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今、自分が出来ること。やれること。それを精一杯やっていかなくちゃ!!

備忘録【8/9】 VS オリックス ≪23勝20敗1分≫

2020年08月10日 07時14分20秒 | マリーンズ2020
≪2020/8/9≫

【 オリックス0-4ロッテ ( 2020年8月9日 京セラドーム )】

ロッテ・中村稔 地元長崎に贈る今季初勝利 今季3度目先発で6回1安打零封
 ロッテ2年目左腕・中村稔が6回1安打無失点で今季初勝利を飾った。
 5回まで無安打の快投。昨年8月24日のソフトバンク戦は救援でプロ初勝利を挙げていたが「やっぱり先発したくて、自分の任されたところをこなしてやっとチャンスが回ってきた」と今季3度目の先発で待望の白星をつかんだ。長崎出身の24歳でグラブに長崎県の形を刺繍(ししゅう)するほどの地元愛を持つ。この日は「長崎原爆の日」で「小学校の頃は必ず全校集会があって当時の映像を見ていた。今日は長崎の人たちも応援してくれたと思う」と神妙に語った。


ロッテ 3連勝でオリ戦10勝目、井口監督は粘り強い打線称賛「よくつないだ」
 3連勝で今カードを10勝1敗1分けとしたロッテ・井口監督は「やっぱり連勝は大きいし、中村稔もしっかりとゲームをつくってくれた」と振り返った。
 打線は左腕・アルバースに苦戦したが、「なかなか攻略できなかったけれど、マーティンの一発も大きかったし、、(降板後の)9回もよくつないだ」と粘り強い打線も称えていた。


ロッテ・中村稔 6回無失点で今季初勝利、5回まで無安打 長崎出身24歳「原爆の日」に快投
 ロッテの2年目左腕・中村稔が6回1安打無失点で今季初勝利を飾った。
 「久しぶりの勝利なのでチームに貢献できてうれしいです」
 5回まで無安打投球の快投だった。昨年8月24日のソフトバンク戦では救援でプロ初勝利を挙げていたが、「やっぱり先発したくて、自分の任されたところをこなしてやっとチャンスが回ってきた」と今季3度目の先発で待望の白星をつかんだ。井口監督も「先発らしくなってきた」と称えた。
 長崎出身の24歳。グラブに長崎県の刺繍(しゅう)を施す。偶然にも、この日は「長崎原爆の日」だった。「小学校の頃は必ず全校集会があって、当時の映像を見ていた。今日は長崎の人たちも応援してくれたと思う」。プロ2勝目のウイニングボールを手にうれしそうだった。


ロッテ・マーティン3戦連発の先制11号!広瀬アリス似の笑顔で「いいスイングができた」
 広瀬アリスに似ているとファンから評判のロッテ・マーティンが4回2死から3戦連発となる先制11号ソロ。左腕・アルバースの前に打線はここまで無安打投球をされていたが、スライダーを捉えて右中間スタンドへ運んだ。
 「この打席もいいスイングができた。YES!マーティン!」と決めゼリフとともに、女優顔負け!?のスマイルも見せていた。


“広瀬アリス似”ロッテ・マーティン 3戦連発の先制ソロ「いいスイングできた」
 広瀬アリスに似ているとファンの間で評判になっているロッテ・マーティンが3戦連発となる先制11号ソロを右中間スタンドへ運んだ。
 「この打席もいいスイングができた。今日も勝利に貢献したいね。YES!マーティン!」
 4回2死からアルバースのスライダーを捉えたが、この直前まで打線は無安打の封じ込められていた。前日の試合後には広瀬アリスについて「笑顔が似ている。(美人女優にそっくりと言われて)自慢だよ」と語るなど、マーティンの気持ちも乗っている。


履正社4番OB対決…ロッテ・安田 先輩オリックスT―岡田に勝った!「意識はなかったです」
 リードはわずか1点だけ。9回1死満塁でロッテ・安田は自らに言い聞かせた。「バットに当てたら何かが起こる…」。左腕・山田の外角に制球された141キロ直球に食らいつく。打球は左翼・T―岡田の頭上を越えた。
 「前後が凄い打者なので、こういうケースも増えてくる。直前でマーティンが申告敬遠されたけれど、(打席に入る前に)井上さんから“気負いすぎるな”と言われた」
 決して豪快なフルスイングではない。それでも泥くさく勝負を決定づけた2点適時二塁打に、自然とガッツポーズが飛び出した。

