。
(1、3打席も良い当たりだったが?)3打席目(レフトフライ)の方が完璧でしたね。風にやられましたね。(これで乗っていけるか?)僕だけじゃなくてこれでチームが乗っていけたらいいですね。(連敗が6で止まったが?)苦しんだ分、これが良いきっかけとなって、今まで通りのマリーンズの野球ができると思います」
(スポーツナビ)
ロッテ・西村監督 「ここで連敗を続けるわけにはいかない」
千葉ロッテは16日、東北楽天戦に5対0と勝利し、連敗を6で止めた。先発・成瀬善久が今季2度目の完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。
以下は西村徳文監督のコメント。
「ここ(千葉)に帰ってきて、連敗を続けるわけにはいきませんからね。何がなんでも勝たないといけない中で、今日は成瀬が良いピッチングをしてくれて、打つべき人が打ってくれました。ナイスゲームでしたね。
(打順の入れ換えが奏功したが?)6連敗でここまできてしまいましたから。何とかやっていかないといけない中、ホワイトセルが戻ってきたんで、こういう打順になりました。
(サブロー、今江の打順は下がったが?)2人だけではなく、チームとして点が取れていなかったので、全員で何とかしようと。結果、今日はふたりが打ってくれました。
(首位での折り返しとなったが?)このところ調子を落としていたけど、みんながよく頑張ってくれました。まだ、60試合以上残っているわけですけど。まずは、オールスターまでの2試合ですね。ひとつひとつ頑張っていきます」
(スポーツナビ)
【鷲さん目線】
マー君、18日・ロッテ戦で志願の中4日先発…楽天
楽天・田中将大投手(23)が、プロ2度目となる中4日で18日のロッテ戦(QVC)に先発する予定であることが16日、分かった。右脇腹痛から13日の日本ハム戦(Kスタ)で復帰したばかりだが、志願の強行登板で前半戦を締めくくる。
エースの責任感だ。田中は6日の西武戦(西武D)で、右脇腹の痛みを訴え、予告されていた先発を緊急回避。13日の日本ハム戦で8回を無失点に抑えて6勝目を挙げたが「チームに多大なる迷惑をかけた。ピッチャー陣をごちゃごちゃさせてしまった」と先発ローテを二転三転させてしまったことを深く反省。首脳陣とも話し合い、08年10月1日の日本ハム戦(Kスタ)以来の中4日に挑むことを決断した。
「前半戦最後だしね。5回ぐらいまで投げてくれれば」と関係者。23日にはオールスター第3戦(盛岡)での登板が控えているが、気力で強行スケジュールを乗り越える。
今年は春季キャンプ中の右ひじ痛に始まり、右背筋痛、腰痛と相次ぐ故障に悩まされてきたが、前半戦最終戦ですべての不安を一掃させる。
(報知)
オールスターもあるし、まさおくん…無…無理をしてはいかんっっ(××;)
てか、ロッテ戦如きに、何故投げるっっ(TωT)(本音)
ルーキー釜田 1球に泣く…4回5失点でプロ初黒星
1球に泣いた。楽天の18歳右腕・釜田が4回5失点KO。9試合目の登板でプロ初黒星を喫し、「あの1球が全てでした」と悔やんだ。
風が吹き荒れるQVCマリンでプロ初登板。この日は本塁方向に10メートル以上の強風が吹く不慣れな環境で、帽子は投球後に4度も飛ばされた。それでも「風は関係ない」と最速147キロの直球を軸に3回まで無失点。だが、落とし穴が待っていた。0―0の4回2死一、二塁。サブローへフルカウントから6球目のスライダーが嶋の内角低めの要求に対し、外角高めへ。左翼席へ吸い込まれる打球に顔をしかめた。動揺は隠せず、次打者・ホワイトセルに死球の後に連打で計5失点。佐藤投手コーチは「釜田は良かった。本塁打の場面だけ。あれ(抜けたスライダー)はサブローに10球投げたら8球は打たれる」と勝負どころの制球ミスを悔やんだ。
無傷の3連勝で強烈なデビューを飾った高卒ルーキーも6月17日の巨人戦(Kスタ宮城)で完投勝利を挙げて以来、4試合連続白星なし。「後半戦頑張りたいと思います」。悔しい敗戦を糧に自らの力で乗り越えるしかない。
(スポニチ)
楽天・新人釜田、初被弾でプロ初黒星
楽天のドラフト2位新人の釜田が、9試合目でプロ初黒星を喫した。「あの1球が全てでした」と失投を悔やんだ四回に5失点し、降板した。
