ミセスローゼンの道後日記

一献のなかなか来ない木の芽どき

三月十二日
昨夜はサントリー大ホールで、ニックのサンサーンスチェロコンチェルトが聞けて幸運だった。Iida celloも最高に気分よく歌ってくれた。このチェロは、ピアノで言うとベーゼンドルファーみたいな、しっとりと暖かいヨーロッパの夜の灯のような音色が魅力、と私は思っている。そして、どんなチェロからでもカリフォルニアの青空みたいに明るい音色を引き出すのが、ニックの得意技だ。その二つが合わさった音を想像してみて欲しい。幸運と言えば、この物と人との出会いこそ、お互いに幸運だったと思う。
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