日本は除染が最優先だ

日本の政界特に自民党政治家と統一教会が懇意であることは公然の秘密だった。もちろん私も知っていた。しかし連日明らかになる統一教会の悪質さと自民党議員の繋がりの多さと強さには驚くほかはない。

こんな動画をツイッターで見掛けた。統一教会信者の大学生が韓鶴子に向けて変な踊りで忠誠を誓うもののようだ。これほど洗脳されているのかと衝撃を受けた。動画を見るのは苦痛なのだが、短いので見れる。見て欲しいが、本当に絶望的な気持ちになった。日本は汚染がここまで進んでいるのだ。

カルト宗教に詳しい有田芳生がテレビ（テレビ朝日のモーニングショー）で、以前警視庁の幹部にオウムの次は統一教会を壊滅させるから知りうる限り情報を教えて欲しいと言われて情報を提供したそうだが、統一教会に警察の手が伸びることはなかった。

10年後その警察幹部に訊いたところ「政治の力」で止められたとの答えが返ってきたそうだ。スタジオは静まり返った。「政治の力」とは自民党の力以外あり得ない。統一教会の政界への汚染はそこまで進んでいるのだ。

マスコミも統一教会が怖いから、（朝日新聞記者を殺害した赤報隊事件は統一教会が犯人との説がある。真実味がある話だと思ったが、犯人は未だに捕まっていないので推測の域を出ない。）統一教会に対する報道を控えてきた。暴力で殺されては堪らないし、提訴をちらつかされれば面倒事は避けたくなる。金や女で篭絡されたマスコミ幹部もいるだろうし、広告料を受け取ってもいるだろう。

それで統一教会の問題は水面下に潜ってしまったのだが、安倍晋三暗殺により急浮上した。自民党議員（及び秘書）はブログやフェイスブックなどに統一教会との関わりを書いた記事を消す作業に大忙しだそうだ。一度ネットに上げてしまったものはどこかに魚拓を取られているものだ。消しても隠すことはできない。統一教会と繋がりがある議員は与野党問わず政治生命を絶つしかない。

岸信介は一応反共のためとはいえとんでもないことをしてくれたものだ。カルト宗教の毒が政界、マスコミ、大学、一般国民と回りに回っている。百歩譲って毒を持って毒を制す必要があったとしてもソ連崩壊後に共産主義の脅威は消えたのだから手を切り警察に潰滅させるべきだった。

あるいはオウム真理教の事件の後でも良かった。カルト宗教の危険性を日本中が理解していたから潰滅させる絶好の機会だったのだ。しかし自民党は警察を止めた。カルト宗教統一教会を庇護したのだ。

自民党は沈黙を保っている。マスコミはそのうち報道を止めるだろうし、国民も忘れるだろうと考えているのだ。今だけ凌げればまた統一教会と関係を保つし、選挙にも勝てると考えているのだ。衆議院解散がなければ3年間国政選挙はない。3年間も統一教会のことを話題にし続けるのは難しい。臨時国会も8月5日から3日間しかない。どこまで追及できることか。

日刊ゲンダイの画像だが、これでも自民党主要幹部だけでしかない。与野党含めて統一教会と関係がある国会議員は100人弱もいるそうだ。



失われた30年で国民が経済的に困窮しているから経済最優先を掲げてきた。それは間違いではあるまい。しかしそれ以上にカルト宗教統一教会を「除染」する必要があるようだ。安倍晋三が暗殺されて他に関係が深い議員も国会とマスコミが暴いて政治生命を絶つしかない。

マスコミはテレビは連日報道しているが、新聞は不自然なほど話題を避けている。社説で言及しないのだ。元内閣総理大臣が暗殺されてその原因がカルト宗教統一教会と懇意だったことなのだから社説で言及するのは当然ではないか。しかししていないのだ。だから新聞に価値はないし、カルト宗教統一教会との繋がりを疑われるのだ。実際新聞と統一教会はどの程度かはわからないが関係はゼロではあるまい。

統一教会の日本汚染がこれほどとは思ってもいなかった。経済と平行で除染を進めて欲しいが、無理なら除染が最優先だ。統一教会に汚染されていては誇張ではなく國が滅ぶ。

安倍晋三を未だに庇うネトウヨ、安倍晋三信者の目も覚まさせてやりたいと考えている。自分が沼に堕ちてはしょうがないので深入りするつもりはないが。