0-0の四回は2死一、二塁でサブローに真ん中に入ったスライダーを左翼席に運ばれ、プロ初被弾となる3ラン。打たれる直前、追い込んでから際どいコースへの2球が続けてボールと判定され「いい球だったけどボールと言われたら仕方ない。あの二つを続けないと」とうなだれた。その後も流れを止められず、今江には2点二塁打を浴びた。
初めて味わう苦い味に18歳は「後半戦で頑張ります」と歯を食いしばって球場を引き揚げた。
楽天・佐藤投手コーチ(釜田の初黒星について)「ホームランのところ以外は良かったよ。全部勝てるわけじゃないからな」
楽天・大久保打撃コーチ(成瀬を攻略できず)「最初は強風でストライクを取るのに必死だった。序盤で1点入っていればな…」
(共同)
【楽天】釜田KO!プロ初黒星
楽天釜田佳直投手(18)がプロ初黒星を喫した。3回までは1安打無失点と安定した立ち上がりだったが、4回に2死一、二塁からサブローに先制3ランを浴び、さらに再び2死一、二塁から今江に中越え2点適時二塁打を許して、あっという間に5点を失った。釜田の1試合5失点はプロ入り後、自己ワースト。この回限りで交代を命じられ、無念のプロ初黒星。「後半戦頑張りたいと思います」と険しい表情でチームバスに乗り込んだ。
(日刊)
星野監督 中島に怒り「スライディングでお嬢さん」
楽天の星野監督が先制機を逃した中島の走塁に怒りをあらわにした。
3回2死から遊撃内野安打で出塁したが、敵失の悪送球で三塁に進めず二塁止まり。続く枡田の中前打で本塁を突くも憤死し、「走者が三塁までいかない。その後にスライディングでお嬢さん。あれでは相手(捕手)も球を落とさない」と語気を強めた。やり玉に挙げられた中島は「(本塁に)直線でいけば良かった。回り込んでかわしてしまった」と猛省していた。
(スポニチ)
「お嬢さん」楽天・仙さん、中島にため息
成瀬に3連敗となった楽天の星野監督は三回の走塁をぼやいた。2死二塁で枡田が中前打。二塁走者の中島は本塁へ突入したが、岡田の好返球に阻まれて憤死した。中島のスライディングに激しさが足りなかったことに指揮官は「お嬢さんスライディングじゃ相手も球を落とさんよ」とため息をついた。
左投手との相性の良さから「3番・指名打者」で4試合ぶりに先発した中島は「真っすぐ突っ込めば…。ちょっと回り込んでしまった」と反省した。
(共同)
稼頭央 めまいで登録抹消…田淵コーチ「沢さんと一緒かも」
めまいを訴え15日の日本ハム戦(Kスタ宮城)を欠場、この日に出場選手登録を外れた楽天の松井に、田淵ヘッドコーチは「なでしこの沢(穂希)さんと一緒のやつかもしれない。17日に(病院で)検査を受けるけど、それから。今は分からない」と話した。
ロンドン五輪サッカー女子日本代表の沢は「良性発作性頭位めまい症」と診断され、1カ月間離脱した。
(スポニチ)
体調不良で抹消の稼頭央、17日に精密検査…楽天
楽天・松井稼頭央内野手(36)が16日、めまいによる体調不良のため出場選手登録を抹消された。症状を訴えた15日の日本ハム戦(Kスタ)は欠場。星野監督は「オールスターでちょうど(試合間隔が)あくから」と説明した。17日に都内で精密検査を受け、最短で後半戦2試合目の26日のオリックス戦(京セラD)からの復帰を目指す。
(報知)
楽天・稼頭央、目まいを訴え登録外れる
楽天の松井が16日、出場選手登録を外れた。目まいを訴え、15日の日本ハム戦を欠場していた。17日に検査するという。田淵ヘッドコーチは「俺もなったことある。急になるんだよ。なでしこの沢さんと一緒のやつかもしれないな」と話した。
(共同)
成瀬 風を握って完封9勝
やはりエースは頼りになる。ロッテ成瀬善久投手(26)が楽天打線を6安打完封。チームの連敗を6で止めるとともに1970年(昭45)以来、42年ぶりの前半戦首位ターンを決めた。組み替えた打線も効果を発揮、6番に入ったサブロー外野手(36)が先制3ランを放つなど、5点を奪う快勝だった。
QVCマリンに吹いた10メートルを超える風への対応力が勝敗を分けた。この日はいつもよりグラウンドレベルの風が強く「一塁ベンチ側へ流されそうだった」と、慣れてるはずの成瀬ですらバランスを崩しかねないほど。だが、成瀬は本拠地の風を味方にするすべを心得ていた。