 4番で初の凱旋となった故郷・大阪での6連戦。最後の一戦で母校・履正社の大先輩であるT―岡田との「4番対決」が実現した。21歳の後輩は「もちろん気づいていたけど意識はなかったです」と笑うが、9回の打球が先輩を越えただけでなく、勝負を左右するプレーが守備でも起きた。1点リードの8回1死満塁。先輩が三邪飛を打ち上げたが「何とか捕れました」とフェンス際で転倒しながらキャッチした。
 10年本塁打王の先輩は憧れの存在だ。初めて対面したのは高校2年の冬。母校のグラウンドで「プロを目指しているんだって?頑張れよ!」と声を掛けられ、その言葉を胸に努力を重ねてプロの扉を開けた。
 チームはオリックスを相手に今季10勝1敗1分けで貯金3とした。安田は今季に4番以外で出場した19試合は打率・172も4番の18試合は打率・269。現在は打線の中心にどっしりと座るが「まだまだです」と言う。高校時代と同様、決して謙虚さは失わない。(横市 勇)

(以上 スポニチ)



ロッテ中村稔弥が先発初勝利、グラブ位置変え翻弄
グラブ位置のわずかな違いが、ロッテ中村稔弥投手(24)の道を切り開いた。オリックス相手に6回1安打無失点で、先発初勝利を挙げた。
ロングリリーフで開幕ベンチに入り、2軍で再調整し、先発左腕として戻ってきた。「先発をしたくて、ずっと任された役割をやってきた中で、今回チャンスが巡ってきて。そこで勝てたのは本当にうれしかったです」。亜大を卒業し、プロ2年目。あどけなさが残る表情と声色で喜んだ。

独特なタイミングで自慢の直球を投げ、相手打者を崩していく。しかし高く浮いての自滅も目立った。「(コロナでの練習)自粛明けから、速い直球を投げたくて(リリース直前の右手の)グラブの位置が勝手に変わっていて」。
好調時の映像と比較し、そう気付いた。大隣2軍投手コーチからも指摘を受けた。グラブを低めに修正し、今はしっかり低め直球でカウントを作れる。先発したここ2試合、序盤3回で打者合計19人と対戦し、無安打1四球。相手を初見で面食らわせていることが大きい。

1点リードの6回には、2死一、二塁のピンチを迎えた。打撃好調のオリックス伏見と対する。3ボールと苦しむも、直球2球でフルカウントまで進めた。
勝負球に、捕手田村からツーシームのサインが出た。DeNA山崎らも投げる亜大伝統の魔球だ。しかし「初めて田村さんのサインに首を振らせてもらいました」。自分で選んだ内角直球が、伏見のバットの根元を押し込み、一ゴロに。「勝負! という気持ちで投げ抜けました」。

長崎・佐世保の生まれ。グラブの親指部分に県のシルエットをデザインする若者にとって、「8・9」は幼少期から戦争の惨禍を学んできた日だ。「今は出身の選手が少なくて、自分を応援してくれる人も多い。いい報告ができて良かったです」。努力と気付きを結果につなげ、勝った。なおさら、忘れられない日になった。【金子真仁】


ロッテ安田が貴重打「食らいついて」4番の経験積む
ロッテ安田尚憲内野手(21)がまた貴重な経験を積んだ。
追加点がほしい1-0の9回1死満塁。追い込まれ、オリックス山田の外寄り直球に反応した。強振ではなく、合わせたスイングだったが、打球は左翼フェンス手前まで飛ぶ2点適時二塁打に。「バットに当てたら何かあると思って。必死に食らいついていきました」。4番として、試合を決める一打になった。
4番に座り18試合目。マークも厳しくなってきた。9回の適時打までは、オリックス6連戦で22打数3安打、打率1割3分。先発アルバースには手玉に取られた。9回のピンチで3番マーティンが申告敬遠で歩いたのも、オリックスの必然の作戦。そこで「気負いすぎずに」と臨めるメンタルの充実も、日々の学びの成果だ。

チームは3連勝で貯金を3に増やし、本拠地ZOZOマリンに戻る。「そういう(チャンスでの)回数が多くなると思いますし、そこで1本出せるように準備したい」。4番の仕事をこなしても、取り組みは謙虚なまま。経験値は、加速度的に増えていく。【金子真仁】


