総選挙終盤情勢比較

総選挙中盤情勢比較 - 面白く、そして下らない

の続きになる。マスコミによる総選挙の終盤情勢を比較する。

読売新聞と日経新聞と共同通信の終盤情勢分析を比較する。産経新聞も終盤情勢を出しているのだが、前回の総選挙中盤情勢比較で対象にしたので今回は除く。

また明日になれば朝日新聞と毎日新聞も終盤情勢を出すかもしれないが、投票日の直前日に終盤情勢比較を出すのはあまり意味がないと思うので今日やることにした。

日経新聞の記事は有料記事なので今月は無料分を読みきってしまったので無料部分しか読めていないのだが。

自民党は総選挙が終盤になるにつれ野党に追い上げられる選挙区が増えてきたようだ。そのため自民党単独過半数維持は微妙かもしれない。

読売新聞の終盤情勢分析では自民党と公明党で「安定多数」を窺い、共同通信の終盤情勢分析では自民党と公明党で「絶対安定多数」を窺うとしている。

共同通信の方が自民党が議席を維持すると分析をしているのだ。

岸田文雄は「与党で過半数」を勝敗ラインと繰り返しているが、複数の自民党幹部によればそれは最低ラインであり、自民党で単独過半数を維持できなければ政局になるかもしれないと語っている。

安倍晋三と菅義偉の負の遺産を引き継いで総選挙に挑まなければならない岸田文雄に責任はないとの見方もあるが、菅義偉を代えて「勝てる総理総裁」として選ばれたのが岸田文雄だ。勝てなければ責任問題となろう。1年後には参院選があるのだ。

自民党は比例では70議席を窺うというのは少し驚く。選挙区では苦戦していても比例で自民党と書く国民は多いわけだ。確かに自民党の政党支持率は高いのだ。これは自民党総裁選のメディアジャックの効果かもしれない。国民は安倍晋三と菅義偉の悪政を忘れてしまったのだろうか。

マスコミの情勢分析によれば序盤情勢から政権交代はあり得ないようだ。まああの政党支持率では当然かもしれない。自民党は50%に届くものがあり、立憲民主党は10%程度。とても政権交代は起こり得ない。

自民党が悪政でも民主党政権の「悪夢」を覚えている以上立憲民主党には入れる気になれない国民が多いわけだ。私は消費税を減税するだけでも野党勢力に政権交代する価値はあると思うのだが。

それに総選挙ですべてが終わるわけではない。繰り返すが1年後には参院選もあるのだ。岸田文雄が悪政をすればねじれ国会になるだろう。岸田文雄も降ろされるかもしれないが、自民党総裁選によるメディアジャックも立て続けでは効果があるまい。

期日前投票で投票を済ませた人もいるだろうが、31日の投票日は忘れずに投票して欲しい。10分もあれば投票できるのだから。投票に意味がないということは決してないのだ。


（参考サイト）

自民の単独過半数維持は微妙、立民が議席増・維新は勢い保つ…読売・衆院選終盤情勢 : 衆院選 : 選挙・世論調査

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読売新聞オンライン

 

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