虚空見つ国・・・終わりなき物語

遥か古代からの遺伝的エトランゼ。
一人だけの幻想国開拓日記。

大道すたれて仁義あり

2017年02月20日 | 語りつぎ・・・六次元講義
三田さんという人は、よく天下国家のことを語る人だったらしい。ああいう特異な才を持つ人は、宇宙即我であるし、宇宙のど真ん中に御鎮座出来る人だから自然そうなると思う。『霊感』を読んでいても、その大半は修行のことではなく、健造先生言われるところの四つの窓から見た世界的な話である。

「今の人間は大抵三角頭じゃからのう」と先生は仰っていたが、その四角か円径かの人の話が、老子を引いて「大道すたれて仁義あり」を書かれていた。中国に偉人が沢山誕生したのは、中国がそれほど歪な世の中だったのだと、孔子だったかどなただったかが、その頃すでに仰っていたらしいが、吉本さんが、一番住みよい世の中というのは法のない世の中なのだと言われていたことを思い出す。まこと、次から次に法を作らねばならない世の中。法でがんじがらめの世の中というのは息がつまる。浅い呼吸しかできないものは三田さんでなくても、自分にあった人の呼吸法を取り入れるのが良いと思う。
生の基本は呼吸にあるらしい。寿命も呼吸数で決ると何かの書にあった。
人生では迷ったら基本に立ち帰る。

基本と言うことで思い出した。
ついこの間、料理研究家の土井何とかさんという人が、一汁一菜ということを言われていた。
多忙な日々なのに、毎日毎晩の料理に苦心惨憺するよりは、汁物は残り物でいいから色んな具材を入れて造るように心がけ、余裕がある日にはもう一品足すなどの工夫で十分だという話。料理も基本に立ち帰るほうが幸せに生きられるという話で、なかなかにいいことを仰っていた。
私なんぞ意味はない、食べることが苦手だったから、幼少時より今もずっと、私だけは、一汁、漬物、気が向けば一品の生活である。人はおかしいというが、体普通。頭普通。なんら問題ない。


今日は春一番が吹いて外に出られないからちょっと書くのが長い。長いついでに気になっていることを一つ。

もう何年来と、いじめを苦にして若くして死んだという人のニュースがよくある。
私はそれを見ると、当事者やご家族には申しわけないけれども、たとえ啓蒙の為でも、私ならいじめた者のためになんか死んでたまるかいと思うのである。
自殺する権利というか自由というか、それは他の動植物にない人間特有のものであるらしい。
その折角の自由を、そんな者のために使ってはたまらない。たとえ啓蒙の為にでも。

生き様と言い、死に様という。生きがいと言い、死にがいという。
若かろうと年寄りだろうと、要は『志』の話である。
人は何のために生き、何のために死ぬのか?
『志』の為に生き、『志』の為に死ぬなら、それはそれでいいと思えるが・・・

勉強で一番になるとか、スポーツ大会で優勝するとか、大勢と仲良くなるとか、そういうのは目標であって『志』ではない。目標と志が同義語ではないだろう。
大人たちの多くが『志』というものを持たない世に、親の、大人の背中を見て育つ子供たちもまた、自然その『志』というものを深く考えることなく生きているのだ。
嘘か真実かは知らねども、龍馬は前かがみに死んだという。道半ばで死ぬものは決して仰向けには死なないという思想も大切だと思ったりする。

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大祓詞を踊り謡う

2017年02月10日 | 約束の地
一願成就日室岳


あのトイレの壁に円応経のポスターを貼ったのは誰なんだろう?
円応経なんてしばらく忘れていて懐かしく思った。
鍼の大先生の奥様が、円応経のことを仰っていたのは、どういう話の流れからだったか、
それも忘れてしまった。
あの頃は大本の話なんかもよくしていたから、
もしかしたら元伊勢に行った話から・・・・だったか。

遅れて行った元伊勢で、三人組と行く先々で出会った。
最初は外宮で。次に猿田彦で。それから内宮で。最後に天の岩戸で。
当たり前といえば当たり前の順序ではあるが、
あの三人に会う為に、あの日は遅らされたような気がしたもんだった。
それくらい、あの祝詞はよくて、外宮では見入り、聞き入りしてしまった。

踊りながら謡って、
謡いながら踊って。

♪天の磐座放ち~
  天の八重雲を伊頭の千別に千別て~

私はあのメロディをまだ覚えていて、、、ノートに音符を書きとめようかとよく思った。
私はあの人達を大本の人たちだとは思わず、
なぜかしら勝手に円応経の人達だと思ったのだったが、
さて、あの人達は円応経の人たちなんだろうか?
そうだとしたらものすごく面白いめぐり合わせだ。



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