政治家「又市征治」という男

元政治記者の私が最も興味を持った政治家、それが又市征治だった。その知られざる人物像に迫る。

小泉の逃げ、安倍の登場

2007年07月25日 | Weblog
 平成18年6月に又市征治が仕掛けた4野党共闘は「小泉包囲網」と呼ばれた。4党は緊急アピールを採択し、ただちに与野党党首会談を与党側に申し入れた。米軍再編と、その費用の3兆円が日本側の負担になるということについて、政府は何の説明もせず国会から逃げ出した。又市は包囲網を作り、これを追い詰めようとしたのだ。

 当時の首相、小泉純一郎は困り果てたようである。
 小泉はアメリカ訪問を控えていた。もし与野党会談に応じてボロを出せば、ブッシュ大統領も良い顔をしないだろう。もともと説明したくないから、数々の法案を積み残したまま国会も会期中に終わらせたのだ。

 小泉はひたすら逃げまわる道を選び、与野党会談を拒み続けたのだ。理由は「訪米の準備で忙しく…」というものだった。一国の総理が外国を訪れるのに、自分で何日もかけて旅支度をするなどありえない。とにかく逃げまわったのである。

 結局、小泉は「卒業旅行」と呼ばれた外遊を繰り返し、9月に総理総裁を降りた。結局、最後は逃げまわってばかりだった小泉が退陣し、自民党の新総裁に選ばれた安倍晋三が総理大臣に就任する。
 安倍は、その任期中(5年以内)の憲法改正を掲げていた。又市は、他の野党と連携しての全面対決を決意していた。
(敬称略)

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