「4回ぐらいからスライダーの握りを深くしました」。この日はいつも通りの投げ方をするとスライダーが変化しなかった。問題を解決するため、自分の引き出しの中から、スライダーの軌道を変えることを選んだ。深く握ることで変化を大きくし、緩急の差をつける。いつもは約120キロのスライダーが、この日は115キロほど。その差が打者を泳がせ、風に押し戻されるポップフライを増加させた。
たまにやる対応だが「普通の状況だったら、腕の振りが甘くなるし、あんまりやりたくない投げ方。でも、この風だと、こうした方がいいと思った」。厳しい環境を緊急的処置で切り抜けた。風の影響で一定の変化をしなかったというスライダーは、最後まで楽天打線につかまらなかった。
投げ合った楽天釜田の状況も冷静に見ていた。何度も帽子を飛ばされていた。「今どきの若い子のはやりで浅くかぶってるからかもしれないけど、腕を思い切り振った時に頭がぶれてるから帽子が飛ぶんだと思う」。何度も帽子を飛ばされるのは集中力をそがれる。成瀬はきつめの帽子をかぶり、その不安を消していた。
リーグトップの9勝目を飾ったエースの対応力が、チームの前半戦首位ターンを決めた。42年ぶりと聞いた西村監督は「今年は開幕から、そんなのばかりですね」と、60年ぶりの開幕4連勝で始まったシーズンをつかの間振り返った。後半戦もこのまま突き進みたいロッテ。頼もしい左腕が、その原動力なのは間違いない。
(日刊)
成瀬 風を味方に完封9勝目!ロッテ42年ぶり首位ターン
風とケンカするのではなく、味方につけた。お立ち台に上がった。ロッテの成瀬は笑顔だった。
「名物の風が僕の味方をしてくれると思った。序盤はどうなるかと思ったが、変化球が1球ごとに違った変化をしたので、こういう投球ができた」
中堅から本塁方向に風速10メートルの強風が吹いていた。その風は観客席ではね返り、マウンドでは強い逆風となる。そんな中で9回6安打無失点の快投だ。「連敗をどうしても止めたい気持ちだった」。8日のオリックス戦(QVCマリン)から始まったチームの連敗を6で止めた。今季2度目の完封勝利で、リーグ単独トップの9勝目。まさにチームの救世主となった。
立ち上がりは不安だった。「右足をゆっくり上げようとすると、風で押し戻され、思ったように体を前に移動できなかった」。それでも慌てなかった。突風が正面から襲ってくるときは、踏み出す右足を早く下ろした。それほど風を感じないときはゆっくりと右足を上げた。マウンドに吹く風によってフォームを自在に変えた。
武器のスライダーにもひと工夫加えた。7回1死一、二塁では藤田、聖沢をいずれもスライダーで空振り三振。「いつもよりもボールを深く握った」。スライダーを深く握ると大きく曲がりすぎて打者が見やすくなるため、普段は使わない。だが、この日は強い逆風の影響で、深く握って投げると球速が抑えられ、チェンジアップと同じ効果が生まれた。「きょうの風ならば高く上がった大飛球は戻される。横の変化よりも前後の緩急をつけられた方がいい」。両サイドを突くことよりも、タイミングを外すことを優先させた。幕張の風を熟知している左腕だからできる発想だった。
これでチームは70年以来、42年ぶりとなる前半戦の首位ターンも決まった。大毎時代の60年と合わせ、過去2度はいずれもリーグ優勝を飾っている。「何がなんでもという試合で成瀬が完封してくれた」と西村監督。力強いデータの後押しを受け、前年最下位から一気に頂点を狙う。
≪成瀬 前半戦リーグ最多勝なら黒木以来≫成瀬(ロ)が6安打完封でハーラー単独トップの9勝目。ロッテの投手が前半戦リーグ最多勝だと01年黒木(11勝)以来、11年ぶりになる。楽天戦は通算20試合目の登板だが、これまで完投すらなく完封勝利はもちろん初めて。昨季は楽天戦に0勝3敗(防御率4・21)だったが、今季は3勝0敗(同1・19)ときっちり借りを返している。
(スポニチ)
前年最下位チームが前半戦首位ターンは3チーム目
前年リーグ最下位のロッテが前半戦の首位ターンを決めた。73~82年の2期制を除き、ロッテが前半戦を首位で折り返すのは60、70年に記録して以来、42年ぶり3度目。過去2度はいずれもリーグ優勝に結びつけている。
また、前年最下位のチームが翌年前半戦を首位で折り返すのは珍しく、過去に64年阪急、01年近鉄とあるだけでロッテは3チーム目。ちなみに64年阪急は南海に逆転され最終2位、01年近鉄は後半戦で一時首位の座を譲ったが、9月26日オリックス戦で北川が代打逆転サヨナラ満塁本塁打を放ち優勝を決めている。