ロッテ安田が2点適時二塁打 履正社4番対決を制す
履正社(大阪)出身の4番対決で、明暗が分かれた。オリックスの4番はT-岡田外野手、ロッテは安田尚憲内野手で、ともに履正社出身。
1点を追う8回1死二、三塁でロッテベンチがオリックス吉田正を申告敬遠し、1死満塁の絶好機でT-岡田に打席が回った。1ボールからの2球目を捉えた打球は、三塁側ベンチ前へ。捕手の田村と三塁の安田が打球を追いかけ、安田が腕をいっぱいに伸ばして好捕。続く伏見は空振り三振に倒れ、オリックスは絶好機を逃した。
逆に9回1死一、二塁のロッテの攻撃で、オリックスはマーティンを申告敬遠。1死満塁という同じ状況で安田との勝負になった。安田は1ボール2ストライクと追い込まれながら5球目のストレートを捉え、懸命に打球を追った左翼のT-岡田の頭上を越える適時二塁打に。ロッテが土壇場の9回に、貴重な2点を追加した。

(以上 日刊)



ロッテ・中村稔弥、1勝忘れない…地元長崎原爆の日に先発で初勝利 6回1安打0封
 ロッテの先発・中村稔が6回1安打無失点の好投で今季初勝利を挙げた。「先発で勝ちたくて自分の任された役割をやってきた。その中で今回勝てたのは本当にうれしい」。昨オフから磨きをかけてきたキレのある直球と、ツーシームを含む多彩な変化球で打者を翻弄(ほんろう)した。昨季は中継ぎでプロ初勝利をマークし、今季は7月26日から2試合に先発して好投も勝ち星には恵まれなかった。待望の先発初勝利に、井口監督は「本当にいい投球をしてくれた」とねぎらった。

 釣りが趣味の左腕は、地元・長崎の海で70センチ級のタイを釣ったこともある腕の持ち主。爽やかな見た目とは裏腹に、昨季の休日にも釣り好きの先輩・細川や石崎、石川らとともに船釣りへ出かけた。この日は長崎に原爆が投下された日。地元に強い思いを寄せる男のグラブには、長崎県の形をしたマークが刺しゅうされている。「小学校の時から、ずっと全校集会とかで原爆の話を聞いたり映像を見ていた」と感慨深そうにウィニングボールを握りしめた。チームは3連勝でオリックスに今季10勝1敗1分け。貯金を3に増やした。

(小田原 実穂)

 ◆中村 稔弥(なかむら・としや)1996年7月8日、長崎・佐世保市生まれ。24歳。清峰高では1年時からベンチ入りも甲子園出場はなし。亜大では2年春のリーグ戦で3勝0敗、防御率0.00をマーク。東都大学リーグ通算18勝。18年ドラフト5位でロッテ入団。ルーキーイヤーの昨季は10試合に登板し1勝1敗3ホールド、防御率4.32。178センチ、84キロ。左投左打。年俸1300万円。


【ロッテ】マーティンの3試合連続本塁打で先制「いいスイングが出来た」
 打撃好調のマーティンの一打でロッテが先制点を奪った。試合が動いたのは4回。ここまで両軍無安打無得点だったが、2死からマーティンがオリックスの先発・アルバースの変化球を完璧に仕留めた。快音とともに打球は右翼スタンドへと吸い込まれる3試合連続の11号ソロ。「打ったボールはスライダー。この打席もいいスイングができた。今日も勝利に貢献したいね」と笑顔を見せた。
 8日の試合では10号2ランを含む3安打4打点の大活躍。この日もベンチに帰ってくるとカメラに向かって「YES!マーティン」と右腕を見せるお決まりの“マーティンポーズ”を披露した。女優・広瀬アリスに激似と話題の強力助っ人がロッテ打線をけん引中だ。

(以上 報知)



