かけるびと

愛犬とともに法律家を目指す!

進路に向かってかける(第2回目)

2009-03-10 22:10:17 | 受験・学校

皆さんこんにちは。

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少し冷たい雨が降ったりしますが、気温は真冬に比べれば

かなり暖かくなりました。

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もう春はすぐ足もとまで来ていそうですね。

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高校3年生等、青春まっただ中の若人は自分の

将来に向かって羽ばたく時期ですね。

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特に高校2年生等で大学受験を志す方々は来年はいよいよ自分の人生最大(?)

の壁のひとつが立ちはだかるわけです。

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目標とする自分の夢に向かって、やりたい勉強ができる学部、大学を見定め、

合格できるよう悔いのない勉強をしてください。

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かけるびとは、大学時代に大学の授業に失望し、

自分の将来の夢も見いだせないまま、JAZZ,麻雀、酒、バイトに

溺れる日々を過ごしていました。

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これらは決して自慢できることではないですが、

それでも社会人として社会に放りだされる前の

修行ととらえれば、結構自分の貴重な財産と思えています。

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大学の授業にも出ず、自己流勉強でそれなりに大学生らしい

「落第しない」成績をとっていましたが、かけるびとの人生にとって

とても貴重なものになっています。

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毎日東京銀座で深夜1時まで水商売のバイトをしていましたが、

このバイト先で同僚になった方々のバックボーンの多彩さに

驚きました。

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「画家になる」

「日本一のバーテンダーになる」

「高級クラブのホステスで身を立てた」

「どんな手段でもいいからお金持ちになりたい」

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こんな人たちと朝まで酒を飲んで親交を深めるにつけ、

大学の友人とはまた全く別世界の自分の世界を持つことができ

ました。

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こういうこともありますが、やはり日本だけでなく、世界でもそうですが

学校で勉強した経験とその学校で出会った友人との関係

を良好に保つことがとても自分の財産になるものだと痛感しています。

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それでも皆さんご存じのとおり、これまでの一流大学を出て一流企業(有名企業)に就職すれば、自分の人生は安泰であるとの価値観は時代の変化とともに

変わってしまいました。

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大学などに行かなくてもインターネット起業で「大金持ち」、毎日パソコンで株取引で1日100万円稼いでいます。

こうした嘘のような方が実在することも事実で、数え切れないほどいるようです。

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そういう時代を迎えていますけれでも、やはり

社会で人の役に立つ有意義ある仕事をして

安定してみずみずしい人生を送っている人は、「資格」

を持った人だと痛感します。

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大企業や有名企業に勤めることが、絶対的な価値観

にはなっていません。

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なぜなら、大企業や有名企業に就職すること、その大企業の新人採用の際の採用基準が不合理なことが多いからです。

上述の「資格」の保有が絶対条件ではなく、なんとなく人懐っこそうで場の雰囲気が明るくなる

、イケメンだから取引先に好感情を持ってもらえる。といったことで採用と不採用が決まることが多々あるのです。

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それでも、そういった大企業(有名企業)の採用条件をクリアして採用されても、

昭和30年代から日本の戦後復興を支えてきた「終身雇用」「年功序列賃金」が

崩壊している時代なので、こうした企業も、一旦ピンチに陥ると戦力にならない社員のクビを平気で切る時代になってしまいました。

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だからこそ、国家資格、所謂(いわゆる)「士業」や医師、薬剤師などの専門職への志向が

極端に強くなっている時代を反映していますが、

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今後の云十年の日本で生き抜くためには

こうした「誰からも奪うことのできない自分の知識・ノウハウ」に立脚した

職業が日本人にとって必要ではないかと感じています。

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それでも、一般の会社員(サラリーマン)の世界でも結構勉強になりますから

一度は経験することはお勧めしますが、この会社員(サラリーマン)生活(特に民間企業、トヨタも例外ではありません)に自分の人生を全て託すことは危険ですからやめておいた方がいいでしょう。

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こうした民間企業でも「尊敬に値する人」と巡り合う可能性はありますが、かけるびとの経験でいうと「極めてまれです。→10年勤めて1人いない」

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ところが、かけるびとは世間でいう超一流企業から政府系企業に転職したところ、「出会う人の10人に一人は尊敬できる人」という印象を持っています。

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たとえ、世界的有名企業であっても、そこに働く人々の底音は、「あきれるほど低い次元の自己保身です。」

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ましてや、こうした一流企業(有名企業)に運よく潜り込めた2流、3流大学出身者に多いですし、会社に貢献できる仕事は全くできていません。それでも、志の高い社員と同じ給料をもらい、自分の所属する会社の自慢をキャバクラでする程度の侮蔑すべき人間です。

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かけるびとは、上述の実態をいやというほどみてきました。

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今後30年のうちに、日本が戦争に巻き込まれる可能性は低くありません。

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それゆえ、自分の価値を高める努力を高校生、大学生、いや、社会人になっても忘れてほしくないと思っています。

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では、また。


アフリカをかける

2009-03-02 22:07:21 | 受験・学校

皆さんこんにちは。

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2年ぶりに雪が降りましたね。

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日本は温暖湿潤気候で、春夏秋冬の季節が古人から

親しまれて来ました。

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大学受験生はボチボチ結果が出ている頃でしょうか。

来年の大学受験生は「来年は俺の番か/あたしの番か」という心境でしょう。

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何のために「大学に行くのか」なんて野暮なことは置いておきましょう。

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今自分が描く将来の夢を実現するために、勉強したいことができる

大学(学部)へ行きたいのだ。それで今は十分です。

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しかしながら、今は大学を出て民間企業に就職しても、昔のように「終身雇用」「年功序列賃金」ではありませんから、戦力にならない人はクビでしょう。