(スポニチ)
ロッテ、42年ぶり!首位ターン
ロッテは16日、楽天11回戦(QVCマリン)に5-0で勝って連敗を6で止め、前半戦の首位折り返しを決めた。4番から6番に打順が下がったサブロー外野手(36)の先制3ランなどで四回に5点を奪い、投げてはエース成瀬善久投手(26)が6安打完封でリーグ単独トップの9勝目。ロッテの前半戦首位ターンは1970年以来42年ぶりだ。
勝利の架け橋が左翼席へ伸びる。同点の四回二死一、二塁。サブローが、楽天のルーキー釜田のフルカウントからの6球目、125キロの真ん中高めスライダーを強振。風速10メートルの逆風を切り裂いて、左翼席へ先制6号3ランを放った。
「最高の結果でうれしかった。このままズルズル行きたくなかった。最後は彼(釜田)の失投だよ」
1日のオリックス戦(京セラドーム)以来の一発は、ロッテにとって24イニングぶりの得点で、連敗ストップへの貴重な先制弾。実は釜田とは6月24日、Kスタ宮城での初対戦で1安打3四球。「ボールをたくさん見たからうまく対応できた」。36歳のベテランの貫禄勝ちだった。
この日、4番から6番に下がった。4月中旬から、2005、10年の日本一の象徴でもあった「つなぎの4番」を主に任されてきた。「僕が打てなくて負けた試合もあった。(前日15日までの)札幌と福岡の遠征で負け続けた。だから千葉で3つ取り返す」と冷静に受け止め、バットで無念を晴らしてみせた。
一昨年の「史上最大の下克上」日本一に貢献しながら、サブローは昨季巨人にトレードされた。放出したロッテが最下位に沈むのを、複雑な思いで見ていた。オフにFAで古巣に復帰した。
ロッテも変わった。昨季のチーム本塁打は、パの本塁打王、西武・中村の48本塁打にも届かない46本。今季は79試合で35本に到達した。昨季はチーム打率がリーグ最下位、得点も同5位タイ。今季は打率2位、得点3位。打線の奮起が、1970年以来42年ぶりとなる、前半戦首位折り返しの要因でもある。
「みんながつなげて、サブローと今江が決めた。首位ターンは選手が頑張ってくれた結果」
西村監督は静かに話した。過去2度の前半戦首位ターンは、いずれもリーグ優勝を決めている。この日セで首位ターンを決めた巨人とは、70年に日本シリーズで激突して1勝4敗で敗れた。42年ぶりの再戦はあるか-。ロッテが再び走り出す。
(サンスポ)
成瀬が完封!ロッテ首位ターン決めた
風速10メートルを超える中で、ロッテ・成瀬が好調楽天を完封。ハーラー単独トップの9勝目、同時にチームの連敗を6で止め、42年ぶりの前半戦首位ターンを決めた。「連敗を止めたかった。名物の風が味方をしてくれたのかな」と熱投を振り返った。
その強風に立ち上がりは悩まされた。「足をゆっくり上げるフォームだと流れる。上げないとバランスが崩れる」。武器のスライダーも「いつも通りに投げたら曲がらない」。八方ふさがりの状態から、立て直す。これが今季の成瀬だ。
まずスライダー。「深く握って曲げにいく感じにした。遅くなるけど前後の緩急が付けられた」。通常は120キロ前半だが、この日は110キロ後半。これを低めに落とした。続いて足の上げ方。「1球1球変えて、タイミングをずらした」。風や相手打者との駆け引きも考慮して、こちらにも“緩急”を付けた。
三回までに4安打されたが、「良くなってきた」という四回以降は被安打2。「今年は修正能力がついている。序盤に悪くても最後は良くなっていることが多い」。球宴前の9勝は自己最多。後半戦へ「いい流れができた」と手応えを口にした。
(デイリー)
成瀬、完封でリーグトップ9勝!42年ぶり首位ターンだ!!…ロッテ
強風に感謝するように、成瀬は拳を握った。9回も3つのゴロで締めくくり、6安打で今季2度目の完封勝ち。チームの連敗を6で止め「マリンの風も味方してくれるんじゃないかと思ってました」と表情を崩した。リーグ単独トップの9勝目。自身の前半戦ラスト登板を飾る133球の熱投で、1970年以来42年ぶりの首位ターンを決めた。
