室賀ジャズギター研究室

実技・理論の総合レッスン

個人レッスンのジャズギター教室

練習時間の分割

2005年11月15日 | 練習・アドバイス
現在、練習している課題に集中している間に、
前に覚えたフレーズ、アプローチ等を忘れてしまったという経験は
頻繁に起こり得る事だと思われます。
この種の事柄で悩まれた場合は練習時間の分割をお勧めします。
人によって1日中練習できる方と時間が限られてしまう方と
個人差はあると思うのですが、
時間数に関わらず、
現在の課題と今までのリビューという具合に分けると、
覚えては忘れ、イライラするという状態は防ぎやすくなると思います。
リビューは楽器歴が長くなるにつれ膨大な量になってくるので、
時間数が限られている場合は特に、
上手にコンパクト化する事がポイントになってきます。
もう1点重要なのは、
メインの練習以外に
いかにルーティーンの練習を組むかという事でしょうか。
レベルに関わらず重要な課題、
チューニングから始まり、4beat, 8th noteのチェック等です。
必ずしも長い時間を取る必要は無く、
ウォーミングアップとして、しかし必ず行うという類の練習です。
チューニングは実際のステージ以外、練習の際には、
耳のトレーニングのためにもメーターを使わずに行う事をお勧めします。
せっかくヒップなフレーズを弾いているのに
チューニングがあまいというケースを意外な程多く見かけるので、
たかがチューニングと思わず大事にして下さい。
4beatの刻み、8th note等は既に安定している人でも
ちょっとした事でバランスが崩れるので、
やはり毎日のチェックの対象かと思われます。
プラス、これら、刻み、8分等、常についてまわる事は、
毎日のトレーニングに組み込む事により、
いわゆる‘ネンキが入る’とか‘シブクなる’もとになるかと思います。
練習の仕方は勿論、人それぞれで、
‘こうでなくては’というものではありません。
自由に考えて頂き、
少しでも参考になる事があったら取り入れてみて下さい。