虚空見つ国・・・終わりなき物語

遥か古代からの遺伝的エトランゼ。
一人だけの幻想国開拓日記。

神秘の岩石を探して

2012年05月27日 | 石ころ拾い
錕。
コンと読む。
訓読みではヒヒイロガネというらしい。
日の下がまた比だからヒヒ。
ヒヒ色とは、日(陽?火?)と比べ<赤きこと朱の如し>なんだそうだ。
古来日本では、金をコガネ、銀をシロガネと呼んだように、カネ、ガネは金属の呼び名で、ゆえに古代日本に錕なるものがあったから、その漢字があるのだと好事家は言う。

ヒヒイロガネとオリハルコンは同じものだという人達がいる。
オリハルコンとは合金の名である。神殿その他ずいぶ多量に使用していたという、まことしやかな話もあり、片やヒヒイロガネは原石の名だから、元もとの成分は同じだとしても正しくは同じとはいえない。
しかし採掘をしたというものではなさそうで、隕石という説は正しいような気がするが、隕石ならば、アトランティスには随分沢山の量が降ってきたものと思われる。
片やヒヒイロガネはその存在を認めた学者なく、それと認めた好事家でも、僅かの何キロか何十キロかしか見たことがないのだから、全く同じものだとしても、似たような隕石だとしても、空から降って来た量は段違いだったということになる。

まーなんにせよ、ヒヒイロガネは、金より軽く、鉄よりも柔らかく、合金にすると白金より固くなること、量が全く確保できないことなどから、相当重要なものにしか使われなかったーー祭祀関係だけか?そこから三種の神器のお鏡、神剣説も出てくる。
そういう幻の金属で出来たものだからこそ、皇位継承の印としての三種の神器の存在が意味を成す、というわけだ。


私は、酒井勝軍が日本で一等最初に行ったという帝釈峡近くの山奥の、軍部によって破壊されてしまいはしたが、あの巨岩群跡に行ってみたかったし、なによりピラミッドには思いいれがあったから酒井勝軍の本を買って読んではみたが、元もとのものは入手し難く、八幡のものは復刻でも復元版だから読み辛く、それで随分読み飛ばしてしまった部分が多かったのだろう、今頃になって別の人の書で、そのヒヒイロガネが生駒山にもあることを知った。その書物も昭和50年代のもので、日本はあれからあと経済成長の絶頂期を迎えたわけだからそれはいかにも遅すぎるが・・・・生駒なのだ。
ヒヒイロガネは一等最初にみつかったのが飛騨で、次も飛騨で、その後は東北でも見つかっているが・・・生駒だよ!
神都生駒。ニギハヤヒ様の哮が峰の続き。
これは行かずばなりますまい?


そういうわけで、生駒を少しばかり歩いてきた。
数々の巨岩群も昨日はそっちのけでただひたすらヒヒイロガネ探し。
しかし遊園地そばの八大龍王なんてインチキだね。
ありそうもない。気味が悪いし、巨岩もあちこちずさんな扱いで見る影もない。
あんなの見るくらいなら、<いこまかんなび>さんのHPを見ているほうがよほどいい。
いいHPですよ。

というわけで、何十年ぶりかで訪れた遊園地をしばし眺むる。




ところで、私と同じ目的だったのかどうか、ハンマーにタガネ持ったハイカーもどきの一人がハンマーを振るっていた場所があって・・・それがどうにも気になって、
遊園地からバックした。
生駒スカイラインは二年ぶりだが、二年前は700円だったような気がしたが、今回は1300円も取られた。バックは1900円。
近鉄さん、それはなんぼなんでも高すぎるだろ?1300円も払ったのだから、がらんがらんのスカイライン、好きに走ろうぜ!っていうので気になった所まで行った。

そこから坂道歩くこと三十分。

\(^o^)/

ヒヒイロガネらしきものが見つかったのではない。
なんという・・・\(◎o◎)/
☆*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°★:*:・°☆:*:・°


こんな山の中にこんな処があったとは!
私は弘法大師空海か役の行者にでもなった気分。
神感寺。
真言宗。元は古寺。
ヒヒイロガネはこういう地にこそふさわしいと思うが?