球団史に残る快進撃を、マリン名物の強風が後押ししてくれた。「4回ぐらいまではまとまらなかったけど、変化球が一定の変化をしなかった。考えすぎなくてよかった」。マウンド上でバランスを保つのも難しい10メートルを超える風の影響で、スライダーでも高さによって沈む球も抜ける球もあった。変化の大きさにもバラつきが出た。いつもとは違う軌道に、楽天打線も対応できなかった。
引き分けた2位・日本ハムとの差を2・5に広げ、42年ぶりの首位ターンに、西村監督は「成瀬が完封して、打つべき人が打って、ナイスゲームですね。(首位ターンは)みんなが頑張ってくれた結果」とうなずいた。42年ぶりについては「今年は開幕からそんなのばっかりだね。(52歳の)僕はまだ生まれてなかったけど」と冗談を飛ばしながら目を細めた。各球団のターゲットとなる後半戦。これまで通りの戦いで、最後まで首位で駆け抜ける。
(報知)
【ロッテ】42年ぶり首位ターン「感謝」
ロッテが引き分けを挟んでの連敗を6で止め、42年ぶりの前半戦首位を確定させた。成瀬が6安打完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げ、打線はサブローの6号3ランなどで4回に一挙5点を奪った。
球宴まで残り2試合で2位日本ハムと2・5ゲーム差がつき首位での折り返しが確定。ロッテの前半戦首位は1970年以来で、西村徳文監督(52)は「選手みんなが頑張ってくれている結果です」と感謝した。
(日刊)
強風での完封劇!ロッテ・成瀬が9勝目
ロッテの成瀬がリーグ単独トップの9勝目を、今季2度目の完封で飾った。
風速計が常に10メートル以上を示す強風の中「球場の壁ではね帰ってくる突風で、足を上げると流された。変化球も一球一球、曲がりが違った」と苦心し、序盤は球がばらついた。三回2死二塁で枡田に中前打を打たれたが、中堅手の岡田が本塁で走者を刺した。
中盤以降は風で変わるスライダーの曲がり具合を逆に利用し、133球で投げ抜いた。チームの今季最多の連敗を止め「自分が止めたかった」と笑顔だった。
ロッテ・西本投手コーチ(成瀬について)「ナイスピッチング。連敗を止めたし、中継ぎを休ませられたし、あれがエースだ」
(共同)
ロッテ成瀬が完封でチームの連敗止める
打順を大幅に組み替えたロッテ打線が四回に爆発。引き分けを挟む連敗を6で止めた。2死一、二塁からサブローが6号左越え3ラン。さらに一、二塁と攻め、今江が中越え2点二塁打を放ち、この回5点を挙げた。
チームにとって24イニングぶりの得点となる3ランを放ったサブローは「センターから右へ強いライナーを打とうと心掛けていた。結果的にレフトの方へ打ったけどよかったです」と振り返った。
成瀬は強風の中、楽天打線を6安打にしのぎ、今季2度目の完封でリーグ単独トップとなる9勝目。「連敗スタートが僕からだったので、どうしても僕で止めたかった。名物のこの風が僕に味方してくれるかもしれないと思った。結果的に完封となってよかった」と話した。
楽天は先発釜田が4回5安打5失点KO。プロ初黒星を喫した。
(デイリー)
【ロッテ】成瀬、強風苦心の完封9勝
ロッテの成瀬善久投手(26)がリーグ単独トップの9勝目を、今季2度目の完封で飾った。
風速計が常に10メートル以上を示す強風の中「球場の壁ではね帰ってくる突風で、足を上げると流された。変化球も一球一球、曲がりが違った」と苦心し、序盤は球がばらついた。3回2死二塁で枡田に中前打を打たれたが、中堅手の岡田が本塁で走者を刺した。
中盤以降は風で変わるスライダーの曲がり具合を逆に利用し、133球で投げ抜いた。チームの今季最多の連敗を止め「自分が止めたかった」と笑顔だった。
(日刊)
ロッテ・成瀬が完封で9勝目 「風が味方をしてくれると思った」
千葉ロッテは16日、東北楽天戦に5対0と勝利し、連敗を6で止めた。先発・成瀬善久が今季2度目の完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。
以下は成瀬のコメント。「連敗スタートが僕からだったので、僕で止めたい気持ちがあったし、この名物の風が僕に味方してくれるんじゃないかなと思って、結果完封できて良かったです。(風の影響で)序盤はどうなるかと思ったけど、楽天打線が狙いが定まってないというか、僕の変化球が風で1球1球変化が違ったので戸惑っていたと思います。