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(「給料ダウンして子会社に転籍することや、技術者なのに営業職に配置転換された。も実質クビでしょう。)

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かけるびとの経験でいうと、能力のある方に限って民間企業を見限り、転職していく事例をさんざん見てきました。

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特に、一般に大企業(有名企業)と世間でうらやましがられる企業にありがちです。

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むしろ、大学を出て運よくこうした大企業(有名企業)一社に何十年も勤め上げるサラリーマンを見ていると、これといって「どこへ行っても通用する能力」もなく、

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ましてや、こうした「どこへ行っても通用する能力」を磨こうともせず、むしろ現状が安定しているために、こうした能力を磨くことを怠り、

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会社が終われば焼き鳥屋で仕事の愚痴や上司や同僚の悪口でウサを晴らすことしかしてないようです。

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これが通用しなくなったのは、10年くらい前でしょう。

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社会での商品価値がないカナブンという昆虫が障子の張り紙にしがみついているようなあわれさを感じます。

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殺虫剤を吹きかけてもコロリと落ちたと思ったら、下段の障子の枠木にひっかかり、必死で一本の足で落下しまいとしている。(かけるびとの周りにもたくさんいます(私見ですが)。)

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こういった哀れなサラリーマンも雇用は確保されている以上、雨風しのげる部屋で暖かい布団で睡眠をとり、最低限食べていける生活だったらそれほど困ることはないでしょう。

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では、どこへいっても通用する能力とは、何でしょうか。

医者、弁護士、司法書士、税理士、公認会計士、不動産鑑定士、弁理士など所謂「士業」(サムライ業)と称される職業が思いつくものですが、金融の一流トレーダー、学者、研究者及び起業家なども思い浮かびます。

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あっつ、「英語」も大切です。英検2級、TOEICではせめて700点とりたいものです。

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コンビニを運営することも、どこへ行っても通用する能力が必要でしょう。

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(誰にも頼れず、お客様との人間関係を良好に保ち、自分のコンビニの売り上げをあげることが第一ですから)。

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年中24時間無休ですから、サラリーマンのように有給休暇を使って家族で温泉に行くこともできないでしょう。サラリーマンから見ると気楽に見えますが、定期の休日も保証されていないので厳しい業界ですね。

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企業に入ってしまうと、その入った企業内でしか通用しない狭い能力と、人間関係の円滑能力が重宝されます。

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それでも、「人間関係」はどんな職業に就いても大事です。人間関係を良好かつ円滑にする能力を「コミュニケーション能力」といっても過言ではないでしょう。

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寡黙で頑固で、人に媚を売らない職人もかっこいいですが、上記の「コミュニケーション能力」は学業とそれと同じ位に大事なことです。

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話は戻りますが、雨風しのぎ、食べていくのがやっとという生き方がそれほどみじめな生き方なのかというと、そうではないと考えます。

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人間、まずは生きて現にそこに存在することに大いなる意義があるのです。

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下の写真は、

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2003年にアフリカ大陸のマラウイ共和国に仕事でいったときに

出会った子供たちです。

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マラウィはアフリカ大陸の南部地区の細長い国家です。南アフリカ共和国から飛行機で2時間程度の時間で到着します。

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マラウィ共和国については以下のURLで参照してください。(日本の国土の三分の一、人口1千万人です)

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%83%A9%E3%82%A6%E3%82%A4

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ところで、マラウィのこうした子供たちの日常生活には、パソコン、プレイステーション、iPODはおろか、勉強机、冷蔵庫、クーラー、お風呂などとも無縁です。

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それでも、ここで出会った子供たちは、アスファルトのない道路の左右にある広大な空き地を駆け回り、大変幸せそうでした。

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彼らの主食は、「メイズ」といわれる所謂トウモロコシの粉をねって湯通ししたものです。

ホウレンソウに似た野菜もどの家庭の庭でも取れます。だから、餓死者というのはあまりありません。むしろ、洪水により命を落とす、家を流される、畑を壊されるという被害が多く報告されています。

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ここ、マラウィでは飢餓とは無縁でした。

(日本人が抱く一般のアフリカの恵まれない子供というと、餓えて骨と皮になったガリガリの子供というイメージはあるでしょうが)

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それでも、誤解しないでいただきたいのは、ここ、マラウィは決して豊かな国ではなく、国際連合によると世界の最貧国のひとつです。(ひとり1日の生活費は100円以下)

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かけるびとも、4回位マラウィを訪れましたが、こうした水道も電気もガスもない写真のような村にいくと子供たちが珍しがって大歓迎で出迎えてくれます。

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「デジカメ(日本人から見ると旧式ですが)」でこうした陽気な子供たちを撮ってあげて、デジカメの再生機能でその皆の子供たちを再生してあげると、そのデジカメに自分が映っているのをみると子供たちは「うわぁあい」と大はしゃぎで喜び踊り、その喜びを表現します。

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たかが自分の姿がデジカメの再生画像に映った。これが彼らには大変な感動なのです。

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無理もありません。彼らの家には「鏡」なんてないのが普通ですから。

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自分の実像を客観的に自分が認識できるなんて、途方もない感動、興奮、そして喜びなんでしょう。

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かけるびとも、わざわざこのアフリカ大陸の国に観光で来たわけではないので、ここでの仕事も大変でしたが、こうした現地の人たち(特に子供たち)に触れることで、自分の人生観・生活感を振り返ることができた上、自身の心も洗われる思いがしました。

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「粗末でも家で寝られて、食べていくに困らない生活だって」大いに価値のあることなのだ。

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では、また。