その前に調べ事。今度は巨岩群も見てみよう。
霊能者はよく岩の飛ぶ夢を見る。
その夢に多くの者が天の岩戸を考える。
私は山上の巨岩群はどこのものも皆、空から降ってきたものを寄せ集めたか、空から運んだかと思っている。

いつかゆっくり鳴川千光寺越えをやってみよう。


写真うまく撮れなかったが・・・・











※勘違いしていたが、ヒヒイロガネというのは合金の名であるらしい。



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予感

2012年05月23日 | 語りつぎ・・・六次元講義
円滑現象の起きる予感。

一昨日くらいから。
今回はなぜか あまり躊躇することなく月報を読む気になった。
そこで青森講習会のことを三浦さんが書いていて・・・
佐藤さんも書いていて。そこでなぜともなくそんな気になった。
精神統一する気分に二年ぶりになっている。
また毎日坐れるような気がしている。



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年一 弥勒様への道

2012年05月20日 | 約束の地


これはどうも今まで思ったこともなかったが宿坊だと主人が言う。



奥のほうの宿坊らしき建物は取り壊されていた。
そこの前でみろく教主と話をしたのは二年前だったか。
奥様とはもっと前。
相変わらずいい所だ。
宗教というならこういうところがいい。

綺麗に手入れされた山へ続く道からは、あの 
やまとしうるわし
を思わせる幾重もの山並みが見渡せるに違いない。



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薔薇の花は赤かった

2012年05月17日 | Weblog



誰の詩だったっけ?小説だったかな?ガルシンとか・・・高橋睦郎訳とか・・・
ちっとも思い出せない。。。

久しぶりに実家に帰ると門の赤いつる薔薇だけが見事に真っ赤に咲いていた。
この頃はお屋敷の管理人さんが替わって、いつも森の木を手入れしてくれるから日当たりがよくなったのだ。

あの薔薇は、子供を少時間だけ預けていた所の傍のガレージに咲いていたものの新芽を一つ貰って、大切に日陰で育てたのだ。二十五年にはなるのかな?

けれど、家はまるで森だった。
少し帰らなかっただけで、裏庭では林の中を歩いている気分だった。
あ~男の人に、私が大切にしてきた庭木の世話は無理なのか~と思ってしまった。
主はいても、主のいないような家。
昔、あそこにあったのは鳥が巣をつくっていた大きなヒマラヤ杉で、庭師に剪定してもらっていたのは、あれを枯らして何も言わずに集金にきた・・あの年までだった。
以後は全部自分でやっていたものを、今更あんな大きな木もない庭に来てもらう気にもなれない。

二時間か三時間か、木を剪定しながら、メチャッコと遊ぶ。
メチャッコは野良猫のせいで、今はもう外では遊ばない。
さみしそうだ。
この家と一緒かな?
人がすまないと家は寂れていく。
さみしいね。

ここいらは森の中も同じなのだから、家に森はいらないと思うが・・・
主のいていないような家はやたらと淋しいね。

薔薇の花だけが赤かった。





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田植え終わり

2012年05月14日 | 約束の地
以前はGWも過ぎてニ三週も経つと、もっと竹の背丈が伸びていたもんだが、流石に四年も五年も手入れしていると、草原らしくというか、棚田らしくというか、そういう風情に近付いて来た。

わらびは本当はもっとあるはずなんだけど、上の方から来た人達がどんどん盗っていくらしい。ここいらのわらびもだんだん有名になって来たとか。
荒れ果てた時の山じゃなし、あまり有名になって綺麗に手入れされたここに沢山の泥棒さんみたいな人達が来てくれても、それはちっとも嬉しくはない話。

でも五月は良いね~。
カメラ持たずに来たのが残念なくらい緑が艶やか。

Yさんと話をするに、もう先週田植え終わったんだとか。
ここの田植えは本当に早い!
わらびをママさんに届けようとして店の前まで行って、そこで日曜は午後からは休みだったことを思い出した。
長く行かない間に定休日も忘れてしまっていた。

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馬鈴薯の・・・

2012年05月06日 | 約束の地
馬鈴薯の 

  うす紫の 花に降る・・・



馬鈴薯というのは 花がなくても 出来るのだろうか?
大根は葉っぱが少々食べられても、出来は悪くとも、一応は出来る。
花は大根が終わってから咲くから、花は関係なさそうだ。
でもジャガイモは、花が一つの目安だからどうなんだろう?