(前半戦を振り返って?)味方が序盤に点を取って守り切れているのが、自分の調子が良くない中でもこういう結果になっていると思います」
(スポーツナビ)
サブロー先制3ラン!4番から降格も「本来、僕は6番打者」
4番から6番に打順が下がったロッテのサブローが4回2死一、二塁から左翼席へ先制6号3ラン。「本当は中堅から右方向へライナーを打とうと思っていた」と振り返るが、釜田のスライダーを左翼席へ放り込んだ。
6回にも左翼へ大飛球を放ったが、こちらはフェンス前で失速。「6回の方が完璧だったが、風にやられた」と苦笑い。その上で「4番は一発のある人が打つべきところ。本来、僕は6番打者。降格とは思っていない」とご機嫌だった。
(スポニチ)
サブロー先制3ラン!楽天、釜田に初黒星つけた
0―0で迎えた4回2死一、二塁。サブローはフルカウントから外角高めの125キロのスライダーをとらえる。打球は左翼席に飛び込む先制の6号3ランとなった。
チームにとっては24イニングぶりの得点。「センターから右方向へ強いライナーを打とうと思っていた。結果的にレフトに行ったけど、最高の結果になり、うれしいです」。
結局、この回だけで5得点。成瀬を強力に援護し、楽天の新人・釜田にはプロ初黒星をつけた。チームの連敗も6でストップ。「苦しんだ分、きょうがいいきっかけになると思う。あしたからマリーンズらしい野球をお見せしたい」。ベテランの言葉は力強かった。
(共同)
サブロー逆風突き3ラン!ロッテが首位ターン
逆風をものともせず、打球は左翼席へ突き刺さった。ロッテは四回、サブローの先制3ランで24イニングぶりに得点し、連敗を6でストップ。「これでチームも乗っていける」とベテランはお立ち台でうなずいた。
体が開かないよう右方向へ強い打球を打つつもりだった。「緩い変化球だったので引っ張る形になったが、いい打ち方ができた」と自身12試合ぶりの一発を振り返る。
中堅からホーム方向へ10メートルを越える強風が吹いていたが、「低い打球が幸いして入った」と分析。逆に六回の第3打席では完璧にとらえたはずの打球が押し戻されて左飛となり、「これがマリンの野球のおもしろさ」と本拠地の気まぐれな自然現象に苦笑いする。
打線のてこ入れで前日までの4番から6番へ下がった。「何番に入ろうが嫌でもないし、うれしくもない」と打順にこだわらず、結果を出した。チームは前半戦首位での折り返しを決めたが、「順位はあまり意識せず、勝てる試合を確実に取ることが大切」と過去2度の日本一の経験をもとにチームを引っ張る。
(産経新聞)
【ロッテ】サブロー、釜田撃ち先制3ラン
ロッテ・サブロー外野手(36)が4回、先制3ランを放った。楽天釜田に対し、フルカウントから外角高めのスライダーを左翼席へ運んだ。「前回の対戦で確か四球を3つもらって、ボールをたくさん見てるからうまく対応できた。最後は彼の失投だよ」と、打てた理由を分析した。
(日刊)
ロッテ・サブローが先制3ラン 「最高の結果でうれしい」
千葉ロッテは16日、東北楽天戦に5対0と勝利し、連敗を6で止めた。先発・成瀬善久が今季2度目の完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。
以下は5回に先制の6号3ランを放ったサブローのコメント。
「(本塁打については?)センターから右方向へ強いライナーを打とうと心掛けていたので、結果レフトに飛んでいきまいたけど、最高の結果が出てうれしかったです。
(1、3打席も良い当たりだったが?)3打席目(レフトフライ)の方が完璧でしたね。風にやられましたね。(これで乗っていけるか?)僕だけじゃなくてこれでチームが乗っていけたらいいですね。(連敗が6で止まったが?)苦しんだ分、これが良いきっかけとなって、今まで通りのマリーンズの野球ができると思います」
(スポーツナビ)
ロッテ・西村監督 「ここで連敗を続けるわけにはいかない」
千葉ロッテは16日、東北楽天戦に5対0と勝利し、連敗を6で止めた。先発・成瀬善久が今季2度目の完封でリーグ単独トップの9勝目を挙げた。
以下は西村徳文監督のコメント。
「ここ(千葉)に帰ってきて、連敗を続けるわけにはいきませんからね。何がなんでも勝たないといけない中で、今日は成瀬が良いピッチングをしてくれて、打つべき人が打ってくれました。ナイスゲームでしたね。
