勇者様の雑記帳

ゲーム暦40ウン年の勇者様の足跡が書き散らす日記。ゲームや映画、読んだ本などについて、好き勝手に書いています。

イスラエルとパレスチナ

2023-10-15 11:04:18 | 社会
ガザ地区を拠点とする武装勢力「ハマス」が突如イスラエルを攻撃してから数日、
今にもイスラエルの軍事侵攻が始まりそうな状況だ。

イスラエルについては、
ローマ時代に、ユダヤ人の王国が滅ぼされ、
2000年も経ってから国として再建した経緯があり、
追い出されたパレスチナ人は「なんでそんな大昔の話で・・・」と思っているだろうし、
ユダヤ人はユダヤ人で、ここで国を失うとまた流浪の民に逆戻りで、
それこそ2000年に渡って迫害の日々を送ってきた歴史を振り返れば、
周りから何を言われようが絶対に明け渡す訳にはいかない土地だ。

お互いにそのような相容れない事情があり、
イスラム教とユダヤ教という、二つの宗派同士の対立でもあることから、
解決なんて無理なんじゃ・・・と、暗い気持ちになってしまう。
相互理解というのは、お互いを対等の人間と認め合うところから生まれてくるものだと思うが、
イスラエル側がガザ等を封鎖するために設置した、あの威圧的なコンクリート壁を見ると、
少なくともイスラエルの政府は、パレスチナ人を同じ人間とは見ていないのだなぁと感じさせるし、
かつてベルリンにあった壁の様に、相互理解の拒絶の象徴にも見える。

今回、ハマスの攻撃で、イスラエル側は4桁にのぼる死者が発生したが、
このような関係にあるイスラエルのこれからの攻撃は、
一般市民の被害を忖度しない、非常に暗い戦いになるだろう。
何より、イスラエル国民自身がそれを望んでいるように感じられて、とても重苦しい気持ちにさせられる。

コメント
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