鹿さん?猿さん?猪さん?
葉っぱ おいしいですか?

わらびは今日は思ったより少なく。
そりゃそうだ。人の整備した畑に大きな鎌持って入る人もいるのだもの。
私、田舎の人は素朴だってこと あまり信じない。
結構厚かましいし。
これが自分の畑に誰か入ったのだったらすごく怒るよね。


しかしまー収穫を終えてすぐ帰ったのは正解だった。
物凄い雷雨。
太子宅に寄って、今度は友達にもあげられる。

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美しいって哀しいことよ・・・

2012年05月04日 | Weblog
映画を逆に見ている。

タランチュラの少年時代。
自転車の後ろで笑う女の子のこぼれるような白い歯が忘れ難く素敵だった。
タランチュラの最期、メロディにのってのその回想シーン。
自転車の後ろの女の子のその綺麗すぎる笑顔が切なくて涙が出た。
胸にしみる笑顔。

美しきものよ

  永遠であれ。



ずっと気になっていた。
あんなに綺麗に笑える人は今何処?と。

調べたらとうに死んでいた。
二十四歳の若さで首をくくった。
衝撃的だった。

借りやすかったのは「スカーレットレター」で、歌声にひかれた。
スレンダーな彼女。
何回も聞いてみた。
ピアニストになろうと思っていたという彼女にはピアノが似合った。
死にたいような映画。

ピアノを弾く画像があった。
ビョンホンの歌は不味かったが、
ピアノを弾くスレンダーな彼女の指、髪、眼差し、白い服、細いタイ、
清潔感いっぱいで、知的で、ますます好きになった。

それから「火の鳥」を借りた。
本当に二十四歳なのかと思った。
今どきこういう二十四歳がいるのかと思った。
美しすぎる!

それから「ブラザーフッド」を見た。出番が少なくて残念。
どこにでもありそうだから「パンジージャンプ」を借りた。
白いスカーフ。清楚な大学生役が似合った。ビョンホンに勿体無い。
「愛と死をみつめて」
綺麗だ。だけどやっぱりアン・ジェウクに勿体無い。

それで「永遠の片思い」を見た。
なんということもない韓国にありきたりの物語だと思うが泣けた、泣けた。
どうしてかってくらい泣けた。
それはもしかしたらもうこの世にいないから一層泣けたのか?
そうでなくてもこんなに泣けたのか?

あの破られた手紙はソン・イェジンへの告白の手紙だと思ったのは私だけか?

美しい人は美しいまま死ぬ。
それがとても悲しい。
そうね、私の思う実際のイ・ウンジェは火の鳥の貧しくなってからの人に一番近い。
で、やっぱり白夜のあの笑顔が一番いい。
けれど「永遠の片思い」を何回もまわしてはやっぱり泣いている。

  文章になっているかしらん?
  いつもぶっつけ本番で校正もなしの文章。
  ちょっと泣き疲れたかな~。






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目に青葉 

2012年05月03日 | Weblog
美しい季節入り。

若やぐ木々。

鮮やかな緑。

少し忙しくしているまに、庭では躑躅がいっせいに花開いている。
今年はしかし、春近くまで枝を切りまくったせいで、白のカーテンにはならなかった。
あまり切らなかった方だけ色とりどりの花が咲く。

けれど最近はどうもどの家の庭の花もあまり気に入らない。
自然のものに比べて花が多すぎると思うのだ。
野の花は愛らしい。
庭の花は華やかだ。

十幾つだったか、
洋館の咲き乱れていたつる薔薇を、雨に濡れながら手折った夜を思い出す。

   おまえを折るよ 赤い野薔薇

   折るなら刺します



 赤い薔薇を捧げる人は

 愛するあなたでなくっても 誰でもいいと思いのです。


    

   赤い薔薇 野薔薇よ

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