(打順の入れ換えが奏功したが?)6連敗でここまできてしまいましたから。何とかやっていかないといけない中、ホワイトセルが戻ってきたんで、こういう打順になりました。
(サブロー、今江の打順は下がったが?)2人だけではなく、チームとして点が取れていなかったので、全員で何とかしようと。結果、今日はふたりが打ってくれました。
(首位での折り返しとなったが?)このところ調子を落としていたけど、みんながよく頑張ってくれました。まだ、60試合以上残っているわけですけど。まずは、オールスターまでの2試合ですね。ひとつひとつ頑張っていきます」
(スポーツナビ)
【鷲さん目線】
マー君、18日・ロッテ戦で志願の中4日先発…楽天
楽天・田中将大投手(23)が、プロ2度目となる中4日で18日のロッテ戦(QVC)に先発する予定であることが16日、分かった。右脇腹痛から13日の日本ハム戦(Kスタ)で復帰したばかりだが、志願の強行登板で前半戦を締めくくる。
エースの責任感だ。田中は6日の西武戦(西武D)で、右脇腹の痛みを訴え、予告されていた先発を緊急回避。13日の日本ハム戦で8回を無失点に抑えて6勝目を挙げたが「チームに多大なる迷惑をかけた。ピッチャー陣をごちゃごちゃさせてしまった」と先発ローテを二転三転させてしまったことを深く反省。首脳陣とも話し合い、08年10月1日の日本ハム戦(Kスタ)以来の中4日に挑むことを決断した。
「前半戦最後だしね。5回ぐらいまで投げてくれれば」と関係者。23日にはオールスター第3戦(盛岡)での登板が控えているが、気力で強行スケジュールを乗り越える。
今年は春季キャンプ中の右ひじ痛に始まり、右背筋痛、腰痛と相次ぐ故障に悩まされてきたが、前半戦最終戦ですべての不安を一掃させる。
(報知)
オールスターもあるし、まさおくん…無…無理をしてはいかんっっ(××;)
てか、ロッテ戦如きに、何故投げるっっ(TωT)(本音)
ルーキー釜田 1球に泣く…4回5失点でプロ初黒星
1球に泣いた。楽天の18歳右腕・釜田が4回5失点KO。9試合目の登板でプロ初黒星を喫し、「あの1球が全てでした」と悔やんだ。
風が吹き荒れるQVCマリンでプロ初登板。この日は本塁方向に10メートル以上の強風が吹く不慣れな環境で、帽子は投球後に4度も飛ばされた。それでも「風は関係ない」と最速147キロの直球を軸に3回まで無失点。だが、落とし穴が待っていた。0―0の4回2死一、二塁。サブローへフルカウントから6球目のスライダーが嶋の内角低めの要求に対し、外角高めへ。左翼席へ吸い込まれる打球に顔をしかめた。動揺は隠せず、次打者・ホワイトセルに死球の後に連打で計5失点。佐藤投手コーチは「釜田は良かった。本塁打の場面だけ。あれ(抜けたスライダー)はサブローに10球投げたら8球は打たれる」と勝負どころの制球ミスを悔やんだ。
無傷の3連勝で強烈なデビューを飾った高卒ルーキーも6月17日の巨人戦(Kスタ宮城)で完投勝利を挙げて以来、4試合連続白星なし。「後半戦頑張りたいと思います」。悔しい敗戦を糧に自らの力で乗り越えるしかない。
(スポニチ)
楽天・新人釜田、初被弾でプロ初黒星
楽天のドラフト2位新人の釜田が、9試合目でプロ初黒星を喫した。「あの1球が全てでした」と失投を悔やんだ四回に5失点し、降板した。
0-0の四回は2死一、二塁でサブローに真ん中に入ったスライダーを左翼席に運ばれ、プロ初被弾となる3ラン。打たれる直前、追い込んでから際どいコースへの2球が続けてボールと判定され「いい球だったけどボールと言われたら仕方ない。あの二つを続けないと」とうなだれた。その後も流れを止められず、今江には2点二塁打を浴びた。
初めて味わう苦い味に18歳は「後半戦で頑張ります」と歯を食いしばって球場を引き揚げた。
楽天・佐藤投手コーチ(釜田の初黒星について)「ホームランのところ以外は良かったよ。全部勝てるわけじゃないからな」
楽天・大久保打撃コーチ(成瀬を攻略できず)「最初は強風でストライクを取るのに必死だった。序盤で1点入っていればな…」
(共同)
【楽天】釜田KO!プロ初黒星