ロッテ・中村稔、先発で初白星!長崎原爆の日に故郷に捧ぐ「いい報告ができてよかった」
 地元・長崎の原爆の日に、先発として初白星をつかんだ。ロッテの2年目左腕・中村稔弥投手(24)が6回を1安打無失点。昨季、救援で1勝を挙げて以来の勝ち星となった。
 「先発をやりたくて、これまで自分に与えられた役割をこなしてきた。チャンスが巡ってきて勝てたのは、本当にうれしい」
 五回までオリックス打線を無安打に封じた。六回は先頭の福田に初安打を許し、2死一、二塁で伏見を迎えた。そしてフルカウントから女房役の田村に要求されたツーシームのサインにこの日初めて首を振り、内角直球を選択。強気な投球で、どん詰まりの一ゴロに仕留めた。
 「きょうは、長崎の原爆の日。県民の方々も自分の試合を応援してくれているので、いい報告ができてよかった」
 清峰高から東京の亜大に進学するまで、長崎で育った。故郷への愛着を込め、グラブに長崎県の形を刺繍(ししゅう)。特別な日に好投した。
 今季は中継ぎで開幕1軍入りを果たし、3試合に登板後、2軍で先発調整。1軍昇格後は3試合で防御率1・69と安定感抜群だ。チームは3連勝で貯金3。オリックス戦で10勝1敗1分けと圧倒している。
 「長崎県出身のプロ野球選手は、あまり多くない。(その分)応援してくれる人が多いので頑張りたい」。24歳はさらなる飛躍を誓った。(石井孝尚)


ロッテ・マーティンが3戦連続弾 中村稔が今季初勝利
 ロッテは四回、マーティンの3試合連続となる11号ソロで先制し、1-0の九回は安田の2点適時二塁打などで3点を加えた。中村稔が6回を1安打無失点で今季初勝利。オリックスは八回1死満塁を生かせず、今季初の借金10。


広瀬アリスもビックリ!? ロッテ・マーティンが3試合連続本塁打
 3試合連発! ロッテのレオニス・マーティン外野手(32)が9日、オリックス戦(京セラ)の第2打席で3試合連続本塁打となる今季11号先制ソロ弾を放った。
 「打ったボールはスライダー。この打席もいいスイングができた。今日も勝利に貢献したいね。YES! マーティン!」
 両軍無得点で迎えた四回2死。オリックスの先発左腕・アルバースのスライダーを捉えると、高く舞い上がった打球は右中間スタンドに吸い込まれた。
 パワフルな打撃が持ち味。大きな目が特徴でキュートな顔を持ち、最近ではSNS上で、女優の広瀬アリスに似ていると話題を呼んでいる。


ロッテの4番安田、オリ4番T-岡田に恐縮「憧れの存在」
 ロッテの4番安田が1-0の九回1死満塁で、左翼手のT-岡田の頭上を越える2点二塁打を放った。1ボール2ストライクから、左投手の山田の外角直球を捉え「何とか一本出したかった。バットに当てたら何かあると思って、必死に食らい付いていった」と貴重な追加点を喜んだ。
 T-岡田は大阪・履正社高の大先輩。この試合は互いにチームの4番を務め、勝利する形となった。安田は「すごく優しくて、本塁打王を取っている憧れの存在」と恐縮気味だった。

(以上 サンスポ)



ロッテ・安田 履正社先輩との4番対決制した!ダメ押し打で3連勝
 ダメ押しの一打を打った瞬間、グータッチのポーズを決めた。1点リードの九回1死満塁。ロッテ・安田が放ったライナー性の打球は左翼・T-岡田の頭上を越える2点二塁打になった。「何とか一本出したかった。必死に食らいついていきました」と充実感を漂わせた。
 母校・履正社の偉大な先輩、T-岡田とプロで初の“4番対決”が実現。「憧れの先輩です」と目を輝かせるが「意識はしていないです」と平常心で試合に臨んだ。八回の守備で1死満塁から、T-岡田の三塁ファウルゾーンに上がった飛球を倒れ込みながら捕球する執念を見せた。
 出身地の大阪で躍動し、チームは3連勝。若き4番は「もっともっとコンスタントに結果を出せるように」と責任を果たすことを誓った。

(デイリー)



長崎出身・ロッテの中村稔弥が“特別な日”に今季初勝利!6回1安打無失点の快投
140キロ前後の速球で無双
 ロッテの中村稔弥投手(24)は9日、敵地・京セラドーム大阪で行われたオリックス戦に先発登板。6回1安打・無失点の好投を見せ、今季6度目の登板で嬉しい初勝利を掴んだ。

