今、私が九大ロー受験時に提出したステートメントのコピーが目の前にあります。
こうして見ると懐かしいですね(^^)
私のステートメントを具体的に説明していこうかとも考えましたが、やめました。私のプライバシーがなくなりますし、何より、皆さんと私は全く違う人間であり、生きてきたバックグラウンドも違いますから。
ちなみに九大ローに入学して驚いたのは、一人として似たようなキャラの学生がいないことです。それぞれが独自の個性を持っています。
多様な人材を集めるというのがロー制度の理念のひとつなら、見事としかいいようがないくらい多様です。
前置きはともかく早速やっちまいましょう。
私の場合、手書きではなくワープロ(当時はネット専用のパソコンしか持ってなかった)で作成しました。皆さんも手書きよりは何度も校正可能なワープロソフトの利用をお勧めします。もう何回、書き直すかわからない書類ですからね。
<志望理由書について>
志望理由書を書く前に、頭に叩き込んでおいてもらいたいことがあります。
それは、法科大学院入試は、「就職活動」だということです。
皆さんは、法曹実務家という職業人になるためにロースクールに入るのです。よく勘違いされている方がいますが、新司法試験に合格するために行くわけじゃありません。新司法試験合格は、いわば運転免許みたいなもので、ロースクールは教習所のようなもの。合格率云々の報道が盛んになされていますが、志望理由書を書く上で、新司法試験合格は当然の前提なのです。やれ「ローに行っても合格率は何割しかないから…」とかいう迷いは、一切捨ててください。
その上で志望理由書を書いていきます。
皆さんは、最低限、大学を卒業されて来るわけですから、もう22年以上は自分の人生を過ごされているはずです。そんな中で法科大学院を志望する…ではなく法曹実務家を志望するなら、当然、そのきっかけ、ターニングポイントがあったはずです。そして自分が法曹になったときのイメージというものも確実にあるはずなんです。
ないわけはありません。
まず、そのイメージをキャッチフレーズのような形で簡単な言葉にしてみてください。
そして自分が生きてきた中で、法曹を目指すターニングポイントになったことから書いていきます。書くときは、自分のキャッチフレーズを意識しながら、そのターニングポイントを徹底的に掘り下げていってください。
最後にキャッチフレーズとターニングポイントが見事にリンクすれば、志望理由書の9割は完成です。
後は何度も校正しながら加筆修正していくだけです。
社会人だろうが学生だろうが司法試験受験生であろうが、以上のやり方は変わりません。
また志望理由書は、他のステートメントである社会活動報告書、職業経験報告書、学部等成績報告書の総論的なものとなります。コンテンツのような役割も果たします。つまり、他のステートメントでは志望理由書と関係ないことは書く必要はないんです。
<社会活動報告書・職業経験報告書>
すでに書いたとおり、志望理由書のキャッチフレーズとターニングポイントにリンクさせながら書いていきます。志望理由書が総論なら、これらは各論になります。構成は、各自で工夫して考えていただくしかありません。
<学部等成績報告書>
私のように卒業後、10年くらい経った社会人だろうが、この書類は書かなければなりません。ただ一番書くことを勘違いしやすい書類でもあります。
あなたが大学時代、どの科目でA評価だったとか優だったとかいうことは、成績証明書をみればわかります。したがってこの書類はそんなことを聞いているわけではないのです。
ちなみに私の場合、最初に「概観」として「ペーパー試験レベルでの大学側の評価は、成績証明書に記載されている通りである」と1行書いただけで(笑)、後は、大学時代にやったことを志望理由書のキャッチフレーズとターニングポイントにリンクさせて書きました。
ありきたりですが、書いたステートメントは、提出する前に他の友人などに読んでもらいましょう。
読んだ人が最後まで一気に読んでくれるようなものなら、上出来です。
私のステートメントも友人に読んでもらいましたが、「読んでて、面白い!」という評価をもらいましたので、まあ、こんなもんなんでしょう。
以上がステートメントを書く上でのアドバイスです。
「何だそんなことか?」と思われるかもしれませんが、実際やってみるとキツイですよ(^^)