楽天釜田佳直投手(18)がプロ初黒星を喫した。3回までは1安打無失点と安定した立ち上がりだったが、4回に2死一、二塁からサブローに先制3ランを浴び、さらに再び2死一、二塁から今江に中越え2点適時二塁打を許して、あっという間に5点を失った。釜田の1試合5失点はプロ入り後、自己ワースト。この回限りで交代を命じられ、無念のプロ初黒星。「後半戦頑張りたいと思います」と険しい表情でチームバスに乗り込んだ。
(日刊)
星野監督 中島に怒り「スライディングでお嬢さん」
楽天の星野監督が先制機を逃した中島の走塁に怒りをあらわにした。
3回2死から遊撃内野安打で出塁したが、敵失の悪送球で三塁に進めず二塁止まり。続く枡田の中前打で本塁を突くも憤死し、「走者が三塁までいかない。その後にスライディングでお嬢さん。あれでは相手(捕手)も球を落とさない」と語気を強めた。やり玉に挙げられた中島は「(本塁に)直線でいけば良かった。回り込んでかわしてしまった」と猛省していた。
(スポニチ)
「お嬢さん」楽天・仙さん、中島にため息
成瀬に3連敗となった楽天の星野監督は三回の走塁をぼやいた。2死二塁で枡田が中前打。二塁走者の中島は本塁へ突入したが、岡田の好返球に阻まれて憤死した。中島のスライディングに激しさが足りなかったことに指揮官は「お嬢さんスライディングじゃ相手も球を落とさんよ」とため息をついた。
左投手との相性の良さから「3番・指名打者」で4試合ぶりに先発した中島は「真っすぐ突っ込めば…。ちょっと回り込んでしまった」と反省した。
(共同)
稼頭央 めまいで登録抹消…田淵コーチ「沢さんと一緒かも」
めまいを訴え15日の日本ハム戦(Kスタ宮城)を欠場、この日に出場選手登録を外れた楽天の松井に、田淵ヘッドコーチは「なでしこの沢(穂希)さんと一緒のやつかもしれない。17日に(病院で)検査を受けるけど、それから。今は分からない」と話した。
ロンドン五輪サッカー女子日本代表の沢は「良性発作性頭位めまい症」と診断され、1カ月間離脱した。
(スポニチ)
体調不良で抹消の稼頭央、17日に精密検査…楽天
楽天・松井稼頭央内野手(36)が16日、めまいによる体調不良のため出場選手登録を抹消された。症状を訴えた15日の日本ハム戦(Kスタ)は欠場。星野監督は「オールスターでちょうど(試合間隔が)あくから」と説明した。17日に都内で精密検査を受け、最短で後半戦2試合目の26日のオリックス戦(京セラD)からの復帰を目指す。
(報知)
楽天・稼頭央、目まいを訴え登録外れる
楽天の松井が16日、出場選手登録を外れた。目まいを訴え、15日の日本ハム戦を欠場していた。17日に検査するという。田淵ヘッドコーチは「俺もなったことある。急になるんだよ。なでしこの沢さんと一緒のやつかもしれないな」と話した。
(共同)
さぁ、関東地方もマリーンズも梅雨明け、暑い熱い夏の始まりですね。月末には私も参戦予定です。
今月末、帰国されるのですか??
うわぁ~♪それは楽しみですねぇ~o(◎∇◎)o
梅雨明けした日本の夏は、現地とはまた違った暑さで砂漠王さんをお出迎えしてくれるはず!!
まずはあと少し、元気にお帰りくださいね~♪
そんな梅雨明け宣言とは裏腹に。。。
前夜はあんなに楽しかったのに、翌日、目を疑うような終盤逆転されてから…後。。。惨敗
梅雨明けはしても、夏特有の大気の急激な変化が、突然、マリン内に起こったのでしょう。。。(TT∇TT)
何はともあれ、前半戦は残り一戦。
なんとかいい試合をして、後半戦につなげられたらいいですね♪
砂漠王さんがお帰りの頃には、さらっとカラッと快勝&連勝街道を突っ走れるように(*^∇^)d
ちなみにワタクシ…そんなに若くなくて、がっつりアラフォーですので42年前は…(^^;A)(汗:笑)
この3連戦を勝ち越して、後半戦を迎えるのは
大きいですね。
さあ、来週より後半戦。 安定した夏空のような、マリーンズの戦いを期待したいところですが、たまには(時々?)、雷雨もあるでしょう。
しかし、「止まない雨はない」のですから、ポジティブに行きましょう。
因みに、私が住む砂漠国では、雨は年間2、3回だけです。誰でも、晴れ男、晴れ女になれます。ちなみに、雨が降ると、地元民は大騒ぎをして喜んだりしていますよ。
さて、月末は、ソフトバンク戦、月初は日ハム戦ですね。西武戦で勢いつけて、この両者をしっかりと叩いて、ささどんさんが言われるように、カラッと快勝し、ゴールまで走りたいですね。
晴れ男の私もしっかりと、オリンピック、いや、マリンーズを応援します!