香田さんの死を受けて・・・

10月の末に起きた“残虐窮まり無い”香田証生さん殺害事件でした。

今やイラクは、“怨霊”達の宿る、温床の地となってしまいました。
このように“怨念のエネルギー”が渦巻く土地に、凶器や武器が存在すれば、テロや戦争が起こっても当然かもしれません。
自己の“霊能力”を誇る、霊能師の方々・・・どうかこの地を、多大なる霊力（法力）によって、浄化（除霊）して頂きたい。
このような“怨霊”をも昇華できる、エゴを拭い切った、“不断の愛”に目覚めた、真の“霊力者”がいるならば！！

どうぞ宜しくお願い致します。

私は彼ら、哀れな怨霊に“愛”を送りたいと思います。
この“愛”という言葉・・・単純窮まりなく聴こえるかもしれませんが、これは“真実”を現していると思います。

人間の“怨念”（恨み・憎しみ・怒りの念）を溶解するには“愛”しか在りません。
“愛”はどんなに凝り固まった“怨念”をも、解き解す事ができる・・・

“愛”とは、“魔術”です。

簡単なようでいて、実は多くの人が苦手としているもの・・・それが“愛”です。
真の愛に到達する為には、利己心を全て拭わないとならないからです。

故に人は“愛すること”が難しくなるのです。
子供達は、実に容易く“愛”を表現しています。自然もまた同じです。植物のフィーリングは、ダイレクトに私達に“愛”を伝えてくれます。

考えてみたら私は、自分の夫ひとり、まともに“愛”する事が出来ていませんでした。
自分の子供すら、十分に“愛”してやった事が無いと思います。

それは、“愛”がとても、受動的な行為にみえて、“愛”を選択することで、自分が傷つきはしないか・・？と、何処かで恐れていたからです。

しかし、実際には違っていました。相手が怒りの感情を抱いている時にこそ、勇気を持って“愛”のスイッチを入れるのです・・・すると、何が起こるでしょうか・・・？？

物凄い勢いで、エネルギーが変容していきます。この様子を目の当たりにしたら、誰もが“愛に優るものは無し”と、納得がいく事でしょう。
相手の感情と戦うのではなく、“愛”を持って打ち克つのです。
人間の“悪”を“怨念”を、愛の力によって“光”に昇華させるのと同じ事です。


だからこれからは、どんな事があっても、“愛”を選択する“勇気”を持とう！私はそう思いました。（愛は感覚的なものなので、言葉では表現し切れないところがあります。）

まずは、自分の家庭に“戦争”の元となるようなエネルギーがあれば、それを“愛の魔力”で解き放ち、“平和”で安定した環境を保つ事・・・身近な人間関係から、心がけていこうと思います。


香田証生さん、私はあなたの魂により、とても大切なメッセージを受け取る事ができました。
あなたがイラクで受けた、壮絶なまでの“悲痛・屈辱・恐怖・苦嘆・嗚咽・・・”によって、私達は、衝撃的に何かの“真実”に気づく事が出来たのです。

今ここに、深い「追悼」と「感謝」の意を表明致します。

・・・どうもありがとう。

彼の魂は、私達人類の“愛”と“平和”によって、必ず、“輝かしい偉大な光”となり、昇華し、根源へと帰還していく事でしょう。

（KIN:112　黄色い銀河の人/知恵を型どる）