パレスチナの武装組織ハマスがイスラエルに大規模な武力攻撃を仕掛け、
これに対してイスラエルが更に大規模な報復攻撃に乗り出してから、気が付けば1年が経った。
この間、イスラエルの空と陸からの攻撃で、ガザ地区は壊滅状態になり、
子どもを含む民間人に多大な犠牲が生じている。
今月10日は国連調査委員会が、イスラエルがガザの医療機関を意図的に攻撃の対象としており、
パレスチナ人に対する「絶滅行為」であると発表した。
このイスラエルの攻撃に対して、隣国レバノンに拠点を持つ別の抵抗組織ヒズボラが報復攻撃を行い、
これに対してイスラエルがレバノンへの越境攻撃を実施、
今度はヒズボラを支援するイランが自国からイスラエルに大規模なミサイル攻撃を行い、
イスラエルはこれにも報復を検討中、、、と、報復の連鎖がどんどん拡大している状況になっている。
80年前に「ホロコースト」を体験したユダヤ人によってつくられた国が、
現代において他の民族を抹殺しようとしているのは、歴史の皮肉としかいいようがない。