 清峰高から亜細亜大を経て、2018年のドラフト5位で入団したプロ2年目の左腕。1年目は主にリリーフとして10試合に登板して1勝1敗3ホールドという成績で、今季もリリーフからスタートしたものの、7月26日の西武戦から先発としてローテーションに定着。この日は3度目の先発登板となった。
 立ち上がり、嫌な福田周平を低めの変化球で内野ゴロに斬ると、西村凌は高めの速球で押し込んで遊飛。3番の吉田正尚も右飛と、打ち上げさせて三者凡退。スムーズな滑り出しを見せる。
 2回もフライアウト2つで3人斬り。3回は二死から若月健矢に四球を与えてこの試合はじめての走者を出すも、トップに戻って福田は内野ゴロ。表示こそ140キロ前後ながら、相手打者を差し込んでいく質の高い速球を武器に危なげない投球を展開していく。

 一方、打線もオリックス先発の左腕アンドリュー・アルバースを前に4回二死まで無安打に抑え込まれていたものの、二死から3番のレオネス・マーティンが低めのスライダーにバット一閃。弾丸ライナーで右中間スタンドへと叩き込む11号ソロで好投の中村に先制点をプレゼントする。
 援護を受けた背番号48は、直後のマウンドも変わらぬ落ち着きを見せ、4回裏は2番からの上位打線をテンポ良く二死。そこからT-岡田にはフルカウントから四球を与え、無警戒の中で盗塁を決められてはじめてのピンチを迎えたものの、5番の伏見寅威を外の変化球で空振り三振。失点の危機を見事に切り抜けた。

長崎出身左腕、“特別な日”の初星
 今季初勝利の権利がかかる5回も、先頭のスティーブン・モヤを外いっぱいの139キロまっすぐで見逃し三振。つづく宗佑磨も中飛に仕留めて二死。安達了一には四球をもぎ取られ、3イニング連続で二死走者なしから四球で走者を背負うものの、9番・若月を遊ゴロに打ち取ってここも無失点。5回を投げて74球、与四球は3つも、ノーヒットで無失点という快投を見せる。

 6回、先頭の福田に速球をライトへと弾き返され、無安打投球に終止符。ノーアウトで走者を背負い、つづく西村には犠打を決められて一死二塁。ここでクリーンナップへ…というこの日一番の危機を迎える。
 それでも、3番の吉田は2球で左飛に斬って二死。つづく4番・T-岡田は四球で一・二塁としたが、ひとつ間を取って挑んだ5番・伏見は3ボールから見送り・ファウルで追い込み、最後は一ゴロ。難しい打球もベースカバーを怠ることなく、一塁手・井上晴哉からのトスを受け取って自らベースを踏んで3アウト。白星の権利を死守した。
 援護に恵まれないなか、虎の子の1点を守り抜いて仕事を果たした左腕。7回からはリリーフ陣にバトンを託す。

 まずは唐川侑己が危なげなく三者凡退。良い形で後続に回すも、8回はフランク・ハーマンが先頭の若月に二塁打を浴び、さらに四球と犠打で一死二・三塁と一打逆転の大ピンチ。しかし、ここからT-岡田を三邪飛、伏見は高めの速球で空三振に斬って取り、ここもリードを死守。白星の灯火を消すことなく、アンカーへとバトンを繋いだ。
 すると、打線が9回にようやく奮起。一死満塁のチャンスから、4番の安田尚憲がレフトオーバーの2点適時二塁打。大きな2点を叩き出すと、そこから再び一死満塁とし、清田育宏の内野安打の間に1点。4-0とリードを広げた。
 迎えた9回は、セーブシチュエーションではなくなったものの、ストッパーの益田直也がマウンドへ。連続三振から内野安打を許すも、後続を斬って完封リレー完成。4-0で逃げ切り、ロッテが連勝を3に伸ばした。

 27個目のアウトを見届け、最終回を守ったナインをベンチ前で迎えた中村はようやくホッとしたような表情。今季6度目の登板、3度目の登板で掴んだ初勝利に思わず笑みがこぼれる。
 また、8月9日と言えば「長崎原爆の日」。長崎出身の左腕にとって特別な日に、大きな1勝を掴んだ。

文=尾崎直也

▼ 中村稔弥・プロフィール
ポジション:投手
投打:左投左打
身長/体重:178センチ/84キロ
生年月日:1996年7月8日
経歴:清峰高-亜細亜大-ロッテ(18年・5位)

<きょうの投球内容>
・投球回:6回
・投球数:90球
・打 者:23人
・被安打:1本
・与四球:4個
・奪三振:2個
・失 点:0点

(ベースボールキング)

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