明日は、小論文編です。
お楽しみに(^_-)
こうして見ると懐かしいですね(^^)
私のステートメントを具体的に説明していこうかとも考えましたが、やめました。私のプライバシーがなくなりますし、何より、皆さんと私は全く違う人間であり、生きてきたバックグラウンドも違いますから。
ちなみに九大ローに入学して驚いたのは、一人として似たようなキャラの学生がいないことです。それぞれが独自の個性を持っています。
多様な人材を集めるというのがロー制度の理念のひとつなら、見事としかいいようがないくらい多様です。
前置きはともかく早速やっちまいましょう。
私の場合、手書きではなくワープロ(当時はネット専用のパソコンしか持ってなかった)で作成しました。皆さんも手書きよりは何度も校正可能なワープロソフトの利用をお勧めします。もう何回、書き直すかわからない書類ですからね。
<志望理由書について>
志望理由書を書く前に、頭に叩き込んでおいてもらいたいことがあります。
それは、法科大学院入試は、「就職活動」だということです。
皆さんは、法曹実務家という職業人になるためにロースクールに入るのです。よく勘違いされている方がいますが、新司法試験に合格するために行くわけじゃありません。新司法試験合格は、いわば運転免許みたいなもので、ロースクールは教習所のようなもの。合格率云々の報道が盛んになされていますが、志望理由書を書く上で、新司法試験合格は当然の前提なのです。やれ「ローに行っても合格率は何割しかないから…」とかいう迷いは、一切捨ててください。
その上で志望理由書を書いていきます。
皆さんは、最低限、大学を卒業されて来るわけですから、もう22年以上は自分の人生を過ごされているはずです。そんな中で法科大学院を志望する…ではなく法曹実務家を志望するなら、当然、そのきっかけ、ターニングポイントがあったはずです。そして自分が法曹になったときのイメージというものも確実にあるはずなんです。
ないわけはありません。
まず、そのイメージをキャッチフレーズのような形で簡単な言葉にしてみてください。
そして自分が生きてきた中で、法曹を目指すターニングポイントになったことから書いていきます。書くときは、自分のキャッチフレーズを意識しながら、そのターニングポイントを徹底的に掘り下げていってください。
最後にキャッチフレーズとターニングポイントが見事にリンクすれば、志望理由書の9割は完成です。
後は何度も校正しながら加筆修正していくだけです。
社会人だろうが学生だろうが司法試験受験生であろうが、以上のやり方は変わりません。
また志望理由書は、他のステートメントである社会活動報告書、職業経験報告書、学部等成績報告書の総論的なものとなります。コンテンツのような役割も果たします。つまり、他のステートメントでは志望理由書と関係ないことは書く必要はないんです。
<社会活動報告書・職業経験報告書>
すでに書いたとおり、志望理由書のキャッチフレーズとターニングポイントにリンクさせながら書いていきます。志望理由書が総論なら、これらは各論になります。構成は、各自で工夫して考えていただくしかありません。
<学部等成績報告書>
私のように卒業後、10年くらい経った社会人だろうが、この書類は書かなければなりません。ただ一番書くことを勘違いしやすい書類でもあります。
あなたが大学時代、どの科目でA評価だったとか優だったとかいうことは、成績証明書をみればわかります。したがってこの書類はそんなことを聞いているわけではないのです。
ちなみに私の場合、最初に「概観」として「ペーパー試験レベルでの大学側の評価は、成績証明書に記載されている通りである」と1行書いただけで(笑)、後は、大学時代にやったことを志望理由書のキャッチフレーズとターニングポイントにリンクさせて書きました。
ありきたりですが、書いたステートメントは、提出する前に他の友人などに読んでもらいましょう。
読んだ人が最後まで一気に読んでくれるようなものなら、上出来です。
私のステートメントも友人に読んでもらいましたが、「読んでて、面白い!」という評価をもらいましたので、まあ、こんなもんなんでしょう。
以上がステートメントを書く上でのアドバイスです。
「何だそんなことか?」と思われるかもしれませんが、実際やってみるとキツイですよ(^^)
明日は、小論文編です。
お楽しみに(^_-)