室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

MY FUNNY VALENTINE①

2007年01月28日 | スタンダードリスト
MY FUNNY VALENTINEの参考音源です。
作曲はRICHARD ROGERS
一般的なキーはCm
( )はキーです。

写真上段左から
☆UNDERCURRENT/BILL EVANS&JIM HALL(Cm)
 '62年の録音。とにかく名演で、書くべきコメントなんか無いが、
 エバンス氏のソロの後ろ、
 伴奏のホール氏のハーモナイズドベースラインが
 特に印象的だという人々が多いようだ。鬼スウィンギー。
 まだ聴いていない!という人は
 是非、耳を通されることをオススメします。
☆GRANTSTAND/GRANT GREEN(Cm)
 '61年の録音。エバンス氏とホール氏のデュオとは
 打って変わってフルートやオルガンもありのマッタリとした演奏。
☆DOUG RANEY TRIO/DOUG RANEY(Cm)
 '85年の録音。ギタートリオ。
 言い方は正しくないかもしれないが、
 ‘ジャズギターの良心’的なプレイをする人なので氏のテイクは
 どれも参考になると思う。 
写真下段左から
☆RARE BIRDS/MICK GOODRICK JOE DIORIO(Cm)
 '93年の録音。ギターデュオ。
 美しく、程よい緊張感。
 オシリの穴がキュッ!と引き締まるような演奏(失敬)
☆MOONLIGHT IN VERMONT
 /THE JOHNNY SMITH QUINTET(Gm)
 ギターパートはオーバーダブによるテイク。

つづく…

CHELSEA BRIDGE

2007年01月24日 | スタンダードリスト
CHELSEA BRIDGEの参考音源です。
作曲はBILLY STRAYHORN
一般的なキーはDb
( )はキーです。

写真上段CD左から
☆THE KICKER
 /JOE HENDERSON【ts】 SEXTET(Db)
 '67年の録音。◎。
☆LIVE IN TOKYO/JIM HALL(Db)
 '76年のライブ録音。ギタートリオ。
 ‘PRELUDE TO A KISS'の引用なんかもありつつ…

写真下段アナログ盤
☆STOLEN MOMENTS
 /JIMMY RANEY&DOUG RANEY(Db)
 '79年の録音。
 ジミーレイニーは30歳代前半から耳の不調に悩まされはじめ、
 結局、メニエール病 (内耳の病気
 ‐めまいに伴う難聴と耳鳴りの発作を度々起こす等の症状。)
 だったらしいが、勿論、そんなことは微塵も感じさせない◎な演奏です。
 皆さんも健康には御留意を。

FALLING IN LOVE WITH LOVE

2007年01月19日 | スタンダードリスト
FALLING IN LOVE WITH LOVEの参考音源です。
作曲はRICHARD RODGERS
( )はキーです。

写真上段左から
☆DIG IN/ULF WAKENIUS(Bb)
 '95年録音。スウェーデン出身のプレイヤー。
 メセニー氏の影響も感じさせつつ、素晴らしい演奏です。
☆FAR WES/WES MONTGOMERY(Db→D→Eb)
 '59年録音。
 通常1コーラス32小節を36小節で。
 ピアノのみルバートでテーマ、続いてウエスのソロ、共にDbキー、
 最後のコーラスは
 前半サックス、Dキー、
 後半ウエス、Ebキーと
 半音づつ上降して転調。
☆HELEN MERRILL【vo】(F)
 '54年録音。
 クリフォードブラウンとの共演作。
 ギターはバリーガルブレイス。

写真中段アナログ盤左から
☆CATCH ME!/JOE PASS(C)
 '63年録音。やっぱ名演です!
☆STANDERS LIVE/KEITH JARRETT【p】(F) 
 '85年録音。
 キースの‘んナ~!’‘てぃリイイイイ~♪’‘グぅは~∽’‘あ゛~♭’
 というオタケビに気を取られ過ぎないよう御注意! 
写真下段アナログ盤
☆PORTRAIT OF SHEILA
 /SHEILA JORDAN【vo】(F→Gb)
 '62年録音。
 2コーラス目から半音上に転調。
 これもギターはバリーガルブレイス。

ANGEL EYES

2007年01月12日 | スタンダードリスト
ANGEL EYESの参考音源です。
作曲はEARL BRENT
( )はキ―です。

写真上段CD左から
☆BLUES-THE COMMON GROUND
 /KENNY BURRELL(Cm)
 '67年の録音。ビッグバンドとの演奏、ドンセベスキー編曲。
 何回も聴きたくなるテイクです。
☆GLAD TO BE UNHAPPY
 /PAUL DESMOND【as】(Ebm)
 '64年の録音。ギターはジムホール。
 ソロも取っています。相変わらず冴えています。
 写真は
 THE COMPLETE PAUL DESMOND
 RCA VICTOR RECORDINGS
 FEATURING JIM HALL
☆STRANGERS IN THE NIGHT
 /JOE BECK TRIO(Am)
 '99年の録音。これも素晴らしい。
 特にテーマのハーモナイズ、コードソロ等を参考にしたい方はどうぞ。
写真下段CD左から
☆THE POLL WINNERS RIDE AGAIN!
 /BARNEY KESSEL
 W/SHELLY MANNE&RAY BROWN(Am)
 '58年の録音。
 ケッセル氏の無伴奏テーマ、
 途中ブリッジからドラムス、ベースが入ります。 
☆TWO FOR THE ROAD/HERB ELLIS/JOE PASS(Am)
 '74年の録音。巨匠お二人のデュオです。
☆TILL WE HAVE FACES/GARY THOMAS(Cm)
 ハイテンションな演奏。
 ギターはパットメセニー。
 ソロ1コーラス、フィルなどディストーションでプレイ。
 きっと、いつものクシャミが出そうな顔で弾いていたのだろう。
写真アナログ盤左から
☆LIVE!/JIM HALL(Am)
 '75年の録音。ギタートリオ。
 モチーフの発展させ方をはじめ、
 思わず正座をしてしまうようなポイントがあちこちに…
☆FOUR FRESHMEN AND FIVE TROMBONES(Abm)
 '55年の録音。
 たまにはジャズコーラスを、ってローランドじゃないよ。
 バックは、タイトルにもあるトロンボーン以外に
 ギターのバーニーケッセル等。

BERNIE'S TUNE

2007年01月07日 | スタンダードリスト
BERNIE'S TUNEの参考音源です。
作曲はBERNIE MILLER
一般的なキーはDm
( )はキ―です。

ジェリーマリガンとチェットベイカーのテイクが、
よく知られるきっかけになったようです。

写真上段CD左
☆RED NORVO【vibes】TRIO
 WITH JIMMY RANEY/RED MITCHELL(Dm)
 '54年の録音。
写真上段CD右 
☆THE COMPLETE WORKS
 /TONY FRUSCELLA【tp】(Dm)
 '53年、ライブ録音。
写真下段アナログ盤
☆STRINGS&SWINGS/JIMMY RANEY(Dm)
 '69年、これもライブ録音。

それから、JIMMY RANEYの‘A'というアルバム、
一曲目の‘MINOR'という曲は‘BERNIE'S TUNE’の
コントラファクトです。

コントラファクトについては、また書くこともあるかもしれませんが、
簡潔に言うと、
ある曲のハーモニーをベースに、異なるメロディーを作曲したもの
等を言います。